象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

意外にも笑えるドストエフスキーの中編小説〜「地下室の手記」(1864)

2024年12月02日 04時44分08秒 | 読書
 某フォロワーの紹介にあった小説だが、大まかな展開としては、遺産相続をしてそれまで勤めてた役人(公務員)の職を辞し、地下室に引きこもった40歳男性による”手記”がメインとなる。 まるで、太宰治の「人間失格」に登場する様なガチの内向性捻(ひね)くれ男だが、”オレは病的人間で意地の悪い醜い人間だし、虫ケラにすらなれない”と嘆く。つまり、敢えて自分を抉(こ . . . 本文を読む