あるブロ友から怒りのコメントを頂いた。以下抜粋です。
日給2千円で勝てるか!
”何だか負けちゃって、いろいろ騒がれてるよ。監督がどうのとか、金属バットの影響とか、選手のエラーとか、佐々木の指の怪我とか。
勿論、勝ちにいってしっかりと準備して、選手の選別も悪くはなかったとは思うけど。メディアはある事ない事、原因を探るよね。
でも現場には全く責任はないと思うのよ。だって、体を張って日の丸を背負って戦ってるんだ。現場を責めてはいけないのよ、絶対に。それでもメディアは、現場にしか目を向けない。
勿論、佐々木の指の怪我がなかったら韓国には勝ってた筈で、決勝ではアメリカだろうから、奥川と佐々木と繋げば優勝できたかもしれない。でもこれも結果論で、誰も佐々木を責められない、コーチも監督も選手も。
日本のメディアは佐々木の評価が落ちたと騒ぐけど、メジャーのスカウトは佐々木にぞっこんよ。ここら辺も、日本と外国のメディアの趣向がはっきりと分かれるんだな。
それに、永田監督ら首脳陣の日給が2千円というのには呆れた。だって高野連は毎年、7億から8億の利益がある訳でしょ?計19日で3万8千円。これなんか日本お得意のブラックボランティアよ。これじゃ、愚痴や言い訳の一つも出る訳だ。
これで勝てって言われても、日の丸を背負う気にもなれない。選手も、こういうお粗末な待遇を薄々知ってたんだろうか。これじゃ勝てる試合も勝てないよな”
大会は理想的だったが?しかし
全く言われる通りだと思う。安倍政権のバラマキは、こういった所にも悪影響と歪みを与えるのか。高野連の黒い腹心が、高校球児の純粋な思いまでも濁らせてしまうのか。
でも、U18杯を見てて、日本の5位という結果は非常に残念だったけど、とても楽しかった。野球の本質がそこにはあった。
ただ、残念な結果と言うだけであれば、私も何も文句はない。所詮、勝負は結果だから。
日本に勝った台湾も韓国もオーストラリアも立派だった。日本も立派だったが、それ以上に彼らは立派だった。
しかし、メディアの掌を返した様な報道には少し疑問を感じた。確かに、佐々木の指の怪我は非常に残念だったし、失望もした。
全ては結果である。だからと言って、彼の評価が下がる筈もない。
ただ、一番驚いたのは、U18ジャパンの首脳陣の待遇だ。”武士は食わねど高楊枝”ではないが、そんなことわざが今の時代通用する筈もない。民主主義社会では、待遇は信頼や信用を表すのだから。
”日給2千円”というの時点で、日本の敗北は決まった様なものだ。いくら”名誉職”とは言え、選手の人選や指導に力が入る筈もない。逆を言えば、日当2千円で5位とは、それこそ出来過ぎじゃないか。
現場は全く悪くない
そういう自分も、これに関してはサイトをググった。
決勝ラウンドの前に初めて夜の街に繰り出し、高級焼肉店で決起集会を行った。選手、首脳陣、スタッフを合わせた40人が、焼き肉を思い切り胃袋に詰め込んだ。2時間近くでお開きとなったが、総額18万円の宴だったという。
宿舎となったホテルの食事が選手の口に合わなかったという報告もある。普段のストレスも相当に溜まってたろう。
”日当2千円”の永田監督も人間だ。負ければ選手たちを怒鳴りつけ、それに対し不満を漏らす選手もいた。
そういう私だって、派遣というブラックな職場で仕事をしてた経験がしばしあるが、待遇が悪いから、仕事も人間関係も物言いもガサツになる。自らのミスを人のせいにするのは、日常茶飯事だった。
人間とはそういう生き物だ。私だって例外じゃない。
”衣食足りて礼節を知る”とは、よく言ったもんだ。誰だって自分を正当に評価して欲しいし、最低限の待遇も敬意も欲しい。それらが失われた時、大衆は狂気に走る。
多分、選手たちは敏感だから、首脳陣のブラックな待遇には薄々気付いていたと思う。だから、首脳陣の八つ当たりにも渋々耐えて戦ってきたのだ。
最後に
全ては”お上様”である高野連に責任がある。しかしメディアは、現場を血祭りに挙げる。
一番おいしい思いをしてる連中がメディアからチヤホヤされ、一番辛い不条理な思いをさせられた者がメディアからも扱き下ろされる。
そういう私達大衆も現場を責めたがる。ごく少数の弱い立場の民に責任を押し付け、全てが解決した様な自己満足に陥り、安らかな眠りに付く。
指先の血豆を潰し、僅か1回で降板した佐々木も2回も投げると志願した。そんなギリギリの状況で戦ってる選手を、誰が責められようか。
しかし、メディアは弱々しく項垂れる、選手たちの背中しか映し出さない。悲運や悲劇ほどメディアのネタになり、映像映えするものもない。
大衆は残酷な生き物だ。メディアが弱者を格好のエサにする様に、我ら貧しい民ほど弱者をエサにする。そうやって民主主義は成り立ってる。
強い立場の”お上様”には、誰も逆らえない。メディアだって同じだ。
永田監督は、惨敗した後に言うべきだった。
”選手たちはよくやってくれた。そして俺たちも、日当2千円にしてはよくやったと思う”と。
もう済んだ事なんだけど メディアの姿勢って高野連と同じで、既に腐ってる。でもメディアあっての高校野球だし、高野連あっての運営だから そういう仕組みを変えない限りって思う。
日本人は変革が苦手なのよ。右へ習いは得意なんだけど。
奥川の快投といい、4連覇中のアメリカへ大勝といい、チームとしても世界一のレベルにはあったんです。
でもこれで金属バットが廃止になれば、来年の甲子園はとても面白くなると思います。
それに今の日本も昔みたいにリッチじゃないから。アメリカに全て吸い上げられちゃったから。東京オリンピックもいろいろと大変らしいネ。
お祭りなんだから もっと気楽にと思うんだけど。これも日本人の古い気質なのかな〜(?_?)
だったら思い切り楽しんだが勝ちってことだな。たまにはイイこと言うね(笑)。いや、何時もイイ事いうか(@_@)。