前回”その1”と”その2”で述べた様に、ゼータ関数の級数の項を絶対値で括る事で、ゼータ関数ζ(s)が複素数sの実部が1より大きい領域(右半分)で絶対収束する事を証明しました。
しかしそれだけでは、sの実部が1より小さい領域(左半分)に広げる事は不可能です。そこで、リーマンは”解析接続”という魔術?を使うんです。でも、その為にはゼータ関数を別の形で表現する必要があります。
このゼータ関数の別の形(トリック)こそが、”ガンマ関数”だったんです。
リーマンはゼータ関数に対し、ディクリレ級数やオイラー積とは異なる新たな2つの積分表示を発見し、2通りの解析接続を与えます。
オイラーの第一積分表示
オイラーは1749年に、ガンマ関数Γ(s)を使い、ζ(1−s)=ζ(s)2Γ(s)cos(πs/2)/(2π)ˢを発見&予想します。”旧その1”も参照です。
これは”オイラーの非対称型関数等式”と言われます。1739年という説もありますが、実はζ(1−s)とζ(s)の関連性を発見したのが1739年で、この非対称型関数等式を導き出したのが1749年でした。
しかしリーマンは、このオイラーの非対称関数等式を、(π^(−(1−s)/2))Γ((1−s)/2)ζ(1−s)=(π^(−s/2))Γ(s/2)ζ(s)という新しい対称型関数等式に書き直します。
完備ゼータ関数をξ(s)=π^(−s/2)*Γ(s/2)ζ(s)とすると、ξ(s)=ξ(1−s)という見事な完全対称式になります。詳しくは次回の”1の4”で紹介します。
オイラーは1768年にも、ζ(s)=1/Γ(s)∫[0,1](log1/x)ˢ⁻¹/(1−x)*dxという(オイラーの)”第一積分表示”を発見します。これがなかったらリーマンの解析接続もなかった訳ですが。
ガンマ関数であるΓ(s)=∫[0,∞]e⁻ˣxˢ⁻¹dxもオイラーが最初に導入し(1729年)、”第二種オイラー積分”と言われます。
リーマンは、この(オイラーの)第一積分表示で、x=e⁻ᵗ で置き換え、ζ(s)=1/Γ(s)∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dt、Re(s)>1―①と変形させ、これをリーマンが1859年の論文でゼータの解析接続に活用します。
故に、”リーマンの第一積分表示”とも呼ばれます。
これは、x=e⁻ᵗよりdx/dt=−e⁻ᵗ、(x=0,1)→(t=∞,0)、log(1/x)=log(eᵗ)=tですね。故に、∫ₓ[0,1](log1/x)ˢ⁻¹/(1−x)*dx=−∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹(−e⁻ᵗ)/(1−e⁻ᵗ)*dt=∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dt。これで①は明らかですが、①を導き出す為の証明が少しややこしい。
まず、初項e⁻ᵗ、公比e⁻ᵗの無限等比級数の公式により、e⁻ᵗ+e⁻²ᵗ+•••+e⁻ⁿᵗ=e⁻ᵗ/(1−e⁻ᵗ)
=1/(eᵗ−1)=Σₙ[1,∞]e⁻ⁿᵗ。
故に、∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dt=∫ₜ[0,∞](Σₙ[1,∞]e⁻ⁿᵗ)tˢ⁻¹dt=Σₙ[1,∞]∫ₜ[0,∞]e⁻ⁿᵗtˢ⁻¹dtー②。
ここで、u=ntとおくと、
∫ₜ[0,∞]e⁻ⁿᵗtˢ⁻¹dt=∫ᵤ[0,∞]e⁻ᵘeᵘ(u/n)ˢdu/u=n⁻ˢ∫ᵤ[0,∞]e⁻ᵘuˢ⁻¹du=n⁻ˢΓ(s)。
これは上で述べたΓ(s)=∫ᵤ[0,∞]e⁻ᵘuˢ⁻¹duで、”第二種オイラー積分”となってます。
よって②より、∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dt=Σₙ[1,∞]∫ₜ[0,∞]e⁻ⁿᵗtˢ⁻¹dt=Σₙ[1,∞]n⁻ˢΓ(s)=ζ(s)Γ(s)となり証明終了です。
(注)Σₙ[1,∞]=Σ(n=1,∞)、∫ₜ[1,∞]=∫(x=1,∞)と略記です。
ガンマ関数の解析接続
上述した”ガンマ関数”Γ(s)は、階乗の概念を複素数全体に拡張した特殊関数で、Re(s)>0なる複素数sで絶対収束し、Γ(s)=∫ₓ[0,∞]e⁻ˣxˢ⁻¹dx―③という”広義積分(第二種オイラー積分)”で定義されます。
基本的な性質は、Γ(s+1)=sΓ(s)とΓ(n+1)=n!ですが。この二つはよく使うので、頭に入れときましょう。
因みに、広義積分で絶対収束するとは、被積分関数の絶対値を定積分した値が収束する事です。
このガンマ関数は、オイラーの時代は”Π”が使われてたが、18世紀後半にルジャンドル(仏 1752〜1833)が記号”Γ”を用いてから、ガンマ関数の呼称も定着した。
さてと最初に、ガンマ関数Γ(s)が収束する事の証明ですが。被積分関数e⁻ˣxˢ⁻¹の収束を調べます。
先ず、積分の上端(x→∞)では、e⁻ˣがどんな多項式xˢより、早く増大するより収束する。故にΓ(s)の上端は収束します。
一方、積分の下端(x≧0)の時、e⁻ˣ≦1より区間(0<x<1)で、∫ₓ[0,1]|e⁻ˣxˢ⁻¹|dx≤∫ₓ[0,1]|xˢ⁻¹|dx
=∫ₓ[0,1]x^(σ-1)dx=1/σとなり、Γ(s)の下端も収束する(”1の2”参照)。但し、σ=Re(s)>0。
故に、Γ(s)は複素数sの実数部Re(s)が0より大きい時に収束。定義域も1から0に右側に1つだけ広がりました。たった1つ広げるのにこれだけ苦労するんです。
リーマンの第一積分表示であるζ(s)=1/Γ(s)ₜ∫[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dtで明らかな様に、ζ(s)はガンマ関数Γ(s)を分母に、”広義積分”を分子にした関数となってます。
故に、ゼータ関数の解析接続には、先ずガンマ関数が解析接続され、次に広義積分が解析接続される事が必要です。
ガンマ関数の解析接続では、Γ(s+1)=sΓ(s)―④という基本性質を使います。この証明は部分積分の公式(∫f'g=fg−∫fg')より、明らかで、Γ(s+1)=∫ₓ[0,∞])e⁻ˣxˢdx=∫ₓ[0,∞](−e⁻ˣ)'xˢdx=[−e⁻ˣxˢ]ₓ(0,∞)−∫ₓ[0,∞](−e⁻ˣ(xˢ)')dx=0+s∫ₓ[0,∞]e⁻ˣxˢ⁻¹dx=sΓ(s)となり証明出来ます。
但し、lim[x=∞]e⁻ˣxˢ=lim[x=0]e⁻ˣxˢ=0より、[−e⁻ˣxˢ]ₓ(0,∞)=0−0=0は明らかですね。
(注)、[−e⁻ˣxˢ]ₓ(0,∞)はF(x)=−e⁻ˣxˢの時、F(∞)−F(0)の事です。
ここで④を使い、任意の複素数sでΓ(s)は定義できます。例えば、s=−1/2の時、Γ(−1/2)=−2Γ(1/2)の様に、変数を1つずらし、sの実部が正である1/2に帰着します。
故に、Γ(−3/2)=(−2)²Γ(1/2)、、、Γ(−n−1/2)=(−2)ⁿ⁺¹Γ(1/2)。
上の様に解析接続を進め、Re(s)>0から全てのRe(s)に拡張できます。
しかし、④よりガンマ関数は、s=0の時は解析できず”極”となる。故に、Γ(0)が極になる為、Γ(−1)も極に。同様に、Γ(−1)が極で、Γ(−2)も極、、、Γ(−n)も極です。
つまり、s=−n(負の整数)時も極ですね。
これで、ガンマ関数Γ(s)が極(s=0、−n)以外で”解析接続”できる事が解りました。つまり、極(s=0、−n)でも無限大に発散するので、1/Γ(s)は全ての複素数sにて収束します。
上述した様に、元々ガンマ関数はオイラーが”階乗”の概念を複素数に拡張した特殊関数で、sが自然数の時Γ(s)=(s−1)!が成立します。
証明ですが、Γ(1)=∫ₓ[0,∞]e⁻ˣdx=[−e⁻ˣ](0,∞)=0−(−1)=1。④より、Γ(2)=1•Γ(1)=1、Γ(3)=2Γ(2)=2・1、Γ(4)=3Γ(3)=3・2・1、、、Γ(n)=(n-1)Γ(n-1)=(n−1)!と簡単ですね。
これはΓ(s+1)=sΓ(s)と並び、ガンマ関数の基本的な2大性質です。是非覚えときましょう。
リーマンの第二積分表示
ゼータ関数をガンマ関数で表す積分表示には、前述した”オイラーの第一積分表示”の他に、ζ(s)=1/(π^(−s/2)*Γ(s/2))∫ₓ[0,∞]{(f₂(x)−f₂(∞)}/2)*x^(s/2)*dx/xがある。但し、f₂(x)=Σₘ[−∞,∞]e^(−πm²x)。
これを”リーマンの第二積分表示”といい、”オイラーの第一積分表示”ζ(s)=1/Γ(s)∫ₓ[0,1](log1/x)ˢ⁻¹/(1−x)*dxや”リーマンの第一積分表示”ζ(s)=1/Γ(s)∫ₜ[0,∞]tˢ⁻¹/(eᵗ−1)*dtとは区別します。因みに、このリーマンの第二積分表示は完備ゼータの積分表示になってる事を頭に入れといて下さい。
イラストにあるオイラーの第一積分表示(1768)と第二種オイラー積分(1729)とオイラーの非対称型関数等式(1749)も、これから何度も何度も出てきますのでしっかりと頭に叩き込んでおきましょう。
ガンマ関数の”解析接続”が終った所で今日は終了です。
オイラーのガンマ関数を使ったゼータの対称関数の予想は、1739年だと思ってましたが、1749年で正解だったんですね。ガンマ関数が1729年なので、時期的には少し間が空きますが、丁度いいですもの。でも凄い予測ですね。
ガンマ関数の解析接続ですが、ガンマ関数の広義積分が収束する事を示し、Γ(s+1)=sΓ(s)を使い、定義域を負の方向に1つずつズラしていくんですね。ガンマ関数の極が負の整数になるのも興味深いです。
転んださんが最後に触れてますが、リーマンの第二積分表示が完備ゼータの積分表示でもあるんですね。この第二積分表示が凄い威力を発揮するんですが。
paulさんのアドバイス、ホント助かります。もう頭が混乱して、週末というのに、一日中オイラーとリーマンと睨めっ子です。4の2と4の3も順序がズレてるみたいで、修正にテンヤワンヤです。
今日はもう疲れてヘトヘトなので、これくらいで。
頼みたいこと
①公式説明であることを明記する必要がある
⓶公式説明は受ける人の個人差を無くせるのだが、公式過程を理解できない人にとっては
説明されてもチンプンカンプンなだけである。
③この公式説明の意味は何なのか
④公式を全て解析できたとして
それで何が言えるのか?
⑤この記事は個人の(転んださん)記録的な意味合いがあるのなら、その意味合いを明確にしていくべき。
兎に角、私は公式無知を誇る人ですが、
上記の私の文句に関わらず、
如何なる記事よりは
分かりやすく書かれています。
私のような公式アレルギー持ちも
読んでなるほどだと思えてきますね。
とてもナイスなコメントです。
実は私も公式オンチなんです。あれだけ得意だった数Ⅲの微分方程式の公式が全く思い浮かばない(悲)。
数学には、定理や公理や定義や系なんか、訳わからんのが沢山出てきます。だから、直ぐに数学アレルギーになる。私もその一人。
でも、数学は数や公式ではなく、イメージと感覚の学問という事に気付けば、ずっと楽になります。オイラーなんか、その典型ではないでしょうか。
しかし、厳しい言い方をさせてもらえば、数学にとって公式とは、人生におけるルールや法と同じで、知らなかったでは済まされない。
しばし出てくる公式はその由来も含め、覚えとく事が数学の世界では、マナーなのかもです。
でも、そんな事言ったら、数学者は皆、世間知らずの数学バカばかりになる。ここら辺は、ホント難しいです。数学者が毛嫌いされるのも当然ですね。
リーマンブログにも、テイラー展開とかが常に出てきますが。基本的な公式を知っておかないと、このブログを読むのすらキツイかもです。
出来るだけ、数学音痴(私も含め)でも解る様に書いてるつもりですが、当然限界はありますね。
ただ、イメージや感覚として捉える事は可能なので、そういう才に長けてる人には、受け入れやすいかも知れません。
ブログでも紹介してる小山信也博士の存在は、私にとって救世主ですね。彼は高校生のレヴェルに合わせて、リーマン予想を書かれてる。
それに比べ、ゼータの第一人者の黒川重信博士は、少しハードルが高いですかね。それでも実に噛み砕いて書かれてあります。二人のリーマン予想に対する強い思いはしっかりと伝わってきます。
黒川氏も言われてますが。いろんな人にリーマン予想に興味を持って欲しいと。私も全くの同意見です。このリーマン予想こそが絶対数学に結び付く事を熱く語っておられる。もっと数学をポピュラーに簡素化する為にです。
数学という学問は、近い将来、全ての学問を呑み込むかも知れません。ゼータ関数がありとあらゆるものにくっつく様に。数学の考え方が全てに活かされる日が来ると思いますね。
長いコメント返しになりましたが、これからも宜しくです。
転んださんがいいというなら
読んでみたくなりましたね。
まあ~公式自体忍耐力で読めば
分からなくはないですけれど、
読んでもイメージが湧くレベルではないので
どうも長続きできないですね。
でも数学嫌い、公式嫌い、計算音痴にも関わらず、
リーマン予想は知りたくて調べてきています。
転んださんの解説はここまで読んできた中では
親切だと思っています。
追伸
私のパソコンも異常があって
今修理に出して
去年使っていたパソコンを使っています。
でもバックアップ何かで問題が多発しているので、コメントできなかったです。
リーマン予想とは、氷山の一角であって、その奥深い闇に潜むゼータ関数の謎が一番の肝で、そのゼータに纏わりつく関数群の方がずっと大切かも知れません。
余りにも、リーマン予想の表面的な結果(ゼータの虚根)にばかりが独り歩きし、その他の謎の部分の解明がスムーズに進んでない様にも思いますね。
でも、ゼータに関する本が次から次へと出版されてる現象は、今まで冷遇されてきた数学&数学者にとっては、恵みの雨とも言えます。
ブログでも言った様に、リーマン予想とは、ゼータの謎であり、絶対数学(ゼータの統一)の行き着くゴールなのです。
この難解なゼータ関数を理解するには、合同ゼータ、ハッセゼータ、保型のゼータ、セルバーグ、p進のゼータ等を理解する必要があります。もうここら辺になると、恐ろしく難しいです。
私がブログで紹介してるのは、基本中の基本で、序章のほんの下準備のレヴェルです。つまり、リーマン予想とはゼータのごく表層に過ぎないんです。
個人的にはオススメ出来ないんですが。作曲家や画家や耽美派の小説家なんかの方が、ずっと数学には向いてると思います。
そういう私も、美的センスやイメージに長けた人達に、リーマン予想やゼータの謎を知って頂く為に、リーマンブログを素人視点で書いてる様なもんです。
このブログを読んで、なんだ音楽と同じじゃないか、絵画と同じじゃないかって思える人の方がずっと危険性は少ないかもです。
それと知能の幅広がりと異常なまでの柔軟性が必要かもですかね。オイラーもリーマンも、単直系ガリ勉タイプではなく、何でもこなせるオールラウンダーだったんです。
アインシュタインが数学を避け、物理学に傾斜したのは、全くの偶然ではなく、非常に賢い選択だったと。大学時代はリーマンよりもずっと秀才だったかもです。
逆に、”禅と相対性理論”のテーマの方が、桂蓮さんにはずっと合ってると思いますが。女性の視点で見た相対性理論は私も知りたいです。相対性理論にはリーマン幾何学大きく根付いてんで、リーマン予想を探るには、こっちが近道かもです。
因みに、壊れた筈のスマホですが。今は治ってます。モンローの呪いか、ルースの呪いかと思いましたが。オイラーとリーマンの救いかも知れませんね。
ゼータ関数はドキュメンタリーで観て
座標数値ならイメージできますけど、
それをどう出せたかになると
もう考えたくなくなりますね。
でも、転んださんが
それらの関数を音楽のように
一枚の絵のように
見せてくれれば
それは
無知な人類への貢献になるかな。
追伸
“ ”の使い方、気になっているので
正しく変換なさってください。
わり算"/"は、自分もユニコードで調べましたが。見つからないですね。転んださんいう通り、ユニコード表には空白が沢山ありますから、ちゃんとした数式記号を入れたら良いのにね。
でも、解析接続って知れば知るほど厄介です。数学が毛嫌いされるのも頷けます。私も数理系ブログを建てた事あるんですが。全く続かなかったですね。次から次へと突っ込まれて、嫌みや揶揄や嫌がらせも結構受けました。
でも、転んださんは不思議とそういうコメントは少ない様にも思えますが。ある程度深く掘り下げると、突っ込みようがなくなるんですかね。
ブログの深度を下げると本人が苦痛になるし、深度が浅くなると突っ込まれる。全く無視されるよりかはましなんですが。何時の世も数学と誤解は切り離せませんね。これも宿命でしょうか。
これからも身体に気を付けて、程々にです。
また、それこそがリーマン幾何学なんですよ。リーマンは非常に難解で抽象的な高次元の空間を1枚の紙に描こうと、数式化し体系化したんです。
でも、リーマン幾何学と同様、地球上でゼータ関数を1枚の紙にイメージできる人は、まずいないと思いますよ。いや、半永久に不可能かと。
もしそれが可能なら、リーマン予想はとっくの昔に解明されてたでしょう。人工知能を総動員するか。
番組の単なる暴走かも(笑)。リーマン予想を特集したNHKも暴動しましたもんね(笑)。
あ、それと、禅と相対性理論の関係ですが、ミスではないです。桂蓮さんのブログを見てたら、禅と相対性理論が結びついてる様に感じ、こっちの方が凄いと思いました。私の勘違いだったらゴメンですが(哀)。
禅と言えば、重力やエネルギーとは無縁の世界の様に見えますが。実際には繋がってたりして。これが証明出来たら、これこそ人類の歴史を変える大きな発見かもです。勘違いだったらゴメンです(笑)。
丁度、ゼータ関数のゼロ値の間隔の公式と原子核エネルギー値間隔の公式が同じである様にです。
でも、数学ってこういう風に空想に耽るから、誤解も多いんですよね。あまりに世間離れしてますもん。そういう事で、リーマンに関してはブログを建てるのも、コメント返すのも疲れますね。
数学と誤解は、これまた永遠の課題ですね。
”数学には何故誤解が生じるのか”で一つの論文が書けそうです。”誤解は数学の上に卵を産む”というタイトルでどうでしょうか。ピューリツアー賞が狙えますかね(笑)。
私が思うに、数学という学問は抽象的過ぎて、基本的なルールが統一されてない様に思うんです。他の学問に比べればですよ。
数学者の分だけ固有のルールがあるというか。一人一人関数式の書き方が多少違いますもんね。
それに、paulさんのご指摘の様に、Unicodeの問題もありますね。コード表に絵文字を埋める余裕があれば、数式を埋めて欲しいと。
上付き数字や下付き数字も用意されてはいますが、小さ過ぎますかね。結局、Unicode開発者も純粋な数学畑の出ではなく、情報科か専門卒かもです。
これからは、SEも含めた普通のプログラマーではなく、数学プログラマーが必要になるとされます。複雑で高度な関数を理解出来る専門のプログラマーですかね。
ブログの中で数式や関数等式が自在に飛び交えば、ツィートやインスタみたいに、チャット感覚で数理問題のやり取りができ、写真を見る様に、数式や関数等式を見る事も出来る筈です。
もう少し踏み込んで言えば、数式用の関数等式用のスマホなんかを作ればいい。そうすれば、類は類を呼ぶで、あっという間に”数学村”が”リーマンタウン”が出来るはずです。
しかし、今のスマホでは、ツィートやインスタグラム、日記形式のブログがやっとの状況です。それ以上には進めそうにもない。例え進んだとしても待ち構えてるのは、辛辣なパッシングと無視だけか。
あまりにガチになっても、キツイだけですが。キーボード感覚で関数等式が打てたらずっと楽だし、理解も早くなる。子どもたちの教育にも、いや老人のボケ防止にも良いのではと。
長々と愚痴っぽくなりましたが、paulさんの苦い経験を糧に、リーマンブログを続けて行きますかな。これからも応援宜しくです。