”アンタの父親は誰だぁ〜”
”そんな事、テメエには関係ねーだろ”
こうした生臭い会話が、ここまで聞こえてきそうだ。
後輩投手への暴力行為があったとして、日本ハム球団から無期限の自宅待機と出場停止処分を受けた中田翔(32)。16日、栗山監督が”正直、このチームでは難しいかなっていうのは思っている”と口にした。
つまり、事実上の”クビ”である。
中田選手は今年3年契約の最終年だが、腰痛に悩み、これまで39試合で打率.193、4本塁打、13打点の成績で、年俸3億4000万円に見合った成績は残せていない。
中田はチームのリーダー格で、若手からも慕われ、かつて交流戦で広島に宿泊した時は、チームメイトを実家に招待していた。
”しかし、中田の愛情表現の1つである独特のスキンシップに違和感を覚える若手もいたようです。相手を小突いたり蹴ったりするが、そんな中田の<イジリ>に不満を抱いたり、本気で嫌がる選手も少なくない”(球団関係者)
後輩投手への暴力行為もその延長線上にあったようだが、原因は今年3月の外出事件が尾を引いていた。
事実、中田は(緊急事態宣言による)外出禁止がストレスとなり、イライラしていた。試合中にベンチでバットをへし折り、ベンチ裏で暴れて転倒、右目を腫らすなど問題行動が増えていた。
”誘っても断り無視する後輩が増えるなか、後輩へのイジリも激しくなった。球団も見過ごす事ができなくなってた中で起きた事件でした”(球団関係者)
後輩思いの中田が後輩を誘えないジレンマを抱える中での事件だったが、あまりにも代償は大きかった(NEWSポストセブン)。
スラム系を野放しにすると?
つまり外出制限の中、ストレスが溜まり、いつもは可愛がってた後輩に暴力を奮ったという事だろうか。
人は追い詰められた時ほど、危機意識が強くなるもんだ。その危機意識を細かく解析する事で、危険水域を1つ1つ注意深くクリアしていく。
しかし、こういうプロセスを知る筈もないプロ野球選手が、自らをコントロールできる筈もない。相手と闘う時は、先ず自らの足元を見るべきだろう。
ただ、こういう事はフロントが予め徹底して教えるべきである。
しかし、中田選手はチームの中心的存在であり、本人の自覚という全くアテにならない感性のみに頼り、球団は彼を野放しにしてたというのが現状であった。
その中田だが、ヤンチャ伝説も有名である。
3000万円のランボルギーニを衝動買いしたとか、”20~21の頃は財布の中に300万円は入ってた。カッコつける為、(分厚くなりすぎて)チャックが閉まらない財布を敢えて見せつけていた”と得意げに話し、”今は全然入ってないけど、50~100万とか”と、現在も高額を持ち歩いてる事をTV番組で明かしている。
高校の先輩との”バットケース事件”では、”殺すぞ”や”殺してみい、こら”の怒鳴り合いの大げんかも認めた。但し、高校時代に厳しい先輩を乾燥機に入れた事件には、流石に笑わせてもらった・・・
この様にスラム系を野放しにすると、どうなるのか?
それは清原も証明していた。彼も後輩いじりがエスカレートし、薬物にも手を出した。しかし、球団も同僚も誰も清原の暴走を止める事は出来なかった。
いくら動物園で飼ってるワニでも、野放しにしたら、子供くらいは簡単に飲み込むだろう。
それと同じ様な事を球団はしていたのだ。高額な給与を支払う分、その契約はとても厳しくすべきだった。外出禁止令を出すんであれば、罰則を明確にし、後輩を夜の街に誘い出す事も契約で厳しく禁じるべきだった。
それが出来ない選手はクビにすればいい。そんな選手は自己管理能力に欠けるとして、他球団でも拒絶するだろう。
つまり、通常の契約が守れない選手は表社会では生き残れない。
そういう当たり前の事がプロ野球選手には分かっていない。数字さえ結果さえ残せば何でも許される世界だと思ってる。
タチが悪い事に、そうしたヤンチャ伝説が吉本系のバラエティ番組でも紹介され、余計にチヤホヤされる。
そういった仕組みが構築されてる間は、高額を稼ぐプロアスリートや芸能人の暴力や薬物はなくなる筈もない。
スラム系のアスリートたち
中田選手は、私と同じ母子家庭の出である。故に、彼の危うく脆い過去は前々から気にはなっていた。
(信憑性が高いとしても)噂は噂に過ぎないが、実の父親は実在するらしく、地元のヤ○ザとされる。故に、父親は戸籍上には入れてないとか。
つまり、中田のヤンチャ伝説は清原の番頭伝説とは異なり、本物なのだ。
事実、タバコは中学時代からで、暴走族時代には車庫荒らしなどで警察沙汰にもなり、少年院にも入った経験があるとか。
その上初体験は、その父親に連れられていったプロのお姉さま相手で、僅か小学6年生だったとか。
「ソニー・リストン」でも書いたが、確かに、芸能界やプロスポーツ界には、親がヤ○ザとか、スラム系や母子家庭などの貧困族は多い。
勿論、中田選手もその例外じゃなかった。
しかし彼は、リトルリーグ時代には世界選手権でMVPにも輝き、高校時代は通算87本の新記録を打ち立て、”平成の怪物”と称された。
打っては170m弾、投げては151kを誇る投手と外野の”リアル二刀流”の彼は、プロ入り後でも日ハムの4番として、活躍した。
12年間のキャリアで、特に広い札幌ドームで放った257本の本塁打は、狭い東京ドームなら膝や腰を炒める事もなく400本近くに値すると、私は高く彼を評価する。
今回の暴力事件があったとしても、中田選手のこれまでの人間離れした輝かしいキャリアが霞む事は全くない。いやそう信じたい。
そんな4児の父親でもある中田選手の母親思いは有名で(私と同じですが^^;)、母への仕送りはプロ入団時からしっかりとやっていたし、今では母親にプレゼントした新居に兄家族と一緒に、息子の活躍に満たされながら平和に暮らしてたに違いない。
後輩への思いも熱く、地元広島に多くの後輩を集め、「中田会」を開いてたらしい。
以上は「中田翔の生い立ち」で2016年に書かれたもので、最後にはいい意味で”カラッとした愉快なガキ大将”という事で締め括られてます。
最後に〜スラムの運命と美しいポエム
しかし、その5年後に後輩への暴力事件が起きるとは、中田本人もその家族も母親も思いも寄らなかった事でしょうか
ひょっとしたら、実の父親だけが予感してたのではないだろうか。
「サイコパス=インサイド」でも書かれてるが、”スラムの遺伝子は受け継ぐ”事が脳神経学的にも証明されつつある。悲しいかな、中田選手も例外じゃない。
憶測に過ぎないが冒頭で述べた様に、”後輩イジリ”が度を過ぎて、逆に自らの触れられたくない過去にツッコまれたのかもしれない。
常に、後輩という弱者の相手の立場を考えないと、その弱者だって強者の致命傷を突く時がある。
つまり、弱者と対峙する時は常に自らの足元を見る必要がある。
常にそういう事を心がけておけば、今回の暴力事件は避けられたかもしれない。
しかし、こんな事は人生の荒波としては、ほんの序曲に過ぎない。
悪者としての運命を受け入れる覚悟があるのなら、それでもいい。しかし、女手一人で中田選手を育ててきたお母さんだけは絶対に苦しめるべきではないし、自分や家族をこれ以上追い詰めるべきでもない。
”世の中には善人と悪人がいる。悪人が吊るし上げられるのを観る為に、人々はわざわざ広場に集まる。しかし、悪人の為にブルースを弾いてくれる人もいる”
今こそ彼は、このリストンの心優しいポエムに耳を貸し、静かにゆっくりと復活劇を果たすべきだろう。
でないと、スラムの運命を受け入れるだけの人生では、余りにも虚しすぎる。
ある番組で甲子園でマー君とやり合うシーンが流れてましたが、あの頃から中田選手はワル風の雰囲気がありましたね。
そのマー君もNYメディアからは精神面の不安定さを指摘されていました。
スラムの遺伝子という視点で言えば、高校球児というのもシビアな上下環境で扱かれますから、環境的にいってもスラムに近いんでしょうか。
それに、スラムな環境で生まれてくる人たちは小さい頃から既に体が出来上がっており、高校野球やプロ野球という厳しい世界にも耐えうるように出来てると思います。
でも、その分衰えるのも早いんでしょうか。
中田選手もプロ入り後は膝や手首や腰の怪我に悩まされ続けてますから。
小さい頃からタフに出来てる分、劣化も早い。
子供の頃は身体も強くて大きく、野球でもしてなければ、手がつけられなかったんですかね。母親も人知れぬ苦労をした筈です。
でも、母もその手の人と判ってて結婚したんでしょうから、それなりの理由があったんでしょうか。
貧しさがスラムを生み、人を凶暴にも強くもする。でも、母親への優しさだけは絶対に忘れてほしくないですね。
中田翔は大谷の影ばかりを追うようになり
結果そのまま沈没していった感じがする。
意外でしたが
中田も高校時代は大谷にも優るリアル二刀流だったんですよね。
これだけの逸材が同じチームにいて
一人はメジャーで大きく開花し
もう一人は日本で暴力事件を起こしてクビ寸前・・・これを運命と言わずしてなんと言おう。
中田の不祥事をあざ笑うかのように
大谷は8勝目&40号です。
こうなったらシアトルにでも入団して大谷に一矢報いてほしい気も
でないと中田翔オトコがすたる。
言われる通り、アリーグ西地区のチームに入団し、大谷潰しの一番手になってほしいです。
日本では例え復活しても悪者扱いでしょうから、アメリカへ渡り、憎き大谷を看破し、真の英雄になってほしいね。
ヤ○ザでもアメリカに渡り、名誉市民になった人もいるくらいですから、中田選手にやれない筈はない。
頑張れ中田翔!私は大谷より君のほうが大好きだ!
中日移籍が本命とされてたが
まさか巨人なんて
考えられなくもないシナリオだったけどヤッパリかって気持ちもある。
でも巨人にしては前科一犯のスラッガーを無償で手に入れたんだから
お安い買い物だったんでしょうね。
坂本が既に落ち目だから
上手く更生すれば狭いドームならまだまだ30本は行ける。
しかし裏目に出れば球団のイメージは地に堕ち、中田選手の野球人生も終わる。
あ〜本当に微妙だ
転んだサン!どー予測する?
でも行くべき所に収まったって感じですが、男だったらメジャーで勝負してほしかった。
結果はどうなるのかわかりませんが、私も嫌な予感がします。
とうとう長嶋さんまで担ぎ出した。
芸能界は薬物に甘いけど、読売は暴力に甘すぎる。
そういえば原監督も暴力団員の女に手を出して、2億円ほどで和解してたっけ。
暴力団と<暗黒球団>読売ジャイアンツの蜜なつながりも見えてきそうだ。
昔から色々あった球団だけど
伝統と栄光の巨人軍ということで、すべてがアヤム屋にされた数多くの歴史を持つ。
こうやって悪は読売を中心に蔓延るのかな。
所詮はプロ野球選手といっても芸能人と同じ格付け
ちょくちょく闇の問題を起こす反社会系の異端には変わりない
相変わらず金ネックしてるし
罪や反省という意識すらない
それに比べれば、中田の暴力グセはまだいい方なのかな??
でも一発がいきなり出た。
中田は一安心だけど、メディアや世間の反応はどうなのかな??
”結果さえ残せばチャラになるって、甘い気になるなよ”って所でしょうか。
しばらくは、中田ネタで楽しませてもらうとしましょうか。
メジャーでも金ネックは多いですから、日本だけの問題ではないんですが、こういうのを子どもたちが見ると、ますます野球離れに繋がるんでしょうか?
そっちの方が心配ですね。