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「世界の中心で、愛をさけぶ」(2004)という映画があった。タイトルと同じく駄作だろうと踏んでたが、85億円を売り上げ、原作同様にその年No.1の大ヒットとなった。
初版8000部と、2001年の発売当初はさほど話題にならなかった。しかし、新入営業マンが売り込んだ事から徐々に話題になる。
女優の柴咲コウの書評が火種となり、03年に100万部を突破。04年の映画版が大ヒットし、300万部を突破する大ベストセラーに。
映画の成功により、”セカチューブーム”として社会現象にもなった(ウィキより)。
”セカチュー”と同じ様に、東京五輪ボイコットが大ブームになる事はない様な気がする。米英のメディアが必死で東京五輪中止のメッセージを日本に送りつけても、日本政府や組織委は簡単にはねのけてしまう。
どんなブームでも、それが定着するには、それなりの根拠が必要だ。お祭り好きの日本人にとって、やはり4年の1度のオリンピックは特別の存在なのかもしれない。
国民の8割が反対とされるが、本気で反対してる日本人はどれだけいるのだろうか?
”やれるのなら見てみたい”という声が殆どだろうか。
事実、会場や選手村で活動する”フールドキャスト”のボランティア8万人のうち、辞退したのは僅かに1万人。
ボランティアを含む東京大会を支える関係者は延べ30万人に上るとされる。
つまり、彼らが勇気を持ってブラック・ボランティアをボイコットしてくれない限り、いくら私らがネット上で喚いても、オリンピックは100%の確率で開催される。
今や世界の中心は、大会を下支えするボランティア集団なのかもしれない。
五輪そのものを廃止すべきだ
そういう私は、コロナ渦がなくてもオリンピックは中止すべきだと思う。腐りきったIOCを死滅させる為にも、永久にオリンピックを廃止すべきと思う。
各週刊誌では、連日のようにIOCのドが過ぎる金満体質が報じられてる。
事実、IOCを腐らせたのは、ロス五輪以降の放映権収入というバブルである。史上初の商業五輪とは聞こえはいいが、所詮は放映権で膨らませただけの金権五輪だったのだ。
放映権を一手に牛耳るNBCは、IOCに支払う東京五輪のTV権は1200億円ほど(推定)とされ、もし中止になれば、組織委はスポンサーへ賠償金と拠出金850億円をIOCに払い戻す事になる。
しかし、IOCは放映権料の9割を拠出金として開催国に渡す契約であり、計算上では1080億(1200億の90%)な筈だが、1080億−850億=230億円をIOCはボッタクッてる事になる。
勿論、大まかな試算に過ぎないが、米メディアがIOC会長バッハを”ボッタクリ男爵”と呼ぶのも頷ける。
VIPの接待費43億円や一晩300万のスィートや、コンドーム16万個準備の”変態要人エロツアー”とまで揶揄されるIOCの腐った体質を死滅させるには、近代オリンピックのそのものを死滅させるしかない。
外務省は、”外交儀礼上必要な接遇”とお茶を濁し、組織委は”契約に基づき、一部を負担”と言い逃れる。
この様な数十億円もの無駄遣いは、過去の大会でも当り前の様に行われてた筈だ。たまたま、コロナ禍だからこそ問題視され、あぶり出された。
優先すべきは、五輪開催ではなく国民の命であり、それもVIP接待ではなくコロナ対策なのだ。それでも東京都民の40%近くは五輪開催に肯定的である。それでも16%の都民は菅を支持している。
もし、五輪中止を叫ぶなら、日本国内ではなく世界中に”東京五輪中止”のメッセージを送るべきだろう。
五輪開催まで残り50日を切った今、日本国内に五輪中止をナンボ発信しても、日本政府やIOCやメディアに潰されるだろう。
つまり映画や小説じゃないが、”世界の中心で五輪中止を叫び”、どれだけ世界を動かせるかに掛かってるようにも思うのだが。
五輪開催には100%自信がある
660億円で東京五輪の放映権をIOCから購入してる天下のNHKは、当然の如く”オリンピックありき”の前提の上で、聖火リレーや五輪アスリートのドキュメントを毎晩の様に流し続けている。
ゴールデンタイムのニュースにしても、国民の8割が反対してるにも拘らず、五輪に関するネガティブな話題は一切報じない。民法も同じで、NHKに追随するかの様に、五輪中止に暗に背中を向けている様に思える。
橋本聖子は”100%オリンピックは開催する”と断言した。
組織委の橋本聖子会長はBBCのインタビューで、大会の開催は「100%」確実だと述べた。ただ、新型コロナ感染が急拡大した場合の観客なしでの実施を”覚悟しておかなくてはならない”とした。
以下、「東京五輪は100%開催」から一部抜粋です。
”(コロナ渦の影響で)開催に反対の意見が多いのも事実です・・・無観客というのも覚悟しなくてはいけない・・・完全なバブルを作りながら安心安全の空間を提供し、受入れ態勢を万全にしていく・・・”
橋本は、海外からの観客の受入れを断念したのは”苦渋の決断だった”が、安心安全な大会の為には仕方ないと述べた。
”一生に一度かもしれないオリンピックの出場に対し・・・断らざるを得ないというのは本当に苦しかった。
このまま頑張っても、東京大会が開催できなかったら今までやってきた事はどうなるのか?不安に思う選手も多いのではないか”
政府の感染症対策分科会の尾身会長は2日、パンデミック中の五輪開催について”普通はない”と述べた。
しかし、東京大会の開催に反対を表明した主要国はこれまでの所はない。イギリスも全選手を日本に送る方針だ。
”開催には自信があります”と橋本は言った。
”世界がまた大変なパンデミック状態になった時に、何があっても開催と言えば、そうではないと思う。どの国も日本に来られない状況が想定された場合は当然、大会は成り立たないので・・・”
以上、BBCNewsからでした。
最後に〜ボイコットとボランティア
私には、オリンピックもアスリートにも基本的に理解はない。
かつて、開会式に登場したNBAのドリームチームが”動物園のゴリラ”と揶揄された様に、アスリートとはお勉強が出来ない連中の為の失業対策と思う節がある。そのアスリートたちが技を競い合うオリンピックという夢の舞台に理解がある筈もない。
事実、彼ら彼女らの犠牲の上に君臨するのは、IOCという腐った組織である。
多くのアマチュアアスリート達が無償で頑張る程にIOCは潤い、逆に一部のアスリートらは、IOCのお零れを啜り、生き延びてきた。
人類は今、クレイジーで腐りきった4年に1度のお祭り騒ぎを切り捨てる時期に来てる。全てはコロナウィルスがお膳立てしてくれた賜物である。コロナ渦がなかったら、IOCの腐敗は見抜けなかった。
”アスリートの命は必ず守る”との橋本の決意は、明らかな失言だ。”国民の命は1人をも犠牲にしない”と言うべきだ。
結局、橋本聖子氏の自信は、五輪開催に反対を表明した主要国が1つもないという所から来ている。
日本国内でどれだけ反発や反対を喰らおうが、外国から反対されない限り、開催できるという安直で幼稚な論理である。
IOCも強気で開催すると言い張るが、大会を底辺で支えるボランティアがいなくては、いくらスポンサーや要人にお金を注ぎ込んだ所で、開催は無理であろう。
つまり、全ては現場である。現場が全てボイコットすれば、大会は成り立たない。
現代のオリンピックが、こうした目に見えない現場のボランティアで成立してるのを理解してる人は少ない。
上でも述べたが、述べ30万人ものボランティアや関係者が支え合うオリンピックなのだ。
IOCが組織委が政府がという問題でもない。彼らは現場をタダ働きさせ、TV収入だけを抜き取るイカサマ師である。
今こそ、最下層の現場は立ち上がるべきだ。
君たちは今まで十分すぎるほど頑張った。そして、これ以上頑張るべきではない。これからは自分の為だけに頑張るべきだ。オリンピックは、君たちの為に何もしてはくれない。
つまり、ボイコットはボランティアの為にある。
因みに、東京五輪ボランティア募集のイメージガールだった広瀬すずは、コロナに感染した。これも”コロナの呪い”と言えようか。
現場はタダだと舐めきってる連中にギャフンと言わせましょうよ。
オリンピックを支えてくれたボランティアの人たちにスィートを格安でとか年間シングルルームタダ券とかならわかるんですが。
お金の使い方が逆ですよ。
でも新型コロナは全てを暴いてくれました。
オリンピックがもし中止になったら、人類はコロナウィルスに感謝すべきなのかな
ほんと、コロナ渦がなかったら、政府の無能さも日本の医療システムの脆弱さも、それにIOCの腐敗した金満体質も暴けなかった。
コロナが全ての膿を洗い出したとしたら、人類は感謝すべきですね。
オリンピックはもともと、神に捧げた祭りだったわけで。
金に結びつけた因果が巡ったのかもしれません。
オリンピックは予定通り開催されますね。
順調に?コロナ感染者は減ってるし、ワクチン接種のペースもここに来て上がってきてます。
ただ、五輪開催で人の流れが東京へ集中しちゃうと、変異株再パンデミックという嫌な予感もしますが。
スペイン風邪で多くの犠牲者が出た1920年のアントワープ大会のことを。
大会は人々に希望を与え、アスリートの活躍は勇気を与えたと。
スポーツに不思議な力があったのは、ずっと昔のことで、放映権で膨らんだ商業五輪以降は腐敗でしかない。つまり今のスポーツは希望や勇気ではなくTV放映権を膨らませただけ。
所詮、松岡も組織委の差し金であり、ポチに過ぎなかった。応援団長としての派手なパフォーマンスも幼稚な演出に過ぎない。
松岡はオリンピックの神に恥じない大会にと語るが、そもそもオリンピックには神様は存在しない。存在するのはIOCのエゴだけだ。
今のアスリートってスポーツオンリーだから、何も考えずに大人になり、年老いていくんですね。それにスポーツ全体が放映権バブルで膨れ上がったから余計に無能になる。
オリンピックに神様が存在したとしても遠い昔の事で、今は全てが空洞化してしまいました。それはスポーツ全体に言える事ではないでしょうか。
何だか愚痴っぽくなりました。
この状況で開催したら
世界の尊敬と信頼を集めると
でも逆に世界の笑い者になるんじゃないの?
3兆円にまで膨らんだ大会を
ワクチン接種も満足に進んでない状況で
開催する意味がどこにあるって
その大半をコロナ対策に回してたら
緊急事態宣言も慢性化した自粛もなかったはずだけどね
ここに来て必死にオリンピックやスポーツの素晴らしさをアピールしてますが、どうも空回りし逆にIOCや組織委の腐った体質をアピールしてるようで。
松岡も小谷もスポーツ一本の人種だから、頭の中は空っぽなんでしょう。
オバサンになってもこれくらいの事しか言えないんですから、五輪アスリートの知的レベルって悲しいもんですね。
NHKはIOCに660億円を返してもらうべきだ。
これも極論だけど、組織委は拠出金850億を踏んたくればいい。そうすれば放映権で醜く膨れ上がったIOCは潰れるはずよ。
現代版のギロチン刑だけど、そこまでしないと腐ったIOCの体質や幼稚な組織委の現状は治らないね。
オリンピックとても所詮は、ムラ社会のお祭りなんですよ。
TV放送がお金にならない時代、CMではモノが売れない時代に、TVで膨れ上がったオリンピックを開催する意味は全くないと思います。
今こそIOCのクビに現代のギロチンを落とすべきですよ。