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あれ程大好きだったスポーツ観戦が、今年に限っては、アホ臭と感じるようになった。
別にスポーツ自体に恨みはない。
ただ、五輪アスリートの純朴無垢な躍動が愚鈍な行為に思える様になったのだ。
彼ら彼女らは、”嬉しいとか悔しい”とか脊椎反射的に口にするだけで、”コロナ渦の中、医療現場の方は私達アスリートよりもずっと大変でしょう”との一言が何故言えないのか?それとも判ってて言えないのか?
事実、柔道女子78キロ超級で金を獲得した素根輝が、”コロナ感染の中で・・・”と息を切らしながら口にしたのが唯一であった。
多分、試合後のコメントには組織委から制限が掛かってるとは思うが、それでもあんまりである。
彼らは五輪の組織委の奴隷ではない筈だ。どんなコメントをしようが、国家の威信をかけて戦った勇者には変わりはない筈だ。
何故?盛り上がらない
お陰で、連日の日本勢のメダル奪取にもフィーバーどころか、興醒めを感じるようになった。
昔は五輪アスリートを心の中では蔑視しながらも、TVに齧りつくと、自然と興奮し、知らず内に感動の渦に巻き込まれたもんだ。
しかし今回はそれが全くない。勿論、日本勢が大活躍してるのを見ると嬉しくはあるが、その僅か一瞬だけである。
まるで、セクキャバで興奮した後の疎外感というか希薄感というか、そういった空疎なものが全身を覆いつくしてしまうのだ。
”アスリートたちの明るく潔い笑顔を見て、好感を感じない人はいないでしょう”との声もあるが、果たしてそうだろうか?
確かに、”もう少し物事を素直に受け止めるべき”かもしれない。
しかし、今回だけはどうもそういう気にはなれない。それはコロナ感染危機だけの問題であろうか?
ただ一つだけ言える事は、我々情に脆い日本島民はアスリートの五輪にかける意気込みは理解できても、医療現場の末端で戦う者の苦悩と憤りは理解できてないという事だ。
以下、「五輪開催が怒りに変わった」から一部抜粋です。
今からでも中止すべきだ
大阪府の新型コロナ感染者が再び増加。29日の新規感染者は932人に上り、病床使用率の悪化も時間の問題とみられてる。
女性看護師(30代)が勤務する病院は、第4波のピークでは軽中等症患者を受け入れる病床がずっと埋まっていた。6月中旬には数床まで減ったが、7月に入って新たな入院患者が増え始め、7/30現在の使用率は3/4に達している。
女性は”(昨冬の)第3波の後は感染者が途切れたが、第4波と第5波の間は波が続いてる”と話す。
第4波と比べて高齢者の割合が低く、50代までの若い年代が多い。病床が日々埋まっていく現状に、”第4波では感染拡大に行政側の対応が遅れたが、どこまで改善されてるのか不安が残る”と話す。
周囲の医療従事者は旅行や外出を控えてるが、夏休みに入り、人の移動が活発化し、”緊急事態宣言も蔓延防止策も国民に忘れられてる気がする。自分や身近な人が病院に世話になる時に初めて病床の逼迫に気付くのかな”と世間の緩みに危機感を覚える。
元々、柔道やバドミントンの経験がある彼女は、これまではテレビに齧りつき五輪を楽しんできたが、”今回ばかりは興味を持てない”という。”これだけ多くの人が亡くなってる中で五輪を開催する事がずっと疑問で、今は怒りに変わってきている。医療現場の事を思うと、五輪を見てリフレッシュできる精神状態じゃない。今からでも中止すべきだ”と話す。
2つの矛盾したメッセージがある時、人は自分に都合の良いメッセージを選ぶ。
五輪を止めるのは難しいかもしれないが、それに近いインパクトのある政策を打ち出さないと、医療現場は再び崩壊する。
以上、毎日新聞からでした。
すでに医療崩壊
医療現場の苦痛の叫びは大阪だけではない。五輪開催地の東京では現場はもっと深刻だ。
以下「すでに医療崩壊」から一部抜粋です。
東京都では五輪医療チームに職員を派遣する病院もあり、”すでに医療崩壊”との悲痛な声も上がる。
立川相互病院事務長の増子氏は、”職員たちは使命感で頑張ってくれてるが、疲弊した状況をひしひしと感じる”と語る。
ピークだった1月には、49人のコロナ陽性者を受け入れたが、7月は50人を上回った。専用の病床は21日から満床状態が続き、受け入れを断った例も。
”すでに医療崩壊は起こっている”と話す。それでも”入院したくてもできない人をこの地域から出したくない”といい、病床を更に増やす計画だ。
同病院は4月から、”医療は限界!五輪やめて!”とする張り紙の掲示を続けている。増子氏は”命を守る為に、今からでも政府は五輪中止を判断すべきだ”と憤りをあらわにした。
昭和大病院(品川区)は五輪医療にも職員を派遣している。相良院長は、”これ以上感染者が増えたら、救急患者の受け入れを停止しなくてはならない”と苦しい状況を説明する。
”感染拡大と五輪に関連はない”と繰り返す日本政府やIOC幹部には、”責任逃れでなく、実際に何がなされ何が必要なのか?正しい認識を持って動く事が大事”と苦言を呈する。
以上、時事通信からでした。
オリンピックとコロナ感染は無関係?
そこでよく論じられるのが、五輪開催とコロナ感染拡大の繋がりだが、五輪支持者は関係ないと決まった様に口にする。
しかし、五輪が地元で開催されてる中、どれだけの東京都民が自粛を守れるだろうか?
つまり、五輪がコロナを拡散させてるのは、火を見るよりも明らかだろう。
東京では4058人と初の4千人台を記録したコロナ禍。だが、感染急増と五輪との因果関係について、菅首相は”人流は減っている”、小池都知事は、”テレビ観戦によりステイホームが進んだ”などと否定。IOC広報部に至っては、”五輪はパラレルワールド”と述べ、感染拡大に責任はないと強調する。
以下、「穴だらけバブル」から一部抜粋です。
当初から懸念されたのが、五輪関係者の来日による感染拡大であった。
選手・関係者は今年1月から、政府の水際対策に縛られずに特例として入国した。この特例入国者の数は6月までに3551人。その中から6月末までに計6人の感染が見つかった。7/1以降は39000人超が特例入国。組織委によると、31日までに259人の感染が判明している。
五輪開会前から、選手村やホテルというバブルの中で過ごす筈の選手や関係者が、街の中で過ごす姿が何度も目撃されてる。開会式ではマスクをつけずにハグする姿も見られ、ネットでは都内観光をする選手の報告もある。
各会場では、各国の五輪関係者がマスクを外し、大声で怒鳴り、笛を吹き、騒ぎ立てる。標準の感染対策すら理解しない選手団も多い。
こうした現状を見ると、無観客にしたのは全くの正解だった。しかし、IOCなどの処分は聞こえてこない(8/1、初めて6人のIDを剥奪)。
一方で、空港での入国手続きでは、選手は空港検疫で陰性が確認され、その後入国手続きが行われるが、来日ピークの7日からは検査結果が出る前に、入国手続きを終える事が出来る。
事実、荷物を受け取るターンテーブルは選手も一般客も一緒で、選手らが検疫→入国審査→税関と進む場所もテープで仕切られてるだけ。選手村で毎日行われる抗原検査も実態は不明である。
こうした”穴だらけのバブル”は開催前から囁かれてはいたのだが・・・
お祭りがコロナを開放する
五輪が感染増を招いたと思わせる理由は他にもある。
五輪は華やかな祝祭であり、開催地の人々の心を開放的にさせる。自粛を守っていた者も我慢を緩め、出掛けてしまう。
それに、開幕後は各競技の報道が増えた一方、コロナ関連のニュースは減り、メダルラッシュでその傾向がより強まった。結果的にコロナを意識する機会が減り、自粛の意識も弱まった。
つまり、心理面で”楽観バイアス”が掛かってるのだ。
菅首相の”人流は減っている”発言も明らかにおかしい。事実、五輪開催によって密になるほどの人出も生じている。
例えば開会式の日、五輪の空気を味わおうと国立競技場周辺に群衆が殺到したほか、ブルーインパルスの写真を撮る見物人の密集状態もできた。翌24日にも、自転車ロードレースの選手たちが駆け抜けた三鷹市内では、観衆が肩を寄せ合うほど集まった。
また、”在宅率が高い”との小池氏の発言も怪しい。”テレビの視聴率が如実に示してる”と述べ、”高い視聴率=高い在宅率”と言いたげだが、関東地区の世帯視聴率では、開会式こそ56.4%だったが、多くは10%台にまで落ち込んでいる。
つまり、”誰もがいつも自宅で五輪中継にかぶりつき”とは程遠い。
政府や都などが”五輪が全て、五輪こそが日本を救う”などと誤ったメッセージを発信するが、必要なのはそんな事ではない。
”今はどんな状況か?国民はどんな不安を抱いているか?を直視すべきだ。まずは国民の疑問に明確な答えを出し、国民へのお願いを伝える。こうした姿勢がない限り、国民の協力は得られないし、感染拡大は止められない”
以上、東京新聞からでした。
最後に
私は誘致時から五輪開催には反対だった。
それが証拠に、3年前から26回に渡り、五輪反対の記事を書いてきた。
しかし哀しいかな、私の叫びは全く通じなかった。
反対派も賛成派も多くの国民は、”コロナ感染拡大は心配だけど、中止になればアスリートたちが可哀想”と思ってたに違いない。
しかし、そこには大きな問題が抜けている。誰もが肝心の医療現場の事には一切触れてない。日本政府やIOCや組織委は全く触れないし、TVやメディアは勿論、アスリートすらも触れたがらない。
もし、今五輪を打ち切りにすれば、どれだけの損害が出て、どれだけのアスリート達が悔しい思いをするだろうか。
しかし、医療現場の苦悩を天秤にかければ、答えは明らかだろう。
アスリートを取るか?医療現場を救うか?
この2つの矛盾を選択する時、自分たちに都合の良い選択をするのは簡単だが、それが最悪の選択である事も明らかである。
選択は我々の自由ではあるが、その選択次第では我々を自死に追い込むのである。
全くその通りです。
アスリートと医療現場のどちらが大切かといえば、500%後者の方は明らかな筈なんですがす。
しかし、反対派ですら殆どの日本人は”コロナも怖いけど打ち切りにしたらアスリートは可哀想”という視座で五輪を捉えてます。
こうした脆弱な浪花節的感情論を払拭しない限り、太平洋戦争と同じ過ちを延々と繰り返しますよ。
ま、このお叫びも殆どの国民には届かんでしょうね(悲)。
安心・安全と言いながら無観客で、かたや、緊急事態宣言を出している。感染の一番多いのは、家庭内感染が圧倒的です。
飲食店を縛り付けても、家庭で五輪観戦しながらみんなで感染しあってる。
尊敬していたアスリートも、なんのコメントもありませんね。スポーツ出来ればそれでいい?!
ほんと、うんざり、早く終わって欲しいです。
飲食店が悪いのではなく、夜の如何わしい店こそがコロナ感染の巨悪の根源ですが、メディアはそれを絶対に口にしない。
感染者の6割の経路不明者がこれです。
エロ爺が自粛期間中に風俗店に行ったなんて口が避けても言えない。そんな無能なエロ爺が家庭内でコロナを撒き散らす。結局、悪者は家庭内感染となる。
少し考えれば解る事だが、日本人も含め世界中の人はそれすらしない。
全く哀しい時代になったもんです。
なぜ?マスメディアは医療現場の声に耳を傾けない
それも医師ではなく末端の看護師たちに
地上波にも昭和病院の医師が出てたけど
彼には現場ほどには危機感はなかった
医師と看護師ではこうも違うのかぁ〜
今回はどう考えても感動よりも現場の苦悩のほうが上でしょ
打ち切るなら今しかないでしょ
現場の看護師が潰れちまったら
医師がいくらいても医療が崩壊するってことが
メディアや専門家にはまるっきりわかってないよ
それになぜ今になって
ブラックボランティアの広瀬すずをCFに登場させるのよ
国民を馬鹿にするのもいい加減にせぇ〜
感動に群がる国民は自らが感染に群がり、コロナを撒き散らす。この感動ポルノが感染ポルノに繋がる仕組みに、国民は気付いてはいない。
結局、政府だけでなく五輪に反対する国民の多くも、今の盛り上がった感動を打ち切る勇気は持ち合わせてはいない。
何でもそうだけど、大きな事をやる遂げようとする時は、大きな矛盾に遭遇するものだが、それにたじろいてては何も有効な策は打てない。
政府の曖昧な発言は国民に伝染し、国民の曖昧な行動に繋がる。政府はますます曖昧な発言を繰り返し、今の危機的状況を乗り切ろうとする。
オリンピックを打ち切りにする理由が明確になった今、アスリートの感動を打ち切る勇気が国民にも必要だ。安全安心は与えられるものでもなく自ら獲得するものである。
死にたくなかったら、少なくとも感動に浸ってる場合じゃない。
同じ病院でも、医師と看護師では危機感に大きな違いがあるんですよね。
多分TVに出てる人は現場にはいる事は少ないないでしょうから、その苦悩が伝わりにくいんでしょうね。
病床をいくら増やしても、感染患者をいくら受け入れても、それに対応する看護師がいなければ、キツい状況は変わりません。
それにキツい現場ほど待遇が悪いから看護師が定着しないんですよ。
以上を総合すれば、簡単にキャパを増やせない事は明らかで、如何に感染者を抑え込む事が先決化であるか。
そういう意味でも五輪は打ち切りにすべきなんですが・・・
病院のキャパを増やすのは限界があります。そうでなくとも五輪に相当な数の医師や看護師を送り込んでますから、東京都内の小さな病院は大半が医療崩壊の危機に瀕してます。
我ら庶民は感染して発症しても、病院で治療できると高を括ってますが、今はそれが出来ない状況です。特に変異株は感染も発症率も高いですから、いくら個人レベルで注意しても限界がありますよね。
五輪開催するなら、せめてワクチン接種を終わった段階ですべきだったんでしょうが、それすら政府は怠りました。
結局、政府も国民も勇気がなかったという事ですよね。
”感動ポルノが感染ポルノに繋がる”とは言い得て妙です。座布団5枚。
一番の勝者は性風俗になるのかな
特にデリヘルは大きく売上を伸ばし
笑いが止まらんたろうね
個人で免許もなくできるから
自粛期間中は最高の稼ぎどきだ
クラブを干されたキャバ嬢も
デリヘルに転職?したのも多いかも
こうした地下に潜りやすい業種は
感染者の6割を占める経路不明者の
生き血を啜って生き延びてたわけ
ホテル住まいの五輪関係者も
デリヘルにとっては恰好の餌だろう
地上では五輪が感動を撒き散らし
日本人の心を開放させ
コロナウィルスを拡散する
地下では風俗嬢がコロナを撒き散らし
エロ爺を食い物にする
五輪という隠れ蓑をまとった変異株はますます勢いを増すだろう
東京都の税収も企業よりも夜の街をアテにしてるからか、何も言えないんでしょうか。
でもこれだけ暑いと何もやる気なくなりますし、これからは日本勢がメダルを取れる種目は少ないから、TVで五輪を見る人はもっと少なくなりそうです。
そして涼しくなった夜中に暴れだすんでしょうか。