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若い頃、如何わしい店に立ち寄った事があった。
その店は地下にあったが、何と表現したらいいのか?とても奇怪な雰囲気だった。
横についた女は美人で魅惑的ではあったが、とても不自然に感じた。
いきなり”奥の部屋に行きましょ?”って、盛んに誘いを掛けてくる。
店内は薄暗くて、女の表情がよく確認できなかった。しかし女をよく見ると、血色が悪く、まるで薬物常習者の様で、歪なモルモットの雰囲気がした。
この手の店は初めてじゃなかったが、店内と女の様子に明らかな”矛盾”を感じてはいた。
私は目の前の連れに、”ここはヤバい、すぐに店を出よう”と声を掛け、すぐに店を後にした。
すぐにヤクザ風のオッサンが寄ってきて、”何か気に入らん事でもあったんか”と迫ってきた。
やはり、私のカンは当たっていた。
矛盾だらけの祭典
矛盾と不可思議に塗れたオリンピックがとうとう始まった。
賛否両論を抱えながらも”意味不明”な開会式を終え、7/28日現在でのメダル獲得数は、金13銀4銅5の計22個と、五輪大国のアメリカ(11,11,9)や中国(12,6,9)を抜いて堂々のトップである。
日本政府の緩慢なコロナ対策により、有力な外国選手の大幅な調整不足は大方予想されてはいた。
しかし、ここまで日本勢が想定外の活躍をすると、五輪中止を必死で唱えてた人種からすれば、満更悪い気はしない。
しかしその一方で、東京都の新規感染者数は4連休の影響もあってか、3177人に達し、これまた予想外の(2日連続の)過去最高を記録。
メダルラッシュで歓喜し、コロナ感染異常拡大で不安と失意のどん底に落ち込み、今大会を一言で言えば、フォロワーの記事「大いなる矛盾の世界」を借りればだが、制御不能な”矛盾だらけ”の祭典と言えるだろう。
菅首相は、”人流は減ってるから問題ない。打ち切りは考えていない”と発言した。しかし、連休とオリンピック開催で人流が増えてるのは明らかだ。
それに加え、五輪の”弁当大量廃棄”がNEWSを大きく賑わした。1日あたり数千食分の弁当が廃棄され、既に数千万円規模の損失を出したとされる。
内閣オリパラ事務局は、”弁当を用意してたのは組織委で、廃棄された数などの詳細はわからない”と他人事で済ませている。
しかし、JOC筋からの情報によれば、①無観客になりボランティアが激減したが、弁当の発注数は当初の(有観客時の)数から変更していない。②JOC側の弁護士が契約数を指示していた。③発注数はそもそも一定数を廃棄する前提だった、とされる。
結局、関連会社が損さえしなければ、”食品ロス”の問題など最初からどうでもよかったのだ。
”税金だからどう使おうが、俺たちの勝手”という内閣府の腐った論理が、ここに来て大きくクローズアップされた形となった。
最後に〜腐った土壌に華が咲く?
日本勢の金メダルラッシュは、予想外でとても嬉しいんだが。裏を返せば、単に外国勢の調整不足とも言えるし、勇気や感動とは程遠い部分もなくはない。
それに、コロナ感染拡大も予想外の勢いで、専門家の予想がピタリとハマった訳だが、このままで推移すれば、最悪の事態を想定する必要も出てきた。
今回のオリンピックは見える所で大きな矛盾があり、見えない所でも様々な矛盾が起きている。
何でもそうだが、根が腐ってたら花は咲く筈もない。しかしそれでも、確実に華は咲いてはいる。
この矛盾をどう説明したらいい?
英メディアは、日本の感染者数は公表されてる10倍は多いと言ってたが、これから1日1日が本当の勝負かもしれない。
盛り上がってるのか?盛り上がっていないのか?全く不透明な矛盾だらけの祭典になった感がある。
しかし、連日の様にメダルを獲得し、その奮闘ぶりを我ら国民に提供してくれるアスリートたちには、頭の下がる思いではあるが。その一方で、歓びたくても喜べない暗くて重たい現実があるのも、これまた事実である。
国民と国家の”安心・安全”を第一に考えたら、最悪の途中打ち切りも視野に入れる必要が出てきたと思うのは私だけだろうか。
本当の勇気とは、そういうものかもしれない。
太平洋戦争初期と非常によく似てる。
連戦!連勝!行け行けドンドン
あの当時は、日本国民の誰もが米英を駆逐できると心底思っていた。
しかし、半年も過ぎないうちに戦況は大きく逆転し、日本列島は焼け野原になった。
まさに今がその状況で
メダルラッシュで国民が浮かれてる最中
変異株感染は異常拡大し、日本だけでなく世界的規模にまで達しようとしている。
ここに来て、五輪開催に反対してきた多くの日本人も浮かれ始めてきた。
無条件降伏を受け入れる前に、打ち切りのカードを切る勇気が日本人にあるとは思えない。
金13個で日本トップで終了
メデタシ?メデタシ?
どうせ後半は陸上など
日本が不得手な競技ばかりだから
やってもメダルはとれない
それに
海外メディアも騒ぎ始めたようだし
打ち切るには今がちょうどいい
ということで
前半だけの五輪ということ
転んだサン!
どうです?このプランは
おっしゃってる御趣旨は、わかります。
わたしも、今年の春ころまでは、オリンピック開催には不安な思いもありました。
今でも、その不安は払拭されてはおりません。
しかしながら、オリンピックが開催されてみますと、
やはりオリンピックはやって良かったと思います。
日本選手団が、目覚ましい活躍をされ、連日、金メダルを勝ち取り、
麗しい日の丸の旗が翻るのをみますと、目頭(めがしら)に熱い涙がながれます。
政府の政策の是非はともかく、アスリートたちの、明るい、いさぎよい笑顔を見て好感を感じない人は
いないでしょう。
ブログ主宰者さまの、オリンピック懐疑論には、ひとつの御意見として承りますが、
ただし『外国選手団の調整不足が、日本選手団に有利になった』という御意見には【感心できません!】
もう、少し、物事には、すなおに受け止められるべきではないでしょうか?
コロナの感染状況には予断を許せませんが、
何とか無事にオリンピックを完了させて欲しいと願うばかりです。
まあ、日テレの24時間テレビはそれなりの視聴率を採るようですから、「感動ポルノ」に涙する人は一定数いるんでしょうね。
僕はメダルを取ったアスリートから、
「国民の皆さん、コロナ禍の中、五輪を開催させてくれてありがとうございます。おかげでメダルを取れました」
という言葉が出ないのを残念に思っています。
首相からは、オリンピックを推進する言葉のみが聞こえて来ますが、
コロナ拡大で不安になっている国民に対する言葉はまったくない。
こうした言葉が出て来れば、少しは「矛盾」が解消されるような気がしています。
書き忘れましたが、私もそれを言いたかったんです。
あの時も今の全く同じ状況で、日本中が浮かれてたんですよ。米英には絶対に勝てる、皇軍が負けるはずないと。
まさに”木を見て森を見ず”です。
今のままで行けば、変異株を相手に無条件降伏という笑えない可能性も出てきました。
ワクチン優等国のイスラエルもアメリカも変異株に関しては再び警戒を初めました。
でも正直もう少し日本人はクレバーかなと思ってましたが、戦前と全く変わってないんですよね。
コメントとても参考になりました。
でも今打ち切れば、少し酷ですが日本にとっては有終の美になりますね。
NHKでも放送してましたが、海外メディアがしびれを切らし、騒ぎ始めました。
こうなる事は火を見るよりも明らかでしたが、厳しい罰則を課しても止まらなさそうで。それに、日本中がメダルフィーバーに浮かれ、都心部の飲食店は大賑わいらしいです。
政府は今ここでカードを勇気を持って切らないと、8月は専門家の予想以上に大変なことになる。
そういう事が判っていながら、情に脆い日本島民はイケイケドンドンなんですよ。
これが日本人の等身大の現実ならば、打ち切りは最高の手段になり得ますが・・・
現実を理解するって難しいでよね。
多分、私の趣旨の大半は理解されてない様に思われます。
まず、国民の安全安心を言うのなら
打ち切りは最悪のカードですが、最善の策だと思う。
でも今の日本は連日のメダルフィーバーに浮かれ、”五輪ポルノ”ではないですが、彩火さんの様に涙を流す人までいる。
その上、海外のメディアは大騒ぎし、都心部の飲食店では賑わいを見せ、お陰で変異株が爆発感染しても何の不思議もない。
この様にオリンピックに浮かれ、国民の命を結果的に危険に晒すとしたら、それこそ本末転倒です。
安全(命)をとるか?感動をとるか?
”無事終わるのを”という神風が吹けばいいんですが、考えとしてはIOCや日本政府と同じく、とても安直で脆く危い気がします。
エンタメさんみたいに業界用語がポンポンととび出せば、私の意図も説得力あるんでしょうが(悲)。
浮かれた今の時勢で、現実を理解しろってのが無理な話ですかね。
言われる通り、何故アスリートたちから”コロナ渦”や”感謝”って言葉が一言も出ないのか?
それがとても不思議です。まるで、IOCや政府や組織委に口封じされたかの如くです。
それに五輪開催に肯定的な人種は、どうも政府のコロナ対策には目を瞑ってる所があります。メダルラッシュで安倍シンパは勢いづいたんでしょうか。
そう言えば、”感動ポルノ”ってありましたね。24時間TVで有名になった言葉でした。
感動は高く付くという点では”五輪ポルノ”って言葉も流行りそうで・・・
変異株も腐敗した五輪も脅威ですが、我ら大衆が安易に感動を追いかけるのも大きな脅威ですよね。
コメント有り難うです。
お邪魔します。
“歓びたくても喜べない暗くて重たい現実があるのも、これまた事実”
本文中にあるこのフレーズが、僕の心中そのものです。選手たちの躍動とは裏腹に、気分は一向に晴れません。メダルラッシュと平行して流れる感染爆発報道のあまりに色濃い明暗に、釈然とせず、戸惑いが募るばかりです。
個人的に矛盾五輪に対する意見は様々ありますが、どれも各論に過ぎず。やがて訪れる混迷は、歴史に裁かれることになるでしょう。
猛暑とコロナに苛まれる夏です。
ご自愛くださいませ。では、また。
誘致する矛盾、予算やカネの流れの矛盾、IOCや組織委の存在の矛盾、TV放映を一手に牛耳るNBCの矛盾などなど数え上げればキリがない。
元々古代オリンピックはギリシャ(アテネ)のもので、古代ローマ帝国がギリシャを支配し、私物化した時点で死滅状態でした。
その後、クーベルタンが近代五輪を世界規模で復活させた愚行に、政治の道具になったモスクワ五輪の失態とロス五輪で商業五輪に成り下がった矛盾。
今では、IOCが五輪を私物化し、五輪開催は内閣支持率と票集めの短絡な手段と成り下がってます。
つまり、原点に戻り、オリンピックをギリシャに返せば、矛盾の多くはなくなると思うのですが。利権が複雑に膨大に絡みすぎて出来ないんでしょうね。
コメント有り難うございます。