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6月以来の”鏡張りの部屋”ですが、間が空きすぎたので、簡単に振り返ります。
因みに登場人物は、前回”その38”の図をClick参照です。
主人公のダーレムは、ある闇組織に追われるも九死に一生を得て、迷宮のホテルカリフォルニアに救われた。
ホテルに監禁されたダーレムは、老支配人マティウスや受付の若い女カミーユに守られ、男は少しずつ自分を取り戻していく。
探偵マーロウは男の精神的支柱となり、男を支え続ける。
そんな時、ダーレムのかつての愛人で娼婦のレオニーが瀕死の重傷を負い、運びこまれる。
ドレフェス医師の奮闘もあり、彼女の意識は回復したが、襲った犯人の特定には至らない。マーロウが追う肝心の”ホシ”は、既に逃げ去っていた。
そこに、ソレイマニ暗殺とウクライナ機撃墜のニュースが入り、マーロウの親友ダルデスから、”ドレフェス医師がソレイマニ氏を殺したのでは?”との機密情報が入る。
何とか情報の裏を取りたいマーロウは、日本にいるかつての仕事仲間のテンゾー(転象)に相談を持ちかける。
かつて、ダーレムを救ったドレフェス医師に黒い噂が取り巻くが、テンゾーの協力でダーレムの無実を確信したマーロウは、ロス市警と連携をとり、闇組織を追い詰める・・・
Episode #39
マーロウは、ホテルカリフォルニアへ向う前に、ダーレムの友人のラウンダーズの家へ立ち寄った。
”ロス市警が動いた以上、闇組織も簡単にはダーレムには近づけまいし、存在がバレたとしても、ホテルカリフォルニアにすら寄れないだろう。老支配人のコネクトは西海岸中に蔓延ってるからな”
ラウンダーズの家はLA郊外からはずっと離れた山の手にあった。彼が経営する街中のレストランからもクルマで小1時間ほど離れた所だ。
ダーレムは当初、友人のラウンダーズを疑っていた。幼馴染のシルフィと寄りを戻す為に、自分が行方不明になった事を好都合に、家族に近づいたと思っていた。
しかし、それはマーロウの提案でもあった。勿論、ラウンダーズにも内心がなかった訳でもなかった。
もしダーレムが死ねば、シルフィの家族は自分のものになると、薄々は感じていたのだ。親友同士だから、互いの腹の中は見えてた。
事実、一度はシルフィとラウンダーズは再婚しかかった。
しかし、マーロウはすぐに気づいた。まずはダーレムの声を聞くべきだと。
マーロウは、そんな夫婦間の間柄を引き裂きたくはなかった。故に、シルフィの心が揺れ動く前に手を打ったのだ。
以来、ラウンダーズとは毎晩の様に連絡を取り合い、ダーレムが生きてる事も家族を愛してる事も伝えた。それに、周りに不審な動きがないかを確かめあっていた。
シルフィの警戒心を解きほぐす為に、秘書のライリンもラウンダーズの家に出入りを繰り返した。
マーロウは早速、秘書のライリンに電話した。
”ああ俺だ。早速だが、シルフィと娘二人をホテルカリフォルニアまで送ってくれないか”
目を覚ましたばかりのライリンは要を得なかったが、すぐにその意図を理解した。
”ダーレムさんも久しぶりの家族との再開ね。ロス市警が動いたからには、命を狙われる事もないでしょうに、これからは堂々と会えるわね”
”そこまで堂々とはいかないさ。闇組織は至る所に根を張ってるからな、油断すればすぐにヤラれちまうよ”
”だから私にお願いするのね。ラウンダーズさんは連れて行かなくてもいいの?”
”今はまずいだろ!いくら親友でも妻と一度は惚れあった間柄さ。妻と娘だけでいい。老支配人に連絡を取って、くれぐれも用心してくれよな”
”随分と急いでるようね。ドレフュス医師は明日の夕方でしょ?”
”いや、前日に宿を取って見張っていたいんだ。逃げられたら一巻の終わりだからね。
それにカミーユを一緒に連れて行こうと思う。レオニーへの尋問はその後にする”
”何だかすっごくエロい感じがするわね
変な気でも起こさないでよ”
”こういうのは女性の方がいいんだ。
歳を食った親父は若い女には無防備だからな”
”バツイチで悪かったわね💢”
”カミーユも立派なバツイチだよ、それに子供も堕ろしてるし”
”何よその言い方?アソコがユルユルで締まり悪そうって意味に聞こえるわ”
マーロウは思わず吹き出した。
”ライリンとカミーユを突き合わせたら、確実に殺し合いするだろうな”
ライリンは微笑んだ。
”意外にそうでもないかもよ。変な関係で結ばれたりして”
”おいおい、お前らそんな関係だったのか?”
”冗談よ、とにかくお気をつけていってらっしゃい。慌てたら全てはご破産だからね。全てに落ち着いてよ”
”ああ、判った。後は宜しく頼むよ”
そういうと、マーロウはカミーユが待ち合わせてるロス空港へと向かった。
ライリンは、ホテルの老支配人に電話を入れた。ダーレムに妻を会わせるのに、元愛人で娼婦のレオニーがいてはマズイのだ。
”マティアスさん?私、ライリンです。
早速の事で面倒かけるけど
今からダーレムさんの奥様と娘二人をそちらに向かわせようと思うんだけど、当然、レオニーさんがいてはマズイわよね”
老支配人は笑って答えた。
”ああライリンさんか?久しぶりジャの〜
マーロウさんから聞いとったが
レオニーの事は私が世話をするからの、安心して連れて来なはれ。ダーレムも大喜びだろうの”
ライリンは老支配人に感謝し、妻シルフィと娘が住むラウンダーズ宅へと向かう。
シルフィも二人の娘のスージーとルーシーも、マーロウからダーレムの無実を知り、とてもリラックスしていた。
早速、迎えに来てくれたライリンに深々とお辞儀をした。
”色々とご面倒をおかけして、何とお礼を言っていいのやら。
ご覧の通り、娘たちも昨晩から騒ぎっぱなしで、私も何だか落ち着かなくて・・・”
ライリンは笑顔で答える。
”当然だわ、一度は死んだものと思ったんですもの・・・”
シルフィは昔を振り返った。
”あまり口にしたくはないけど、最初は浮気を疑ったの。それでトラブルに巻き込まれ、雲隠れしてるのか?死んでるか?どちらかだと思ったわ。
警察に相談しても、要を得ない返答ばかりで、つい私も自暴自棄になってしまって・・・”
”気持ち察しますわ
でも、こういう事を経て、家族の絆は強くなるんじゃないかしら・・・
あら私とした事が余計な事を口走ってしまって、失礼ですわね”
”いや、その通りですわ
それにマーロウさんには本当にお世話になって、探偵さんがいなかったら家族は崩壊してましたわ”
”そんな事ないですよ
ああ見えても単なる女好きですから、好きでやってる事ですよ(笑)”
”でも本当に助かりましたわ”
シルフィは、早く父親に会いたいとせがむ二人の娘に身体のあちこちを突っ付かれ、嬉しくも困惑した表情を浮かべた。
ライリンは気を利かし、さり気なく車のスイッチを入れる。
”では、早速行きましょうか、娘さんたちも興奮してるみたいですから(笑)”
一回り年配のシルフィだが、ライリンにはとても若く感じた。家族を持つという事が如何に大変で、心の大きな支えになるかを、改めて痛感した。
ライリンは凶暴な旦那から逃げた。一方、シルフィはトラブルに巻き込まれた旦那を、優しく包みこもうとしている。
ライリンは嫉妬も感じたが、全てを掛けてこの家族を守ろうと誓った。
ようこそ、
我がホテルカリフォルニアへ
🎵ここは素敵な場所でしょ🎵
🎵ここは素敵な人達でしょ🎵
まずは家族との再会ときますか?
少し大人しい展開になりそうですが
ここら辺でサプライズがほしい〜
ロス市警が動くと同時に、マーロウのレオニーへの尋問とドレフュス医師の追跡。それと同時に、ダーレムの家族との再開。
私的には実に考え抜かれた展開だと思う。後はレオニーの自白でどこまでドレフュスを絞込めるかが焦点になるとも思うけど。
ひょっとして、hitmanさんのサプライズを必要とするのかな。
でもこれからの展開には自信ないんですが、私もサプライズほしいです。
これからの展開は哀しいかな、未だ未定です。ああサプライズがほしい・・・
何かいい事ありそうですね。
深夜のTVCMで、”ホテル歌丸”ってのがあり、思わず腹を抱えて笑ったのを思い出しました。
でもラブホテルでホテルカルフォルニアというのも出来過ぎのような(笑)。
ドレフュス医師と接点があるとすれば娼婦のレオニーでは単純すぎるし、それかといってレオニーの持つ情報くらいはドレフュスも持ってるだろうし
あとは、どう転んだサンが既存のシナリオをひねくり回すかだけど、サプライズがあるとすれば今かな〜👅
でもそれをやると、シナリオがややこしくなりすぎるので、どうなのかな?
確かに、娼婦のレオニーでは存在感が薄すぎるし、それかと言ってラウンダーズも薄すぎるとは思うんですが。
でもHoo嬢のコメント一応参考にさせてもらいます(^^)/~~~