私は酒呑みのくせに、大の甘党である。
特にチョコレートと粒あんと黒砂糖は大の好物である。
気分が落ち込んで食欲がない時や眠れない時は、よく甘いものを口にする。脳が疲れてるのだろうか。私にとって粒あんは、一種のカンフル剤なのだ。
しかしあんこに関しては、市販されてる粒あんをしばし買うが、どうもあのわざとらしい甘さに胃が凭れる。とても毎日食える代物ではない。でも甘いものがほしい。毎日食える、身体に安心な甘いものがほしい。
そこで、試しに自分で作ってみようと、サイトを潜ってみた。しかしどれも手の掛るレシピばかりで、簡単に出来るものがない。
因みに、その手の掛かるレシピだが、①乾燥あずきをよーく洗い、水を入れ中火で沸騰させ、5分程煮て火を止める。②水で洗い、水気を取り再び鍋に戻し、水を入れ強火にかけ、差し水をしながら40分程柔らかくなるまで加熱。③煮汁を捨て砂糖を入れ潰さない様に混ぜ、水分がなくなったら塩を入れて混ぜ、火を止める。④バットに広げ、粗熱を取り、完了ですと。
こういうのを見ると、隣組の世話じゃないが、なぜ日本人は手の掛かる事ばかりやろうとするんだろ?
何故?シンプルイズベストという基本原則がわからんのだろうか。
初午祭ではないが、何故いなり寿司を食う必要がある?縁を担ぎすぎるのと、何でも複雑にし過ぎるのは農耕族の悪い癖だろうか。
という事で、ダメ元で”簡単粒あん”で検索したら、炊飯ジャーで粒あんが作れるというではないか。手順を見ると、洗った乾燥小豆と水を入れ、スィッチオン。炊きあがったら、水と砂糖と塩を入れ、再びスイッチオン。たったこれだけだ。
これなら自分でも出来るかなと思い、早速、小豆を買って試してみた。”粗大ごみは誰が為に?”ではまんまとサイトに騙されたが、これなら行けそうだ。直感でそういう気がする。
かるーく乾燥小豆を洗い、あずきとその3倍の水を入れ、炊飯オン。約1時間後に炊きあがると、1杯の水と砂糖と塩少々を入れ、再びオン。
これだけで本当に美味しい粒あんが出来たのだ。少し水っぽかったが、市販されてる粒あんよりはずっと美味いし、胃も凭れない。
一方で一部の加工粒あんには、防腐剤(ソルビン酸)や甘味料(ソルビトール)が含まれてるし、それ以外にも重曹などの加工助剤が入ってるものもあるという。どうりで胃が凭れると思った(追記)。
安価なカナダ産の小豆を使い、2度目に作ったのは完璧だった。
京都の老舗のお菓子屋にも負けない自信があるし(冗談?)、それ程の出来だったと思う。甘さ、食感、見た目、香り、全てが完璧だった様に思う。
保温時間を少し長くしたせいか、ふっくらとした品のいい粒あんが出来た。
何度か試したが、1度目の炊きあがりの時に1時間ほど保温のままにすると、小豆が十分に水を吸い、”蒸しあん”みたいにふっくらとなるみたいだ。
因みに、写真(参照)くらいの仕上りで丁度いいみたいです。但し、保温時間が長すぎると、乾燥しすぎて、カパカパになるから注意が必要です。
でも、この自家製つぶあんを一度口にしたら、市販されてる甘菓子や洋菓子は食えたもんじゃない?
”純度”というのは、文学の世界だけでなく、食い物の世界でもとても大切な事を教えられた気がする。
凄い!試されたんですね。
炊飯器で作る方法は知っていましたが、炊飯器を拘束されるので作ったことはありませんでした。
市販のアンコはとても不味くて食べられません。あの味はアンコではない。何が入っているんでしょ。(しかもお腹を壊します)
セブンのアンコのデザートは全部同じアンコの味。面白くもなんともない。
私はてん菜糖で作るんですが。てん菜糖の餡は絶品。
私はSTAUB鍋で小豆を煮ます。毛布に包んで放置をして小豆を柔らかくします。厚手のお鍋もいいですよ(^^)
(善哉とかはいいんですけど、アンコとなると煮つめるのは少しハードルが高いですが…)
書き忘れましたが、保存剤のソルビン酸はアカンですね。高級ワインにも入ってますが、私にはセメダインの匂いがします。
250gの乾燥小豆を使いますが、美味しすぎて、2~3日で平らげます。でも添加物が入ってないだけで、こうも違うんですね。
てん菜糖ですか。今度試してみます。
中古の格安炊飯ジャーを買って、粒あん専用にするつもりです。
俺も粒あん大好きで一昨日に山形に仕事で出かけた時帰りに東京三大たい焼きの若葉山形店にたい焼きを買いに立ち寄って来ました
ここのたい焼きは皮とあんこがとても美味しいのです・・・
俺も今度作ってみましょう
教えてくれてありがとうございます(笑)
粒あんは便秘にもいいし、してやったりといった感じですかね。
ぜひ試す事をおすすめします。
砂糖は少なめがいいか、黒砂糖系ならもっと美味しくなると思います。
実際おいしいですよ。