前回”その52”でも書いた様に、夢の中に新旧のグラビアアイドルばかりが現れ、少し嫌気が差してたが、今度は珍しく男優が現れた。
確か、男性の俳優が現れたのはブルース・ウィルスが初めてだったと思う(”その26”参照)。故に、珍しくエロい感情がないスッピンな夢でもあった。
夢の舞台は自宅ではあったが、親父が生きてた頃の古い屋敷であった。
私が子供の頃は、今の様に屋敷自体は広くはなく、2階建ての牛小屋と居間と風呂場と親父の部屋と、その奥にお座敷と縁側とトイレというシンプルな作りであった。表の駐車場は田んぼで、裏庭も田んぼだった。
今では、居間と風呂場と親父の部屋は廃墟となりつつあり、旧いお座敷を解体し、バスルームと洗面所と新しいお座敷と、それにお袋の部屋を新しく増築した。
結果として、この数度に渡る増改築が裏目に出て、兄は死に、私もお袋もダメになった様な気がする。
そういう私はと言えば、この増築が当初から気に食わなく、親父の仕事場である小屋の2階に住みつく様になった。今でも親父の魂が棲みついてる様な気がするのだが、気のせいだろうか。
外国の要人一家が尋ねてきた
そんな古い時代の設定だったが、私が目を覚ますと、金持ち風の明らかに要人といった外国人一家がいきなり訪ねてきた。というより、目の前にいるのだ。
そして、1日だけでいいからお座敷を借りたいと言う。
慌てふためいた私は、一家をお座敷に案内し、食事は外で食べるのか?お風呂も外で済ますのか?を尋ねた。
娘と思われる長身の若い女性は、1日だけでなく数日間ここに居たいという。どうも表の庭が気に入ったらしいのだ。
子供の頃からド田舎の自宅は好きにはなれなかったが、不思議と庭だけは、私が必死で剪定した事もあり、そこそこ自慢の庭でもあった。
家族で話し合いが持たれ、結局娘が言うように、数日間私の家に泊まる事になった。
そうこうしてるうちに、近辺が騒がしくなってきた。どうやら報道陣や野次馬が駆けつけてきたようだ。
表の駐車場が、メディアや野次馬連中の車や人混みで一杯になる。
私は注意しようと外に出ると、平屋の駐車場の筈が立派な立体駐車場になっていた。
”そんな筈はないんだが”と、そこら辺を彷徨いてると、そこには何と元祖イケメン俳優の佐藤浩市がいるではないか。
彼は取材記者らしく、”1台分でいいから駐車場を貸してほしい”と渋い表情で尋ねてきた。奇妙だが、満杯な立体駐車場をぐるりと見回すと、丁度1台分の空きがあったので、そこを貸す事にした。
親父が生きてた頃の古き懐かしき家と、ある筈もない立体駐車場。それに外国人一家と笑顔を振りまくブロンド娘に、渋い表情のままの佐藤浩市。考えるだけで頭の中が混乱した。
そして、夢から覚めた。
最後に〜自慢の庭
先日見た夢”その52”では、井上和香夫婦が自宅の一部を買いたいと申し出てきた矢先の夢である。井上和香も外国の要人一家も自宅の庭を気に入ってたのだ。
勿論、100%の出来ではないが、私自身今の庭はすごく気に入ってはいる。
前回でも書いたが、私は自宅の敷地をできればの話だが、そこそこな人に売りたいと考えている。そして、それが夢にそのまま出てきたのだ。前回は井上和香夫婦で、今回は外国の要人の家族だ。
ここまで偶然が重なると、夢の中に現実が登場すると、夢もまんざら悪くはない。夢の中で虚像と実像が混じり合う事で、単なる夢と思ってたものが大きく拡張した様な錯覚に思える。
丁度、虚数が複素数を生み出し、その複素数が現代数学を大きく飛躍させた様に。言い換えれば、虚像(幻想)が夢を生み出し、その夢が実像(現実)を大きく飛躍させる。
大統領選挙も、出口調査ではバイデン有利とされた。”その48”でも書いたが、夢に出てきたトランプと同様に、彼には不屈の勢いと大きな求心力がある。お陰で大方の予想を覆す様に、大接戦となった。
つまり、夢が現実になる可能性が少しは出てきたのだ。
私はこれから何年生きるかわからない。しかし、毎晩のように”不思議な国のアリス”の様な世界の中で、もう一つの人生を過ごすのだろうか。
今の私に逃げ道があるとすれば、狭い小道に繋がるささやかな夢の世界だけであろうか。
そして、その夢が現実になったとしたら?
残念ながらトランプは劣勢に追い込まれましたね。
転んださんの青い靴は赤い蜃気楼を呼び込むんではなく、民主党の青い稲妻を呼び込んだんだのか。
夢は所詮は夢ですよね。
夢に出たトランプは偽者だったんですね。所詮夢は悪夢だったんですね。
トランプ爺は喚く程に窮地に追い込まれ、惨めな敗戦になりそうです。でも、アメリカの分断は加速しそうです。
一番手前の木と右側の木の剪定の仕方が絶妙です。
やはり庭には人の心が宿るんですね。
余計なお世話ですが、屋敷は売っても庭だけは売らないほうがいいですか。
話は変わりますが、トランプは終わりました。アメリカファストは絵に描いた餅に過ぎなかったんでしょう。
流石の青い靴も救世主にはならなかったようで・・・
選定する時、電動バリカンを使ってキレイに揃えようとしたんですが、殆どうまく行かず、手ノコでバッサバサと切り倒しました。
切った当初は素っ気ない感じでしたが、眺めるほどに情が湧きますね。逆にキレイに剪定された庭を見ると、興ざめするほどです。