象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

『湖中の女』に見るチャンドラーの憂鬱と倦怠と鬱憤と

2019年03月05日 05時41分40秒 | 読書

 「湖中の女」は、第二次世界大戦の最中に書かれただけあって、従来のレイモンド・チャンドラーの作風と多少異なる趣を呈します。
 長編シリーズの第4作目とあって、完成度と熟成度は、読者の期待を凌駕する程です。訳者の清水俊二氏の高質な文才も手伝い、推理の領域を遥かに突き抜け、濃く深い人間の情愛と強欲の深部にまで拡張していきます。

 「長いお別れ」が、友情と正義の間に揺れ動く繊細な人間ドラマだとすれば、この「湖中の女」はシリアスでシビアな探偵ドラマに仕上がってます。それ以上にタイトル(原題The Lady In The Lake)が実に素晴らしい。 


チャンドラーの鬱憤と憂鬱

 清水氏が語ってる様に、”戦争が彼を憂鬱にし、生活の孤独が精神を枯渇させ、心境が好くない状況でこの作品を書き上げたであろう”と。
 確かに戦争の影響は、チャンドラーに大きな”負の圧力”を掛けた。お得意の”ロマンスや魅惑的なブロンド”は登場しない。とにかく無慈悲で非情な展開が延々と続く。
 何時終わるか判らない戦争と同じく、泥沼化していく世界に、チャンドラーも主人公マーロウも読者も引きずり込まれ、著者の複雑な心境と感情の吐露を促す。

 戦時下の自由を奪われた時代。
 これ程の作品が書けるのは、やはりチャンドラーならではだ。事実、これまで発表された長編4冊の中で最も良い売れ行きを示した。ただ、よほど鬱憤が溜ってたのであろうか、終盤になると、一方的に喋りまくる。
 まるで戦争末期にアメリカの無差別空爆が展開されたみたいに、”俺が正義だ”と言わんばかりに、周りを延々と説き伏せる。
 ”誰が誰を愛そうが、結局は憎しみに変わり果て、無残な屍となり果てる。誰を殺そうが何の目的で殺そうが、残るのは変わり果てた死骸だけだ”との、マーロウの鬱憤の激白には泣かされますね。
 つまりこの作品ほど、戦争と暴力の匂いを漂わせるものは他にはない。

 3人を殺害した女はいくら愛した女といえ、警官として黙ってる訳にはいかなかった。しかし、逮捕して全てを曝け出す勇気もない。彼女は殺されるべきだと考えた男が女を殺した。そして、その男も自ら命を絶つ。

 エンディングと無条件降伏が見事にオーバーラップする悲しくも、大人の大人による大人の為の深く濃く酔える作品です。どうです!一家に一冊。
 以上、大まかな解説でした。以下長くなりますが、ネタバレです。


マーロウの模索

 オープニングは、マーロウがデレイス・キングズリーに会いに行く所から始まる。彼の秘書で愛人のフロムセット嬢とのちょっとした会話が洒落てる。この女は小賢い猫女風に描かれてるのもユニークですね。
 化粧品会社社長(キングズリー)の依頼で、1ヶ月前に失踪した彼の妻(クリスタル)を捜すマーロウ。クリスタルと結婚の噂のあった”やり手”のクリス・レイバリーをまずは問い詰めるも、”もうずっと会ってない、あの女とは終わったんだ”と全く相手にしない。

 続いてマーロウは、レイバリーの隣人で薬物医師のアルモアに目を付けるが、屈強な大男の警部補デガーモに遮られる。
 実は、このアルモアとデガーモとの関係が後々事件の鍵となる。
 仕方なくマーロウは、クリスタルの足取りが消えたキングズリーの別荘がある湖畔を訪れる。
 この失踪したクリスタルの描写も実に凝ってて、”何時もピカピカの服を着て、大声で笑い、脚を丸出しにした、薄い色の金髪の嫌らしい目をした軽い女”と、殺されても当然という軽薄な女の印象を読者に与える。

 事実、彼女は若く奔放で放蕩グセがあるが故、中年親父のキングズリーには満足できなかった。この淫乱女は山間の別荘に住み、情夫を囲い、時折訪れる男を誘っていた。
 その情夫の1人で、キングズリーが所有するリトルフォーン湖の管理を任せられてるビル・チェス。彼は在郷軍人で右足が不自由だったが、彼の妻は夫とクリスタルとの情事を知り、家出をする。前半のキーとなる女です。 


水死体発見と3人の女

 リトルフォーン湖にいたマーロウは、偶然にもこの湖底から女の水死体を発見。行方不明の社長夫人クリスタルと思われたが、ビル・チェスの妻で家出していたミュリエルの遺体?だった(が、実はクリスタルの遺体だった)。
 マーロウは返す脚で、再度レイバリーを尋ねるも、彼も浴室で射殺されていた。そこに残された拳銃はクリスタルのものだ。
 それにミュリエルとは偽名で、彼女もクリスタルを探してた。クリスタルとミュリエルとの関係は?

 前半では、様々な人物が登場し、複数の事件が奇怪にからみ合い、謎が謎を呼ぶ展開に、読者は振り回される。
 前述した様に、この作品は、第二次大戦の膠着状態の最中に書かれたもので。ロサンジェルスの陽光だけが眩く、登場人物は誰もが憂鬱と倦怠にとらわれ、現在の状況に閉塞感を色濃く映し出す。
 彼らはこの悶々とした状況から逃れたいと願うも叶う筈もない。マーロウだって全く同じ状況だったのだ。

 この作品には、フロムセット、クリスタル、ミルドレッド(ミュリエル)と3人の美女が登場するが、3人共に怪しげな魅力たっぷりのブロンド女です。前から順に、チャーミングで軽快、淫乱で奔放、魔性と冷酷と対照的に描かれてます。


魔性の女ミルドレッド

 化粧品会社社長キングズリーの妻で、一ヶ月前に失踪したクリスタルの死体?が、社長の別荘がある湖で見つかり、クリスタルの元愛人であるレイバリーも射殺された。
 キングズリーの依頼を受けてたマーロウの捜査も振り出しに戻る訳だが、ある悪魔女のお陰で展開が微妙に複雑に入り組んできます。

 まず、麻薬の売人でもあり、シャブ中患者相手に荒稼ぎをする”麻薬医師”のアルモアは、”ラテン系の燃えたぎる様な黒く大きな瞳を持つ”看護婦のミルドレッド・ハビランドと情愛に落ちます。
 実は、この魔性の女こそがミュリエルの偽名を使い、クリスタルに化けてたのですが。一方、アルモアの妻フローレンスはヤケ酒を飲んで暴れ、この悪魔女ミルドレッドに一年前に殺害されてたんです。
 しかしアルモアは、妻に睡眠薬(麻薬)を多量に注射したが故、妻を殺したと勘違いした。そこで罪を隠す為にミルドレッドの助けを借り、自殺に偽装するが、これが彼女に悪の狂気を呼び覚ませる。
 アルモアの隣人レイバリーは、”腕は女を抱く為にあり、脳みその全てが顔の中にある”という典型のマダムキラーだ。この長身でイケメンの女たらしは、アルモアが自殺に偽装をするのを目撃し、医師を犯人と勘違いし、金をゆする。
 身の危険を感じたアルモアは、大男で警部補のデガーモを護衛につけるという訳です。

 ゆすりのお陰で、羽振りが良くなったレイバリーもまた、悪女ミルドレッドの標的になる。
 ”あの女は金を持ってる、金は何時でも役に立つ。だがそんな事してまでも金を作りたくはないさ”と、レイバリーはクリスタルを無視するが、クリスタルに変装したミルドレッドにあっさりと殺される始末。全くマダムキラーも型なしですな。

 一方、アルモアの愛人ミルドレッドはアルモアと別れ、名前を”ミュリエル”と変え、愛人の一人で湖畔の別荘管理人ビル・チェスの妻となる。
 ”私の様な下らない男は、女の脚に触りたくなる。それも違う女の脚にね”、片足男のセリフにしては洒落過ぎですが。

 元々ミルドレッドには、燃え盛る程の情愛と情欲を持つが故に愛人も沢山いた。化粧品会社社長キングズリーも愛人の1人だった。一方、雄牛みたいで屈強な警部補のデガーモも彼女の元愛人で、彼女を探す為に湖畔に出没する。 


マーロウ危機一髪?

 一方、アルモアの妻フローレンスの自殺について独自に調べ、真相を掴んでた探偵のタリーは逮捕され、タリーの妻を尋ねたマーロウも逮捕される。
 逮捕されたマーロウは自分の推理をウェーバー警部に説明する。この警部もデガーモの怪しい行動には薄々気付いていた。
 しかし、フローレンス事件を担当してたのは、ミルドレッドの元愛人でもあるデガーモ警部補だったのだ。故に、暗中模索してたマーロウに一筋の光明が差込む。

 デガーモの追跡に危機を感じた悪魔女のミルドレッドは、社長夫人のクリスタルを誘い殺害、遺体に自分の服やアクセサリーをつけて湖に投棄し、ミルドレッド殺害を偽装するが。悪魔女はクリスタルになりすまし、愛人のレイバリーとメキシコに駆落ちする芝居を打つ。
 クリスタルに成り済ましたミルドレッドは、キングズリーに電話をかけ、”金を頂戴、そのまま街を出るわ”と誘う。そこでキングズリーから依頼されたマーロウが代理で会いに行くが、まんまとミルドレッドの罠にハメられる。
 マーロウは、クリスタルに変装したミルドレッドに出くわし、いきなり銃を突き付けられる。二人は取っ組み合いになるも後ろから大男(デガーモ)に殴られる。

 目が覚めたマーロウの隣に横たわってるのは、殺されたクリスタル?いやいや、実はミルドレッドだった。
 マーロウはそのまま殺害現場に居続けた。敢えて警察から拷問を受ける事で事件の真相を明らかにしようとする。このマーロウの憎い演出に、デガーモは気を許してしまうのだが。


悪魔女の終焉とデガーモの罠

 ミルドレッドはマーロウから金を奪うも、逃げる途中でレイバリーに目撃される。その後、口封じの為にレイバリーを殺害するが。最後は元愛人であるデガーモに殺され、マーロウの横に寝かされる。
 当初、デガーモはミルドレッドを逃がす為に、アルモア夫人の殺人をもみ消した。危機を察したミルドレッドは、デガーモからもアルモアからも逃げ、実直な軍人上がりのビルチェスと結婚するも、直ぐに嫌気が差す。
 そこで別れる為の金を作る為、アルモアを脅す事を考えた。全く中年親父は何時も美女に翻弄されますな。
 しかし、そのアルモアもデガーモを使い、ミルドレッドを探させてたのだ。彼女はアルモアに危険な気配を感じ取っていたんですね。

 つまり、この悪魔女はキングズリーからもアルモアからも大金を強請ってた
 悪魔女の愛人だったデガーモは、キングズリーにアルモアの妻フローレンス殺人の罪を被せようとしたが。お金の為だけに、クリスタルをレイバリーを殺した元愛人を許せなかった。
 それに、キングズリーは秘書のフロムセットとデキてたから、フローレンス殺害には関係ない。そこでデガーモは、仕事に忠実なマーロウを罠にかけ、クリスタルに変装したミルドレッドを殺害し、マーロウに覆い被せようとしたが。
 しかし、マーロウは敢えてこの罠に引っ掛かったふりをし、デガーモのプランを狂わせる。ここにて流れは大きくマーロウに傾くんですが。

 結局、”湖中の女”はデガーモの元愛人のミルドレッドが化けた筈のクリスタルだったのだ。 


マーロウの逆襲と洞察

 もうここまで来れば誰がクロなのかは、明らかですね。そして、ここからが、マーロウお得意の”捨て台詞”の連発です。
 悪徳警官としてマーロウの前に現れた警部補のデガーモは、マーロウを追い詰めるかと思いきや、マーロウの相棒となり、共に犯人を追いつめる。敵に回すには厄介過ぎるのだ。
 マーロウは、デガーモの策略に敢えてハマり、二人は共に大金持ちのキングズリーを容疑者として疑う様になるが。彼の自宅には当然の如く、恋人で秘書のフロムセットがいた。そして、二人にはアリバイがあった。

 ここにて、マーロウは静かにデガーモを問い詰める。
 ”アルモアは人間のクズだ、人殺しなんて出来ないさ。君は”あの女”が、アルモア夫人を殺した事を知ってんだろ?それに君はあの女を庇い、街から抜け出させ、殺人事件はウヤムヤになった。君はまだあの女を愛してたんだ”
 マーロウはゆっくりと、デガーモを追い詰める。

 デガーモは折れた。”わかったよ、今となってはどうでもいい事だ。俺の立場が悪くなっても、俺だけの事さ。同じ立場になれば、もう一度同じ事やるよ”
 マーロウは静かに返した。”それでいいんだよ、もう君を憎んではいないさ。憎む時は激しく憎むけど、何時までも憎んではいない”
 この最後のマーロウの決めセリフには、何度も泣かされますね。

 最後に、二人は地元保安官のジム•パットンと共に、湖畔にあるキングズリーの別荘を尋ね、妻クリスタルの死を報告する。何も知らないキングズリーは驚く素振りもない。デガーモは証拠を突き出し、毒づく。
 デガーモは、マーロウに最後の最後でハメられた。デガーモが握ってた証拠は、前もってマーロウが用意したものだったのだ。その上、マーロウと顧客のキングズリーとは堅い信頼で結ばれてた。 


デガーモの終焉と沈黙

 突然、部屋中に沈黙が流れ、重苦しく強固に壁の様に続いた。
 マーロウが沈黙を破る。
 ”君は夕べ、社長夫人のクリスタルを見てないのさ。夫人は一ヶ月以上前に死んだ、この湖でね。君が昨日見た女は、ミルドレッドだったのさ”

 ”ミルドレッドの妻だったビルは、何故気付かなかったのだ?社長夫人とは別人なのにな”と、地元保安官のパットン。

 ”水の中で一ヶ月以上も経ってるんだ。それに同じサイズのブロンド女。その上、アリバイも完璧だ。気付く筈もないさ”とマーロウ。
 更に、マーロウの推理は続く。
 ”レイバリーこそがこの事件を解く鍵だったのさ。レイバリーは社長夫人に扮したミルドレッドに会った。この女は邪魔になる人間を次々に殺していったのさ”

 堅物のパットンは、マーロウを問い詰める。”じゃ、誰がミルドレッドを殺したんだ?”
 マーロウはつぶやいた。
 ”あの女を愛し憎んだ男が殺したんだ。男は警官として黙ってる訳にはいかなかった。女を逮捕して、全てを明らかにする決断がつかなかった男。そう、デガーモの様な男さ”

 デガーモは開き直る。
 ”アンタは銃を持ってない。それに証拠はあるのか?”
 ”証拠は多少はあるさ。でもやがて増えてくる”とマーロウ。
 ”俺はここを出る。田舎警官(パットンの事)に腕を取られたくないんだ”

 その時パットンは、デガーモを封じた。
 ”アンタをここから出す訳にはイカンよ”
 デガーモが銃に触れようとしたその瞬間、老保安官のスミス&ウェッスンが、デガーモの右手を撃ち抜いた。
 デガーモはそのまま戸外に出た。
 ”俺はここから出で行く”
 パットンは身動き1つしない。

 マーロウは焦った。
 ”どうすりゃいいんだ、奴は殺人犯だよ”
 キングズリーは床を見つめたままだ。
 デガーモが車をスタートさせる音が、遠くから聞こえた。デガーモは警備兵の静止を聞かず銃弾の犠牲になり、100フィート下の谷底に突っ込み、大破した。 

 ”分かりきった当たり前の事を行ってれば間違いはない。彼はそのまま何処かに逃げればよかったんだ。
 一度殺人を犯した人間は、次の殺人を犯すに25%以上の躊躇をしない” 


最後に

 結局、ミルドレッドを庇ったデガーモも同罪なのだ。この魔性の女もマーロウから言わせれば、”何千回とお目にかかる痩せ型の冷たい美人”の標準タイプに過ぎなかった。
 しかし、このオンナは男を操縦出来る、男に輪をくぐらせる事の出来る女だった。
 所詮、デガーモもこの女のカモに過ぎなかった。それが判って激怒した大男は、女を許せなかった。

 チャンドラーの登場人物は”闘わない”と言われる。なるほど、確かにである。苦戦奮闘続きのマーロウも、事態を変化させる為に明らかにさせる為に、敢えてぎりぎりの所まで行動をしない。
 他人まかせにするか?ひきこもるか?会社社長のキングズリーも別荘管理人のビルもその典型だ。いずれも女房が消えて、酒におぼれる。何もしないで、悲劇の直面から避けるというのは、自己防衛の理想的手段であろうか。
 そういう私も引きこもる事で、酒に溺れる事で悲劇を避けようとする所がある。痛いほど気持ち判ります。

 悲劇を避けるには逃げるしかない
 そういう事を改めて教えられた様な気がする。何度読んでも心に沁みる作品ですね。



6 コメント

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村上春樹 (ootubohitman)
2018-04-20 04:17:27
少し早いですが、お早うございます。

この本はチャンドラーにしては自暴自棄というかやけくそというか。結構開き直りの部分も多々見れます。
それでいながら、非常にまとまった展開で複雑なんだけどシンプルという大きな魅力があります。

村上春樹の翻訳の件ですが。個人的には彼の訳は好きですね。軽快というか爽快というか。でもタイトルが水底じゃ、一気に白けますが。
受けを狙ったんでしょうが勇み足という所でしょうか。

でも、この作品はみんなが翻訳したいと思わしめる傑作だと思います。
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Re:村上春樹 (lemonwater2017)
2018-04-20 14:47:57
こんにちわです。

 私も基本的には、村上春樹は嫌いじゃないのですが。幅を広げ過ぎというか。ノンフィクションだけに絞れば、凄い作家になれそうなのに。勿体無いと。

 これも、あらすじ編でブログ立てようと思ってます。よろしくです。
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Unknown (ジョン・ドゥー)
2018-09-15 08:05:22
さすがに保守的すぎるのでは?
新しい訳が出ることによって新しいファンも増えますし、清水さんの訳も再び光を浴びることになってたくさん重版されたのですから、良い結果になった思います。
チャンドラーがここまで話題になって、認知度が上がったのは村上氏の大きな功績です。

自分の好き嫌いで、物事の良し悪しを決めつけるのは狭量と感じます。
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Re:Unknown (lemonwater2017)
2018-09-15 14:30:49
ジョン・ドゥーさん、はじめましてです。

 私も村上春樹さんのノンフィクションは結構大好きですが。一ファンとして、翻訳は翻訳のスペシャリストと思うんですよ。

 どうも清水氏の翻訳に魅せられちまって。主観と愚痴かなり入ってます(悲)。誤解を生んだらゴメンです。

 あ、それに、ジョン・ドゥーさんはブログとかツィートとかはやられないんですか。あったら見てみたいです。小説に凄く詳しいみたいで。

 これからも宜しくです。

 
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完全版 (paulkuroneko )
2019-03-06 04:03:02
プロフィールのイラストが猫チャンに変わってますね。転んだサンの顔イラストが結構出回ってますから、良いタイミングかと思います。

4話をまとめた完全版ですが、実際に読んでみると一気に読み通せます。でもチャンドラーの作品を一つのブログで紹介するのは大変ですね。登場人物一人一人にそれぞれの個性と哲学と思い入れがあるんですから。

でも湖中の女というタイトルは、原題同様に実に良くできてると思います。

因みに、村上春樹の翻訳に関しては賛否両論あり、いろんな噂があったりと。人気作品となると誘惑も多いんですよ。
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Re.完全版 (lemonwater2017)
2019-03-06 13:36:20
でも完全版にしても長いのは長いですかね。少しは反省してます。

それと顔イラストの件、私もびっくりしました。それでプロフィールのイラスト変えたんです。いい加減なイラストですが結構見てんですね。ブログもインスタと同じで、見た目が全ての時代なんですかね。
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