神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

文人とは

2015-08-11 | 麗香茶課
早いもので中国茶文化講座「麗香茶課」も9月で今年度の活動を終了します。
講座も残すところあと二回。
10月からは第二期として改めて会員募集を行う予定です。

先日は龍愁麗先生と工藤佳治先生の対談<「文人」・「茶人」のとらえ方 ~中国史を探り、日本との比較を試みる~>を開催しました。

「麗香茶課」発足当初から、中国や台湾から講師の先生を招請することができればと考えていました。
やはり本国の先生のお話を伺うことは中国茶文化に直に触れる一番の機会です。
ただ、スケジュールや渡航費用などの壁は厚く、実現はそう簡単ではありません。

そんな時に工藤先生からご紹介いただいたのが日本にお住まいで、かつ現役で中国でも教鞭を取っていらっしゃる龍先生でした。
北京ご出身で文化人類学がご専門の龍先生に、
日本と中国における「文人」「茶人」の認識の違い、中国の「文人」の定義のお話を伺いました。
聞き手の工藤先生との息もぴったりで、難しくなりがちなテーマを、優しく、わかりやすく、愉しくお話ししてくださいました。

今回の講座はあくまでも導入という形でしたので、
内容的にはもっと深い話を伺いたいと思った方も少なくないと思います。

ある意味、今後の茶文化講座の方向性みたいなものを指し示していただいた講座であったかもしれません。
ひとりひとりがお茶と向き合う姿勢を問われた時間でもありました。
またひとつ、宿題が増えたような気がします。


龍先生、工藤先生、素晴らしい講座をありがとうございました。

会場の予約をご協力いただいたAさん、会場設営をお手伝いいただいたHさん、Sさんにもこの場を借りて御礼申し上げます。

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