神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

沱茶の経年変化

2012-08-05 | 黒茶(中国茶)
プーアル茶は他のお茶とは別の押し入れにまとめて保管しているのですが、
夏になるとホヮ~~ッとプーアル茶特有の香りが漂います。
不思議と落ち着くんですよね、この香りをかぐと。

だいぶストックも増えてきましたが、
80年代・90年代のものが多く
考えてみれば2005年以降に作られた生茶はあまり買っていません。

と言うのも、これから新茶を買うとしたら生茶は20年は置いておきたい、
20年たったら私は一体いくつ!?生きてるのか!?(笑)

まあ、冗談はさておき、2004年以降は工場の民営化でブランドが乱立し
どのお茶を買ったらいいのかがいまひとつわかりにくくなったというのが理由のひとつです。
対面販売で試飲して納得したものを買うか、
事情に詳しい方からのアドバイスで買うかのどちらかになります。

そんな折、自宅サロンのマンスリーコースに通ってくださっているAさんが
同じコースメンバー全員に2010年の沱茶をプレゼントしてくれました。
茶壺天堂さんで購入した中茶牌沱茶の生茶で、[孟力]海県班章寨産とのこと。

Aさんが茶壺天堂さんに薦められた理由が、
生茶の経年変化を見ていくのにいい教材になるからと言うもの。

2010年産ですから、まだわずか2歳。
これを一年に一度、少しずつ崩して飲んでみるのです。

生茶は熟成を楽しむものですが、マニアは何枚か購入して保存しておき、
そのうち一枚だけは少しずつ飲んで経年変化を味わうと言います。

ただ素人にはどんな新茶が熟成に向くのかわかりにくいので、
何枚も買って試すというのはなかなか難しい。
思い切って買った一枚を崩しながら飲むことになるのですが、
固形茶を崩すのは意外と勇気がいるので、ついつい勿体ないなんて思っちゃったり。

でも今回は優しいAさんのお蔭で、ためらいなく崩すことができます!非常感謝。

白毫もまだ目立つ、綺麗な茶葉。
若い生茶なので、心持ち茶葉を少なめにして、蓋碗でサラリと入れました。



嫌な渋みなどは全くなく、奥に甘さも感じます。
後味もスッキリして、いいお茶だと思います。
茶壺天堂さんのお薦めにはハズレがありません。

美味しいのでたくさん飲みたくなっちゃいますが、
2回分くらいを崩して、あとは来年のお楽しみにしておきましょう。
明年見!


ご訪問ありがとうございます。
にほんブログ村 グルメブログ 中国茶・台湾茶へ
にほんブログ村

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Hunter’s Eye | トップ | 清香烏龍茶と楽しむ夏のお夜食 »

コメントを投稿

黒茶(中国茶)」カテゴリの最新記事