今回の台北旅行、もうひとつのメイン・イベントは北投にある「暁芳窯」を訪れることでした。
「暁芳窯」は1975年に創設され、以来中国歴代の官窯陶磁器の複製にかけては右に出るものはなく、
中国の陶磁器文化の精神と真髄を余すところなく表現する作風は国内外でも高く評価されています。
新北投駅からバスでしばらく行った高台に「暁芳窯」はありました。
ギャラリーを入ると一階にはまるで小さなミュージアムのように素晴らしい壷や皿が並んでいます。
下に降りると二級品コーナーがあり、少々難ありで安値がついた作品が置かれているので要チェック。
上に登ると鮮やかな粉彩や青花などの絵付け作品がショーケースの中に飾られ垂涎の的。
「暁芳窯」代表であり、作家の蔡暁芳氏がにっこりと出迎えてくださり、
流暢な日本語で私たちの質問にひとつひとつ答えてくださいました。
事務所を切り盛りしているのは3人のお嬢さんたち。
日本から来たハゲタカ軍団(ちるさんブログ参照)のような私たちにてきぱきと対応してくださいました。
蔡さんの作品といえば一番人気は桃の粉彩、そして青花の唐子絵でしょう。
桃は蔡さんの色を見てしまうと、どうしても他の作品では物足りなくなってしまうほど赤が素晴らしい。
唐子も躍動的で可愛らしい表情が秀逸です。
二級品コーナーで普段使いの茶器を数点購入し、
粉彩コーナーでお気に入りの一点物を1セット購入し、大満足。
(購入品はまた後日お披露目といたしましょう)
「暁芳窯」は今年ギャラリーを拡張する計画があるそうです。
今回は十分な時間がなかったので(というより買い物に忙しかったので)
次回訪れる時は展示品をゆっくりと見て回りたいものです。
そしていつかはあの皇帝色である黄色い茶器セットを買いたい、
いや、やっぱり桃の粉彩セットかな、
唐子セットも捨てがたい・・
などと壮大な夢を見ながら工房を後にいたしました。
ま、夢ですから~!
でもハゲタカもさすがに今は飛べません。
英気を養わなくては・・・(=お金を貯めなくては)
タイミングが合わなくて、後付でご免ね~。
ところで、いけませんよ!!そんな壮大な夢を見ては
懲りないハゲタカちゃんですこと(笑)