生態茶園
2009-06-14 | 茶旅
山を登りきったあたりで車を停め、外へ出た。
木々が欝蒼と繁っていて、茶畑は見えない。
G氏に導かれるまま繁みに入っていくと、
目の前の景色が開け、
背丈より少し低いくらいの高さの茶樹たちが現れた。
周囲のほかの木々と共生している。
そう、G氏の茶園は所謂「自然生態茶園」だ。
主な品種は青心烏龍と大慢種。
G氏が一芯一葉の新芽をちぎって、食べてみろ、とくれる。
最初は少し苦味と酸味を感じるが、食べているうちに甘さや清涼感がやってくる。
「味が変化していく」と言うと、
「G先生の出来上がったお茶も同じように複雑でバラエティに富んだ味がするのよ」とC小姐。
先ほど来る途中で見かけた茶畑の整然と並ぶ茶樹たちに比べると
ここの茶樹たちの見てくれは全然美しくない。
蜘蛛の巣も張り放題、虫食いもたくさんある。
でも新芽は空に向かって生き生きと伸びている。
ウンカも!
農薬はもちろん、特別な肥料も与えない。
G氏はおもむろに茶樹のそばに生えている雑草のひと束を力を入れて引っこ抜いた。
これが天然肥料になるのだそうだ。
↑左側は抜いたばかりのもの。
右側は以前抜いて放っておいたもの。
こうやって枯れた雑草などが肥沃な土を作ってくれる。
さて、この場所は車道のすぐ脇にある茶畑だったが、
この日の目的地はここではない。
C小姐から事前に「今日は山を登るから覚悟してね」と言われていた。
いよいよ山道に入っていく。
運良くこの数日間は天気がよかったので、道は悪くなかった。
少しでも雨が降っていたら、すべり易くて大変らしい。
C小姐は前の週も友人を連れて来て
G氏に山を案内してもらったのだそうだが、
その時は全員が滑って転んだのだとか。
G氏が私のリュックを背負ってくれると言う。
私は大丈夫、と一度断ったが、
C小姐に絶対お願いした方がいい、と何度も脅かされたので
恐縮しながらリュックを渡した。
道すがら、いろいろな生き物や草花に出会う。
その全てに対してG氏の眼差しが優しいのが印象的だった。
30分ほど歩いていくと、頂上へ出た。
山の稜線に沿って茶樹が繁っている。
(タイトル写真)
心地よい汗と森林の香り。
気分は最高潮に達していた。
木々が欝蒼と繁っていて、茶畑は見えない。
G氏に導かれるまま繁みに入っていくと、
目の前の景色が開け、
背丈より少し低いくらいの高さの茶樹たちが現れた。
周囲のほかの木々と共生している。
そう、G氏の茶園は所謂「自然生態茶園」だ。
主な品種は青心烏龍と大慢種。
G氏が一芯一葉の新芽をちぎって、食べてみろ、とくれる。
最初は少し苦味と酸味を感じるが、食べているうちに甘さや清涼感がやってくる。
「味が変化していく」と言うと、
「G先生の出来上がったお茶も同じように複雑でバラエティに富んだ味がするのよ」とC小姐。
先ほど来る途中で見かけた茶畑の整然と並ぶ茶樹たちに比べると
ここの茶樹たちの見てくれは全然美しくない。
蜘蛛の巣も張り放題、虫食いもたくさんある。
でも新芽は空に向かって生き生きと伸びている。
ウンカも!
農薬はもちろん、特別な肥料も与えない。
G氏はおもむろに茶樹のそばに生えている雑草のひと束を力を入れて引っこ抜いた。
これが天然肥料になるのだそうだ。
↑左側は抜いたばかりのもの。
右側は以前抜いて放っておいたもの。
こうやって枯れた雑草などが肥沃な土を作ってくれる。
さて、この場所は車道のすぐ脇にある茶畑だったが、
この日の目的地はここではない。
C小姐から事前に「今日は山を登るから覚悟してね」と言われていた。
いよいよ山道に入っていく。
運良くこの数日間は天気がよかったので、道は悪くなかった。
少しでも雨が降っていたら、すべり易くて大変らしい。
C小姐は前の週も友人を連れて来て
G氏に山を案内してもらったのだそうだが、
その時は全員が滑って転んだのだとか。
G氏が私のリュックを背負ってくれると言う。
私は大丈夫、と一度断ったが、
C小姐に絶対お願いした方がいい、と何度も脅かされたので
恐縮しながらリュックを渡した。
道すがら、いろいろな生き物や草花に出会う。
その全てに対してG氏の眼差しが優しいのが印象的だった。
30分ほど歩いていくと、頂上へ出た。
山の稜線に沿って茶樹が繁っている。
(タイトル写真)
心地よい汗と森林の香り。
気分は最高潮に達していた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます