神融心酔 

中国茶・台湾茶を中心とした素敵な出会いの数々を綴っていきます

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東京浅草近くにて中国茶教室「Salon de Leecha 麗茶」を主宰しています

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一品苑

2006-11-07 | 茶旅
さて、お次のガイドブックに載っていない中国茶のサロンは
プーアール茶.comのお茶が飲める場所、一品苑です。

こちらはプーアール茶.comでの購入歴がないと予約はできません。
また、試飲販売と言う形式ではなく、あくまでもお茶を飲ませていただくサロンです。

上海の中でも閑静な住宅街の中にひっそりと悠々とこのサロンはあります。
店主のふじもとさんがゲストの好みに合わせてお茶をセレクトしてくださいます(料金は実費)。

私は7542餅茶の年代別何種類かと、六安茶などをいただきました。
六安茶はふじもとさんの個人所有のものを特別にいただいたのですが、
後味の甘さがほっこりとした美味しいお茶でした。

ふじもとさんは「上海のお昼ご飯!」と言うブログもやっていらっしゃいます。
毎日コックさんが作る美味しそうな中華の食事をレポートされていて、かなり人気のブログのようです。
今回お昼の時間をはずしたのでご相伴にはあずかれなかったのですが、
「桂花糖藕」と言うレンコンを使った冷菜をいただきました。
美味!(写真を撮るのを忘れました・・・)

プーアール茶のこと、上海のお茶事情、上海で働く日本人女性が増えていることなどいろいろ面白いお話を伺って、
おしゃべりがメインで美味しいお茶たちには脇役に回ってもらった感じでしたが、
上海の昼下がりをゆったりと過ごすことができました。
観光旅行だけではなかなか味わうことのできない上海の静寂な時間をいただいた気がします。
コメント (2)
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清香楽園/香楽中国茶SALON

2006-11-06 | 茶旅
連休を利用して17年ぶりに上海へ行ってきました。

今回の目的は上海蟹を食べること。
(上海蟹はわりとよく食べているけれど、上海で食べるのは初めて!)
上海博物館の歴代陶磁器展示を見ること。
そして、ガイドブックには載っていない中国茶のサロンにお邪魔すること。

3日間と言う短い日程でほとんど駆け足だったけれど、
上海の変貌ぶりとイケイケな雰囲気を肌で感じることができました。

まずは上海駐在マダムたちに人気の「清香楽園」香楽中国茶SALONへ。
主宰するのは工藤佳治先生との共著『中国茶図鑑』でも知られる兪向紅(Ms. Coco Yu)さん。
日本の雑誌の上海特集などでもよくお見かけするので、ご存知の方も多いでしょう。
(兪さんは雑誌のコーディネーターのお仕事もされていて、
最近ではdancyu (ダンチュウ) 2006年 10月号 [雑誌]にも出ています。)


サロンは普通のマンションの一階にあります。
入るとシノワなしつらえの空間が広がり、
セレクトショップではオリジナルの茶器やグッズ、厳選された茶葉を買うことができます。
奥にはお茶を飲んだり中国茶教室を開くスペースが二部屋あり、
まさに隠れ家的なくつろぎのサロン。

私は安渓鉄観音の秋の新茶を初めとしていくつかの茶葉を購入。
お値段は上海の老舗のお茶屋さんの高級グレード茶葉と同じくらいしますが、
品質を考えればそれも納得できるもの。
(お茶に関するレポートは追々UPします。)

パッケージはオシャレで25g入り、50g入りとあります。
お土産にもいい感じ。
こちらは25g入りです。


兪さんは明るくて素敵な上海美人のマダム。
ものすごく忙しい方なので、いつもサロンにいるとは限らないようですが、
セレクトショップは9:00~20:00まで営業しているそうです。

清香楽園/香楽中国茶SALON
上海市長寧区宣化路299弄
富都花園2号楼1A室
℡:021-52381113
コメント (2)
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岩茶 鳳凰水仙

2006-11-01 | 烏龍茶(中国茶)
夕べはとにかくこれが飲みたくなって、夕食後にいただきました。
武夷岩茶の鳳凰水仙。
こちらの白瑞香と同じく、お友だちからいただいたもの。

先週開封して一度飲んだのですが、とても美味しくて感動しちゃったのです。
岩茶の鳳凰水仙はもしかしたら初めて飲んだかも。
広東省鳳凰鎮で栽培されている鳳凰水仙種を武夷山に移植して作られたと言うことですが、
なかなか面白い試みだと思います。

香りはマスカットフレイバーでまさに鳳凰単[木叢]を思わせるんだけれど、
飲んでみるとしっかり岩茶の味わいなんですよね。
リラックス効果と血行を良くする効果が同時に得られるような感覚!?


青茶にとって無くてはならない水仙種ですが、
その種類も産地によっていくつかに分けられます。

鳳凰水仙といえばもともと広東省鳳凰鎮で作られているもの。
鳳凰山区で作られる鳳凰水仙種の中でも優良単株で作られるものを鳳凰単[木叢]、
それに次ぐものを鳳凰浪菜、一般的なものを鳳凰水仙と呼んでいます。

福建省北部で作られる水仙種は閩(ビン)北水仙と呼ばれます。
武夷で栽培されるものは武夷水仙と名前がついています。


余談になりますが、「水仙」と言うのは
私の大陸の烏龍茶に対するイメージを二転三転させた品種で、
殊更に印象深い存在です。

かれこれ20年近く前、仕事で広州や香港に行っていた頃、
お土産に烏龍茶を捜すと必ず目にしたのが箱に書かれた「水仙」という名前でした。
その当時売られていた「水仙」は重焙煎の「鉄観音」を少し薄めたような印象で、あまり美味しいお茶ではありませんでした。
(お土産屋さんで売っていたものを買ったからかもしれませんが)
それでも中国土産と言えばダイエットに効く(?)とされていた烏龍茶か、
肝臓にいい漢方薬か、ロイヤルゼリーと言う感覚だったため、
何度か購入し、会社の人たちに配ったものでした。
(まずいと思うならお土産にするな、と突っ込まれそうですが)

私自身は台湾で凍頂烏龍茶の上品な味に魅せられていた後だっただけに、
「大陸の烏龍茶は美味しくない」と言うイメージが固定してしまいました。
特に「水仙」=「まずい」と思い込んでいました。

それから約15年後、大陸の烏龍茶のイメージを一新したのもまた「水仙」だったのです。

東京国際映画祭を観に行っていたある日の午後、ふと立ち寄った「華泰茶荘」で飲んだ金萱茶で
再び中国茶熱に火がついた私は、時間があると中国茶ショップに立ち寄るようになりました。

そして、「China Cha Club」で「鳳凰単[木叢]」に出会います。
口にした時、最初は着香茶かと思ったほど、そのマスカットのような香り立ちは素晴らしいものでした。
それまで美味しい烏龍茶は台湾にしかない、と思い込んでいた自分の無知に気づかされ、
これがきっかけで中国茶を一から学んでみようと思い立ったのでした。
もちろん「鳳凰単[木叢]」があの水仙種から作られていると言うのを知ったのがそれからずい分後のことになるのは言うまでもありません。
思い込みと言うのは恐ろしいものです
コメント (2)
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