日本の哺乳類、2種絶滅か?
環境省は8月28日、国内の野生生物を絶滅の危険度ごとに分類したレッドリストの改訂版で、九州のツキノワグマとニホンカワウソを「絶滅」に指定した。“生存”を信じて探し続けてきた地元の人たちはショックを受けていた。
改訂版に掲載された野生生物は改訂前より419種増えて、3430種(見直し作業中の魚類を除く)となり、このうち8種は新たに「絶滅」とされた。
九州のツキノワグマは「絶滅の恐れのある地域個体群」のリストから削除され、絶滅と認定された。九州では1987年に大分県豊後大野市の山中でオスが射殺された。その後も大分、宮崎県にまたがる山系でクマのような動物の目撃情報が相次ぎ、民間団体「日本クマネットワーク」(事務局・東京)が今年6月から無人カメラを設置するなどして調査してきた。
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