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第58回ノーベル生理学・医学賞 「一遺伝子一酵素説」「遺伝子組み換えと形質導入」

2015年04月16日 | ノーベル賞

 一遺伝子一酵素説

 一遺伝子一酵素説(one gene-one enzyme hypothesis)とは、遺伝子研究の過程で唱えられた仮説で、個々の遺伝子はそれぞれ一つの酵素を指定するものであるとする説である。

 遺伝子が酵素に関わっているとの見方はそれ以前からもあったが、生物学の分野で広く認められるようになったのはビードルとテイタムによる研究以降である。彼らはアカパンカビの栄養要求株という生理的形質に関する突然変異と、その遺伝について研究することで、この説の根拠を確定した。この説は遺伝子の役割を酵素を通じてタンパク質という特定の物質に結びつけた点で重要である。

 この説は、遺伝子の働きを具体的な物質の存在と結びつけたことに大きな意義がある。特に、酵素は基本的に蛋白質であり、それらはすべてポリペプチドというアミノ酸が数珠繋ぎ(一次構造)になったものを元にしているから、遺伝子にはそれが何らかの形で情報として保存されているのではないかとの想像を促すものである。これは、遺伝情報のあり方そのものの探求へとつながり、その結果として遺伝子暗号がDNAの塩基三つを単位にアミノ酸配列を記録しているという発見につながった。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考 Wikipedia: J・W・ビードル  E・L・タータム

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