Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

「錫缶」と「1993年老水仙」

2010-09-22 | Tea Leaf/Tableware
部屋に段ボールが積み上がってきて、
中国茶の茶道具もほぼ箱に収まってきました。



疲れた時に、飲みたいお茶。

古い錫の茶缶で熟成中の
「1993年 老水仙」。



私の好きな鳥の絵が描かれている錫の茶缶で保存しています。
とても重くて、
その重さが古さを語っているような。
味のある色合いもお気に入りです。


「1993年 老水仙」は
熟成された陳年(古い)が感じられるお茶です。

苦み、酸味も感じられる中に
まろやかな甘みもある良い「岩茶」です。



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「マヌカハニー」と「ディンブラ」

2010-09-13 | Tea Leaf/Tableware
「マヌカハニー」についての記事が続きますが、
体調が必要としているのでお許しを。

そしてこの「マヌカハニー」について、
よくご質問を頂くので今日は少し詳しく。



マヌカ(Leptospermum scoparium)はフトモモ科の低木で、
ニュージーランドにしか自生していない野生植物です。
春から夏にかけて、マヌカの木は梅の花に似た白やピンクの可憐な花を咲かせます。
この花から採取されるハチミツが「マヌカハニー」です。

「マヌカハニー」には「UMF」という表記がなされています。
「UMF」とは「Unique Manuka Factor(ユニーク・マヌカ・ファクター)」の略語で
マヌカ・ハチミツ特有の成分を意味しています。
この数値が高いほど、抗菌力も高くなるようです。

例えばUMF4のものはフェノール液4%の殺菌力と同等、
UMF10では、フェノール液10%のものと同等の殺菌力があるそうです。

他にも傷の感染を起こすバクテリアに対しての力は、
通常のハニ-よりもマヌカハニーの力は2倍、
胃潰瘍を起こすピロリ菌に対しては、
マヌカハニーの力は他のハチミツの8倍有るといわれています。



ここのところ私はUMF15の「マヌカ」で風邪と戦っています(笑)。



幸い、ニュージーランドで買いだめしたストックがまだたくさんあって、
それを消化してます。

私がわりと好きなのは写真の
「Comvita」のもの。(Web→☆)
こくがあって癖がなく味も美味しいです。

普段はUMF5ぐらいのものを割と頂いているかな。



今日はSingapore留香茶芸の「Dimbura」のお紅茶と一緒に。
スリランカの生産地の一つ「ディンブラ」の紅茶は、
茶湯の色は濃く、花の香りがある、飲みやすいお紅茶です。



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「留香水仙茶」プラス「マヌカハニー」☆

2010-09-12 | Tea Leaf/Tableware
日本へ帰国してちょうど1年が過ぎました。
あっという間の1年。

来年はもっと成長した自分でいられるよう、
もっと色々がんばらないと。




今日はまだ体調がすぐれないので、
大好きな「留香水仙茶」に前回の記事でも書いた「マヌカハニー」を少し加えて頂いてみました。



これ、美味です♪
ハニーの甘みがお茶をまろやかにしてくれて、
胃にやさしく、ホッとできる美味しさです。

お好きな「お茶」に少しの「ハニー」。
風邪などで調子が悪い方にお勧めの飲み方です☆



気分を上げたくて、お気に入りの「大倉陶園」のコーヒーカップで。
「エナガ鳥」と「紫式部の実」をモチーフにしています。



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ローズヒップ☆プーアールティー

2010-09-10 | Tea Leaf/Tableware
昨日より微熱があり久々のダウンです。

レッスンはしばらくお休みに入らせて頂いたためか、
気が緩んだのかも。
人間何事も気の持ちようですね。



今日は元気の出そうな
「ローズヒップ☆プーアールティー」を作ってみました。



ビタミンたっぷりの「ローズヒップ」に、
ひそかに熟成中の「普洱七子餅」を注いで、
風邪の症状の緩和にも良いとされる「マヌカハニー」(→☆)をたっぷり入れて。

ローズヒップの酸味と熟成されたプーアール、ハニーの甘みがあいまって
とても飲みやすく、回復できそうな気が・・・。

飲み終わったら「ローズヒップ」も全てスプーンですくって頂きます。



茶壷は、鈕(ニュウ=蓋の取ってのこと)がかわいらしい「獅師」の形をしている茶壷。
普洱用に使用しています。

カップはタイのべンジャロン焼きのコーヒーカップで。



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急須を茶葉で煮る!?

2010-09-05 | Tea Leaf/Tableware
急須を整理していたら、
まだ新し急須がいくつか出てきたので、
すぐに使えるように急須を茶葉で煮ました。

新しい急須は、土臭さを取るために最初に茶葉で煮てあげると、
土臭さが取れ、美味しいお茶を淹れられることができる急須になります。



茶葉で煮た後は、
最後までよく乾燥させたら、やっと使用することができます。


急須は子供と同じです。
お茶を淹れて使えば使うほど急須は育ち、
更に美味しいお茶を淹れられる急須に育っていくのです。
これを「養壷(ヤンフー)」といいます。

この急須たちもどのように養壷されていくのか
楽しみです♪

皆さまも、お土産に頂いた急須など
家で眠っている急須があれば
どんどん使ってあげて下さい。

そうしたら急須はもっともっと艶のある、良い急須に育っていきますよ。




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↑引越しのかたずけをしていたら、
忘れていた茶道具たちがでてきました。
茶道具たちごめんね~。

「月餅」と「餅茶」

2010-08-28 | Tea Leaf/Tableware
先日、生徒様に頂いた「手作り月餅」です。



「月餅 ココナッツ白餡」



ココナッツ餡の月餅は初めて頂きました。
ココナッツが常夏を思い出させる懐かしい感じ♪


「月餅 黒胡麻木の実餡」



このお味も初めてのお味です。

どちらも油っぽ過ぎず、さっぱりとした月餅に仕上がっていました。
美味しかったです。

この方はプリザーブドとピアノの先生でもあられ、
すばらしい写真でブログを綴っていらっしゃいます。(ブログ→☆)
どうもありがとうございました♪



合わせたお茶は、
「2004年第九回国際無我茶会記念 雲南七子生餅」



丸い塊のお茶を少しずつ崩して使用します。

生餅は緑茶に近いお味が楽しめる黒茶です。



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↑今日は子供のお友達がお泊りに来ています♪
楽しそうな子供たち。やっと12時前にコテ・・・。
素敵な夏の思い出ですね~♪



「茶葉」を生き返らせる方法☆

2010-08-19 | Tea Leaf/Tableware
実家で中国茶を飲もうと思ったら、
保存状態のよくない「鉄観音」を発見。

茶缶の密閉が悪いと、茶葉が湿り気を含んでしまいます。
良い保存状態の茶葉は、手で茶葉をすり潰すと、
パラパラときれいな粉状にすり潰すことができます。

湿り気を含んだ保存状態のよくない茶葉は、
もう一度炒って「乾燥」させることによって
茶葉本来の味や香りをよみがえらせることができます。


方法は、茶葉用の「焙煎器」があればそれで、
普通はお持ちではないと思うので、
フライパンで「茶葉」を炒めます。



このとき注意するポイントとしては、
弱火で焦がさないこと。
時々茶葉の上下をひっくり返して
均等に炒めること。

しばらくすると茶葉のよい香りがしてきます。
茶葉の水分が抜けたらお皿に取り出して冷まします。



こうしていただくお茶は、
「乾燥」前と後では全然味や香りが違ってきます。



花や果実の香りのある、渋みや苦み、そして甘みも感じられる
「お茶」を生き返らせることができるのです。



皆様もご家庭で眠っている茶葉がございましたら、
ぜひ試してみてください。



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有田焼の茶器

2010-08-18 | Tea Leaf/Tableware
今朝のコーヒーは「有田焼」のカップで。



ドイツのマイセンにも影響を与えたという「有田焼」。
繊細な筆のタッチや微妙な色づかいがすばらしいです。

海外で生活してみて改めて、
日本の陶磁器の素晴らしさを感じます。

これからゆっくりと、
日本のすばらしい器との出会いを楽しみたいなと思います。



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アンティークの茶器3

2010-08-17 | Tea Leaf/Tableware
実家での朝のコーヒー。
コーヒーですがアンティークのティーカップでたっぷりと。


「Kammersley(ハマースレイ)」のティーセット。



ティーカップ&ソーサーとプレート、クリーマーとシュガーボウルのセットです。
金彩がたっぷりと施された、豪華なシリーズです。

シュガーボウルは大きくて、なかなかシュガー入れには使用しないので、
この器でお抹茶などをたてても素敵ですね。



「PARAGON(パラゴン)」のティーカップとプレート。



パラゴンといえば、私の場合シンガポールにある有名なショッピングデパートの
「パラゴン」を思い出してしまいますが、
こちらの「パラゴン」は、その名が消える前はロイヤルアルバートに吸収、ロイヤルドルトンの子会社になるなどの歴史のある陶磁器メーカーだったようです。

このカップも、内側にも色づけされた華やかなシリーズです。



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ここのところ毎日アンティークのカップで
朝のひと時を楽しんでおります。
皆様はどんな癒しを楽しんでいらっしゃいますか?
*** YUKI ***


アンティークの茶器2

2010-08-16 | Tea Leaf/Tableware
実家で朝のコーヒーを楽しんでいる
アンティークのデミタスのカップをご紹介。


「CROWN STAFFORDSHIRE(クラウンスタッフォードシャー)」のデミタスのカップ



私の大好きなグリーンを基調としたデザインで、
カップの中にもきれいな花が絵が描かれています。



「QUEEN ANNE(クイーンアン)」のデミタスのカップ



これもカップの中にもお花が描かれています。
さわやかなブルーを基調としています。



私はアンティークにそれほど詳しくはありませんので、
年代やお値段はよく分かりませんが、
アンティークの食器がかもしだす何ともいえない色使い、
そして繊細な絵が表現されたアンティークの食器が
素直に素敵だなーと感じます。

違った茶器で頂くだけで、
朝のコーヒーも楽しく頂けます♪

皆様もいつもと違ったカップで
朝の「お茶」を楽しんでみて下さい。


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アンティークの茶器1

2010-08-15 | Tea Leaf/Tableware
しばらく実家でのんびりとした夏休みを過ごしています♪
といっても、旧友とバーベキューをしたり、
友人の素敵なお宅を訪問をしたり、箱根の友達の別荘に遊びに行ったりと
素敵な時間を過ごさせていただいております。

そして毎日美味しい食事を用意してくれる母にも感謝。

私の食器好きは、母親の影響を大きく受けていると思います。
母も食器が大好き。
たくさんの思い出のつまった食器たちが、飾り棚に収まっています。

ここのところ毎朝楽しんでいる、そんな茶器を少しご紹介します。



両親がニュージーランドに在住の頃、母が楽しんだアンティークの食器です。

「AYNSLEY(エインズレイ)」のティーポットとティーカップ。



バックスタンプを見ると、1891年頃のもののようです。

私の好きな「鳥」のデザインに、珍しい黄色の柄が素敵です。

最近私もエインズレイの「鳥」の柄のカップを購入しました。(→☆)
アンティークの方がずっと味はありますが、
なんだか通じるものが・・・。



「Hammersley(ハマースレイ)」のティーカップ。



上品なピンクのカップとソーサーです。
最近のカップは中にまで絵が描かれているものは少なくなっていますが、
アンティークの茶器は、カップの中にも絵が描かれたものが多くあります。

お茶を頂きながらも、カップの絵を楽しむことができます。



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スパークリングジャスミンティー☆

2010-08-14 | Tea Leaf/Tableware
シンガポール☆レポはきりがないので少しお休みして、
ただ今夏休みをのんびり過ごしている実家より。



先日生徒さんに頂いた
「スパークリングジャスミンティー」を楽しませていただきました。



素敵なボトルに入った「お茶」です。
白茶の「白毫銀針」がベースで、
「ジャスミン」で香りづけされた炭酸飲料です。



バカラのワイングラスで頂きました。
子供の作った「手作りチーズのトマト詰め」を添えて。



飲んでみると、ほのかにジャスミンの香りが香り、
甘いジュースのような「お茶」です。

アルコールフリーかと思い、
子供も「美味しい♪」と楽しんでいたのですが、
よく見るとアルコールを0.5%含みますとの表示。あはは~(汗)



おしゃれに楽しめる「お茶」をどうもありがとうございました。
この「お茶」1本でとても楽しいひと時を過ごさせて頂きました♪



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「骨肉茶(バクテー)」

2010-08-13 | Tea Leaf/Tableware
シンガポール6日目の朝は、
シンガポール名物「骨肉茶(バクテー)」を食べに。

李自強宗師が有名な「黄亜細肉骨茶餐室」でご一緒して下さいました。



このお店は李自強宗師のお父様の時代からよく訪れていたという有名なお店で、
今でも地元の方や、観光客でいつも賑わっています。



李自強宗師が自らお茶を淹れて下さいました。



李宗師が淹れて下さると、美味しくないお茶も美味しく感じるから不思議です。
一煎目は濃い茶で淹れてくださったので、子供には濃すぎだなーと思っていたら、
ちゃんと子供には薄茶にして出して下さっていました。

こういう配慮がお茶をもてなす上ではとても大事なのです。
留香流の茶芸精神でもこの精神を学びます。



もともと「骨肉茶」というぐらいなので、
「豚肉のスープ」と「お茶」を一緒にいただくことから、
「骨肉茶」と言われるようになったそうですが、
最近では「豚肉のスープ」だけで「お茶」は飲まない方が多いそうです。
「骨肉」ですね~などと会話を楽しみながら。



「骨肉茶」のお店で出されるお茶はほとんど
焙煎のかなり強いお茶が用意されています。



このような紙に包まれたお茶が出てくるので、
自分で淹れていただきます。



かなり「養壺」(急須にお茶がしみ込んで良い急須に育っていくこと)されたお店の急須です。



本当はきれいに「養壺」すると、黒い茶渋がつかずに、
均等にきれいな光沢を帯びてきます。



「お茶」で喉を潤し、いよいよスープをいただきます。
最初に濃いめのお茶を頂くのは、
脂っこいお食事の前に胃を保護するためでもあります。


「Spare&Pork Ribs Combo Soup」



意外とあっさりとしたお味で、ごはんと一緒にいただいたり、
下の写真の揚げパンをつけていただいたりします。



他のお野菜などもいただいた後、
また温かいスープを足してもらって、
最後にほっとひと飲みして終わるという食べ方が通ですね~。



お食事の間は、飲んだ茶杯を銀のお皿に返すと、
おかわりという合図で、
李宗師はお茶を淹れ続けて下さいます。



やはり「骨肉茶」にはお茶が合います。

皆様ぜひ「骨肉茶」を食べに行かれたら、
「お茶」も一緒に楽しんで下さいませ。



李自強宗師、素敵なひと時をありがとうございました。




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エルメスのお皿☆2

2010-07-29 | Tea Leaf/Tableware
未来記事でのアップです♪



前回に引き続き「エルメス」シリーズで。



私は「オレンジ」も大好きなカラーの一つです。

「エルメス」の「シェスタ」シリーズ。



「シェスタ」は咲き乱れる花々や果実を繊細に描き、
生命溢れる庭園の静けさと香りを見事に表現しているシリーズです。



このお皿は、上級茶芸試験でのテーブルコーディネートに使用した、
思い出のお皿です☆



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エルメスのお皿☆

2010-07-26 | Tea Leaf/Tableware
前回の「エルメスのカップ」の記事を書いていて、
同じ犬のシリーズのお皿があったことをを思いだしました(笑)。

やはり普段使わない「色」は、使う頻度がずいぶん下がります。



「エルメス」の「猟犬シリーズ」のお皿。



またしても犬の名前は分かりませんが、前述のコーヒーカップに合わせて購入したものです。



周りに描かれている動物たちは、
この猟犬が追いかける動物だと聞いたことがあります。



お皿の周りに4匹の違った動物が、素朴に描かれています。


エルメスはもとは馬具商が始まりだったことは良く知られていることですが、
スカーフやカップ&ソーサーなどの絵柄には、猟犬や作業犬しか使わないという
徹底したこだわりがあるというのを聞いたことがあります。



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今日よりしばらくシンガポールへ行ってきます♪
旅行のアップを楽しみにしていて下さいませ!