Liu Xiang Tea Salon

「リュウシャンティーサロン」での中国茶・台湾茶のレッスンの様子、季節ごとのインテリアの設えなどを綴っています。

碧螺春

2017-07-30 | Tea Leaf/Tableware
緑茶、碧螺春。

ひとつひとつ手で摘み取られた一芯一葉の新芽を
100℃の釜の中で
手で、丁寧に丁寧に揉んでいくと
最後に新芽の白い産毛が際立ってくる
そんな繊細なお茶。

果実の香りが心地よく感じられるのも
特徴のお茶。

昨年江蘇省洞庭に碧螺春を製茶した時の記事はこちら→☆

緑茶のクラスで詳しく学ぶお茶。
淹れ方によってお味が全然違ってくるから面白い。



楊枝甘露くずきり

2017-07-20 | Sweets
季節もののインドのアルフォンソマンゴーや
パキスタンマンゴーが美味しすぎて、
ここのところマンゴーにはまっていたので、
今月の点心はマンゴーを使った点心にしてみました。


香港のスイーツといえば楊枝甘露が有名で、
マンゴークリームにポメローとサゴというのが定番ですが、
サゴの代わりに葛きりで作ってみました。


サゴよりも作りたて葛きりのもちもち感と歯ごたえが絶妙!
香港と日本のコラボレーション最高!(笑)。


使うマンゴーによって味わいが変わるので面白いです!


今月の点心「楊枝甘露くずきり」。






七月の茶席

2017-07-14 | Lesson View
七月の茶席は今月のテーマ「雲と海」をイメージして
ディスプレイしてみました。


写真では分かりづらいですが、
雲の模様の茶杯と貝殻を飾って夏らしく涼しげな茶席に。


新茶、龍塢茶鎮の特級西湖龍井をお淹れしました。
エアコンで冷えた体に心地よい暖かさのお茶。




そしてこちらは、今日の暑そうな雲と海(笑)。





雲と海

2017-07-10 | Interior
七月のテーマは「雲と海」。

インテリアも雲と海をイメージして設えました。

中国では”雲”と幸運を表す”運”の発音が同じなので、
”雲”は縁起の良い象徴とされています。

雲を表したLEGLEの蓋杯とサンゴとヤドカリ。



夏のビーチでお茶を飲むなら、
やはり冷たく冷やした冷茶がいいですね。
今月は美味しい冷茶も飲みましょう。






The 14th International TEA EXPO at Shenzhen

2017-07-03 | Tea Expo
第14回中国国際茶産業博覧会に参加してきました。
(過去の茶博覧会の記事はこちら→☆

今回は「老茶品鑑会」というイベントが4日間わたり開催されました。
2日目の「南洋老茶品鑑会~工夫茶~」にて
8席のうち、留香茶藝の李宗師や大先生方に交じって、
私と生徒さんもそれぞれ一席づつ設けさせていただき、
工夫茶の点前で老茶を淹れました。

淹れたお茶は
・1994年老叢水仙
・2005年鳳凰肉桂
・老鉄観音
・老奇種

茶席も点前も茶杯の数も8席8様で、
とても興味深い工夫茶の茶会でした。



私、石上由紀の茶席。


今月のLiu Xiang Tea Salon(リュウシャンティーサロン)のテーマが
「蓮と蛙」だったので、
茶席のテーマも「蓮と蛙」でディスプレイしてみました。
お気に入りの蛙くんも飾って。





李自強宗師の茶席。




中島雅世さんの茶席。




蕭慧娟老師の茶席。




黄集斌老師や陳再粦老師など様々な老師方の工夫茶席。




他の日は紅茶、普洱茶、武夷岩茶の品鑑会で、
茶席やイベント内容もまた違い、連日楽しめる大きなイベントでした。




同時に水墨画の展覧会も行われていて、
葉逢儀さんの雀をモチーフにした画など、素晴らしい作品も鑑賞できました。





龍塢茶鎮の高級西湖龍井茶を作る会社のブースに立ち寄り、
高価な西湖龍井を飲ませて頂きました。


ここで次の日に李宗師の解説と私の緑茶点前を急遽することになり、
ここでも点前披露をさせて頂きました。


突然の披露にもかかわらず人だかりができ(笑)、
茶博覧会にいらしている方の熱心さが伝わってくる出来事でした。

とにかくお茶好きが集まる茶博覧会。
改めて実感。

次回の第15回深圳茶博会は12月14日~18日です。