LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

下端定規

2008年12月15日 | 木工道具

 真っすぐを、昔はどうやって実現していたのか。小さい平面ですら、たやすくはない。驚くほどの技がある。下端定規だ。木工教室ではこれを最初に作るらしい。二枚の板の木端を同時に削り、重ね合わせ光にかざすとかすかに光が漏れる。この隙間をなくせば二枚は「真っすぐ」が出た定規として使うことが出来る。なぜ二枚必要か、木材で作るので狂うことを前提にしている。常に二枚を合わせてみて確認しているのだ。光の漏れ具合で隙間の幅を感じる。この定規があればカンナの下端など小さな平面はほぼ確保できる。当然ながら現在ではステンレスで狂わない下端定規が市販されている。「木工手道具入門」に作り方が解説してある。一つ作ってみた。
 長い直線では墨壺というのがある。墨をつけたくないものには、チョークの粉が使われる。この知恵もなかなかのものだ。いつ発明されたか知らないが(ピラミッドの時代からあったという説あり)、現在でもやっぱり墨壺なのだ。墨壺を使う大工の素早い技には見とれてしまう。未だに部屋の基準線を出す技は不明のままだ。なかなか的確な記述がない。ただ「基準線をだして…」と、あるだけのものが多い。これなくして、フローリングは施工出来ないはずだが、幸運にもこれまで3度やって失敗無し。
 30mと50mのメジャーも買ってはみたが、測る場所は無かった。

Img_3688 51 111123 Sumitubo