おなじみ手で持つ電動のマルノコ。大工さんは華麗に操る。自分の指を治具にして端を切り落としたりする。フリーハンドで正確に直線を切る、しかも速い。マキタの160mm5617CBA・5638CBAとマキタ防じんマルノコ5035KB、充電池式の松下電工POWER CUTTER EZT502(コードレスも買ってはみたもののあまり出番は無い)。
それぞれに定番マルノコ用治具を大小作った。手で押さえる部分も忘れず確保。適当な幅のベニヤ(シナベニヤがきれい)などにフェンス(L形アルミチャンネル)を両面テープとビスで取り付けた後、右側を1回切断すれば正確なノコ歯の通る位置を持ったフェンスが出来上がる。Lチャンネルは片方が低い物を使う(両方同じだとモーター部がフェンスに当たるので歯を多く出せない)。治具の右端を墨線に合わせれば正確に切断できる仕掛け。これなくして直線は不可能。
下に捨てベニヤ(コンパネ12mm)を敷く。ノコ歯の出は2mm程度捨てベニヤに食い込ませる。これでバリを抑えることも出来る。従ってフェンス治具ベニヤの厚み(9mmを使用)+材の厚み+2mmがノコ歯の出ということになる。Lチャンネルはたわむようではうまくないので、厚手のもの(厚さ2mm以上)を使用する。
ベニヤの長辺(長手1800mm)など長尺物は特大フェンスクランプを使う。オフコーポレーションで購入。この場合はノコ歯までのクリアランスを知るために5.5mmベニヤを同様の方法(フェンスにベニヤの端材を当てて、1回切ればOK)で切り出しておく。ノコについているプラスチック片=写真=はペットボトルを切ったもの。切りくずが前方に飛び散るのを多少押さえる。かなり切りかすが飛び散るので集塵機は必須。純正で前方にカバーが無いのが不思議だ。マルノコ集じんプラグはオプション。安いものなので最初から付いていればと思う。集じんマルノコの方はさすがに80%くらい集じんできていると思う。