「拭き漆」、むく家具製作のHPでしばしば目にする。いつかはやってみたいと思っていた。箸を作るので拭き漆に挑戦。初心者用セットを買ってみた(8000円くらい)自然工房 与十郎http://www.sekisaka.co.jp/yojyuro/index.htm。漆を乾かすには湿度が重要、ということでホームセンターで湿度計の安物を買った。精度は期待できないが、ま、いいだろう。これに先立ちamazonで注文、酔っていたのか湿温度計を注文したはずが品物が来てみると温度計だった。買い換える羽目になった。ネット通販はしらふの時にやりましょう。
漆の乾燥は通常の塗料とは違うらしい。空気中の水分から酸素を取り込んで硬化していくという。温度24~29度。湿度75~85%。を保持、かなりやっかいだ。本職は「室(むろ)」という乾燥室を使うらしい。塗っては拭き、乾燥。しかもこの工程を4、5回繰り返す。プラボックスを買ってテスト。中に材を入れ、濡れタオルで85%まで湿度を上げる。湿度はすぐ上がる。温度は保つのが難しいので室温が24度以上になるまでお預けだ。
1.材を加工
2.ペーパーで平滑にする#400。最終的に#1000
3.濡れタオルで拭き、ゴミを取る
4.生漆とテレピン油1:1を塗って拭く。木地を固める
5.乾燥
6.生漆だけを塗る、拭き取って乾燥
7.納得いくまで6を数回繰り返す