LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

フラワースタンド2

2011年08月01日 | 工作

 結婚のお祝いに、電波時計付きフラワースタンドの製作(幅350mm×高さ910mm×奥行195mm)。時計はIDEA Internationalの電波時計、ホームセンターで売られていたのだが、最近見なくなった。なかなか電波時計のすっきりした、いいデザインがない。中でもこの時計は出色だと思う、必要にして最小限の面積とボタン配置、しかも安い。
 材はナラ(テーブル)、ヨーロッパビーチ(背板)、米栂(柱)、ラミン丸棒(前足)。以前に作ったものと同じ(時計の写真はHP)、寸法は適当に決めた。部品数5点、両サイドの柱に溝を掘り、ホゾ穴を加工。接合部材は背板にテーブル。テーブルを溝に仮に差し込んでから、幅を採寸し背板の幅を決める。ミゾキリカッターは深さを正確に出せない。そこでこういう作業手順になる。ルーターならある程度は正確に出せるかも、加工が楽なので21mmのミゾキリを使う。力がかかる部分は無いので、ホゾや大入れをきつめに作り、ボンドだけでビスは使わない。組み立てはポニークランプで締めていく。木槌やFクランプでは無理なほどのきつさ。直角に配慮、今回すっかり忘れていたが何とか直角に出来上がっていた。ま、隙間無く締め付ければ加工が正確ならほぼ直角は確保できる。最後に丸棒を切り出して面取りし、3点目(倒れ止め)の足をボンドで接着。
 部材を加工し、組み立て前にサンドペーパーを#60、#120、#240、水引きして#400と順に掛けた。塗装はカシュー艶消し黒を2回塗る。適当にカシューシンナーで薄めて塗りやすくする。この塗料を使うのは刷毛跡がほとんど残らない、という点につきる。ムラのない乾いた黒になる。樹種は分からないほどの塗膜を作る。従って下地を十分整えれば樹種を選ばない。目止めも行わなかった。素人の塗装はムラになりがちなので、オイルやワックスが定番となる。たまには下地を残さない塗装もやってみたい。ただし、乾いた後でも素手で触ると脂が指紋となって残る。他の色のカシュー塗料では、ネオクリアーもなかなかよかった。塗料は大橋塗料、艶消し黒1kgが2415円、送料は中国地方740円だった。カシューシンナーはホームセンターでも買えるが、カシュー艶消し黒を置いている店は近所にはない。
 
0 1 2 3