LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

電力

2011年08月02日 | ぼやき

 今日「たかじんのそこまで言って委員会」録画、で強烈な話を聞いた。電力会社の収益システムの話。電力会社の収益はコストに○%を掛けて算出する。従ってコストが高ければ高いほど、収益が上がる。一般の会社とは真反対なのだ。
 出席していた武田邦彦氏ブログにその辺りのことは詳しい。全く電気料金が韓国やアメリカの2倍以上だというのも頷ける。3方1両損どころか、4方丸儲けという美しい構図なのだ。電力料金が高ければ、政府は税金が増え、電力会社は社員に手厚い待遇、官僚は美味しい天下り、電力会社に物品納入する業者は高く買ってもらえる。損は国民だけということ、うすうすわかってはいたが、ここまでとは。
 政治家、首長、官僚、エリートサラリーマン、いわゆる偉い人はほんと、えらい人なのだ。自民は電力会社の社員から、民主は労働組合からそれぞれ献金と選挙支援を受けている。いったいどこに投票するの。
 「優れた指導者というのは幻想に過ぎない、ある組織の指導者はその組織の平均以上ではあり得ない」。何かの本か文章で読んだ文言、内容だったと記憶する。そんなことは、無いだろう、指導者は思慮深く立派に見える。北朝鮮や今の政府、役人を見ていると、この言葉もほめ言葉に思える。
 「利権」にまみれた政府や役人、と思っていたが、実は単に人格が
極端に低いだけだった、とは武田氏の言。こんな不細工なことにいまさら気づいても仕方ないところが、暗澹たる気持ちにさせる。人格という点では、私も自信はない。
 従って公にある者は、システムとして不正やサボタージュを許さない仕組みを構築することが必要ではないか。えらい人の良心や指導力に期待すべき時は過ぎた。と、思う。