LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

福田繁雄大回顧展

2012年03月30日 | おしゃべり

福田繁雄大回顧展」(広島県立美術館)を観てきた。名を知らなくても、誰もが一度は見たことのある先品だろう。どれもとびきり面白い。湧き出るアイデアで常にアドレナリン全開だったのか、はたまた苦しんだあげくの作品群なのか、知るよしもないが、工作大好きな「遊び」としてのユーモアあふれる作品を堪能出来る。どれも、福田以前にはない新鮮さで、見る者に興奮を与えずにはおかない。ユーモアの中に視覚トリックや二面性を閉じ込める。中でも異彩を放つのが、スプーンやホークで構成されたオフロードバイクの影だろう。他の作品はどれもシリーズとしてあるがこの作品だけ忽然と存在する。木工作品も愉快だし参考になる。エッシャーも立体のエッシャーには驚いたに違いない。自宅玄関のドアもノブの付いている方は開かない、テレビで見た記憶がある。
今回収穫だったのは、ペアチケットの存在だ。料金も大人1100円のところペアで1500円とリーズナブル。前売りだったと思う。ただ、他県での開催が、ずっと安いのはなぜか?

Hukuda