最近続けざまに、CGオンパレード映画を観る。CGにも慣れたというか、以前ほど興奮することはない。いくら慣れたとは言え、やはりSFファンとしては新しいCGは楽しみ。簡単とは思えない、実写と見分けはつかないほどのCGが、これでもかと言うほど展開される。なんでこんな映像が造り出せるのだ。動物も風景もマシンも動きも完璧、残るはやはり俳優のCGだろう。これが完成すると、どんな役でもOK。案外CGの役者は、もういるのかもしれない。これが作り出せるのは、やはり日本からであってほしい。テレビでも解説のCGがつきものになった。もちろん分かりやすさはこの上ない。テレビのCGもずいぶん進化。
クローズアップ現代のインタビューでスピルバーグは、コンテンツの多様化とストーリーの大切さを語っていた。CGがどんなに完璧でも、ストーリーが無ければ、やはり映画は作れない。
ここでひとつ不思議なことがある。映画関係者や映画監督は、当然素人ではない。なのに素人の私が見ても、駄作を。なんでこの映画監督やプロデューサーは、これでよいと思えたのか、よいと思えたのかが不思議な作品がある。私の感受性が貧弱なだけなら良いのだが、自由業だけに資金と労力をつぎ込み、ペイできなかったらやはり辛いだろうに。