閑(ひま)じぃのブログ by 閑斎

趣味の紙紐細工創りとその時々の歌、旅の紹介です。遠方には行かなくなり近くで楽しい仲間との歌を楽しんでいます。

「凱風快晴」

2023-12-30 05:45:00 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

       

前回再製作した「凱風快晴」を次女の新築祝いにプレゼントしたので、3作目になります。
これで我が家に留め置きとしました。今年最後の作品として完成が嬉しいですね。
 
2作目がこれ、雲の細部は毎回異なりますね。

第1作目の作品は立体化したものでした。私の弟が持って帰ったので、写真だけ
残っています。懐かしいですね。

原画がこちらです。
       
きのうは長女が孫と迎えに来てくれて、鶴巻温泉に日帰りしました。ランチは町田ラーメン、
コクがありました。車で往復したので、わずか、1,330歩でした。それにしても、孫は
会うたびに背が伸びていて、妻は追い越されており、長女ももうすぐ追いつかれそうです。
私はもう少しですが、来年は危ないかも。
 
朝に替わって夕方に富士山がシルエットで姿を現しました。
         
今朝は7℃と少し高いです。曇り空の一日だそうです。
 
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」からの引用です。
凱風とは、南風のことです。
初夏のころ、そよ風が吹いているようです。雄大な富士の山容とたなびくイワシ雲は、
気高く臨場感たっぷりです。
夏から秋にかけての晴れた日の早朝、富士が赤く染まる一瞬があることを、 江戸時代の
日記はびっくりしたように記録しています。
北斎は、その瞬間に感動し、描いたものでしょう。それは力強く一日の始まりを 告げる
かのようです。
藍色のぼかし摺で、青い空を背景に赤々と燃焼しているかのように染められた 富士の山
頂には雪が残り、立体感を表しています。通称「赤富士」といわれます。
 
赤富士(あかふじ)とは、主に晩夏から初秋にかけての早朝に、雲や霧と朝陽のコラボ
から富士山が赤く染まって見える現象です。普段は青系色に見える夏の富士山の山肌が
赤系色に染まって見えることに由来しています。
 
ちなみに我が家から見えた一番赤い富士です。
       
 
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「神奈川沖浪裏」

2023-06-24 05:30:45 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

     

今日の作品は北斎作品の仕上げで「神奈川沖浪裏」です。以前作ったのが手元になく、少し
寂しいので保存版にしました。でも誰かから欲しいと言われたら、すぐに出て行くかも知れ
ません。自分の銘も入れられて気持ちいいです。
以前作ったのは立体でしたが、今回はレリーフ風で壁に掛かっています。
<前作、やはり立体感があり迫力があります。>
<原画です。>
浮世絵は次回から別の作者のにトライを、と思っています。
 
今朝は23℃、曇っていてお出かけに日差しが強くなくいいかも。
「チコちゃん・・・」は観れないですね。
 
この絵の解説です。
巨大な波が舟を飲み込まんばかりに襲い掛かってきます。
この大波を白と藍で表現しています。
船頭たちは、舟べりにただしがみついているようです。
荒れ狂う波の先には富士が鎮座しています。
動と静、近と遠の鮮明な対比がこの図の主要なテーマです。
画家・ゴッホは弟テオに宛てた手紙でこの画を激賞し、またフランスの作曲家・ドビュッシーが
仕事場に掲げ交響曲「海」を作曲したことはよく知られています。
江戸湾(東京湾)は、漁船や各地からの廻船の通行が盛んで、房総半島から江戸に海産物を運ぶ
際に利用されたといいます。図はその際の出来事を象徴的に描いたものでしょうか。
 
きのうは隔週のマッサージの日、幸い雨も上がりこぶし荘には歩いて行きました。帰りは
こぶし号に乗り、往復、4,997歩でした。
 
今朝は℃、
今日は二俣川の友人ご夫婦との例会です。ちょっと一杯入って気分も最高に! 
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「凱風快晴」 

2023-05-27 05:30:30 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

     

北斎作品が一巡し、さてどうするかと思い、作った作品は全部貰っていただいて家になく、

残したいと思い壁掛けタイプで作りました。作りたかったのは、何と言ってもこの「凱風

快晴」、赤富士をトライしました。壁だと場所の心配も当分大丈夫でしょう。

が、嬉しいことに、この新作も次女宅の新築祝いで直ぐに出ていってしまうことになって

います。

 

前の作品は立体にすることに拘りました。これはこれで立派な佇まいでした。作って直ぐに

遊びに来た弟が持って帰りましたね。(泣く泣くのお別れでした)。 

       

 
原画です。
       
 
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」からの引用です。
凱風とは、南風のことです。
初夏のころ、そよ風が吹いているようです。雄大な富士の山容とたなびくイワシ雲は、
 気高く臨場感たっぷりです。
夏から秋にかけての晴れた日の早朝、富士が赤く染まる一瞬があることを、 江戸時代の
日記はびっくりしたように記録しています。
北斎は、その瞬間に感動し、描いたものでしょう。それは力強く一日の始まりを 告げる
かのようです。
藍色のぼかし摺で、青い空を背景に赤々と燃焼しているかのように染められた 富士の山
頂には雪が残り、立体感を表しています。通称「赤富士」といわれます。
 
赤富士(あかふじ)とは、主に晩夏から初秋にかけての早朝に、雲や霧と朝陽のコラボ
から富士山が赤く染まって見える現象です。普段は青系色に見える夏の富士山の山肌が
赤系色に染まって見えることに由来しています。
 
きのうは隔週にしたマッサージに行きました。いつも通り歩いてこぶし荘へ、帰りは
こぶし号で。往復、5,045歩でした。
 
朝、日の出から1時間後にはきれいに見えました。
     
夕刻、予約したコロナワクチン(6回目)を接種しました。従来の病院はもう接種しておらず
新しい場所になりましたね。
ワクチン接種で気分もよく、久しぶりに居酒屋を探して入りました。駅前に「はかた商店」と
いうのがあり、もつ鍋と八海山で一杯やりました。妻はハイボールと博多餃子、焼き鳥でした。
居酒屋はコロナ前の3年ぶりで、美味しかったですね。
きのうは、計、8,285歩でした。
 
今朝は、副反応で少し肩が痛いですがいつも通りの反応です。
外は17℃、晴れて夏日になるようです。
          
 
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東海道吉田(とうかいどうよしだ)

2020-10-08 06:33:34 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第42作目、最後の作品です。

愛知県豊橋市

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

 

富士の眺望を売り物にした「不二見茶屋」です。

 「不二見茶屋」は吉田宿にあり、東海道34番目の宿場で現在の豊橋です。

 一幅の絵画のような窓枠で切り取られた富士を、旅の女二人は縁台に座って

茶屋の 女将に説明を聞き、優雅に眺めています。

二人を乗せてきたと思われる駕籠かきは、汗をふき、草鞋を木槌でたたいて

います。「お茶つけ」の看板の下に「根元吉田くち」とあります。根元と

は「元祖」という ことでしょう。

 

少しアップしました

原画です。

北斎最後の作品となりました。

人物の様子を実態に近いように作ることに専心しましたが、最後に失敗を

発見しました。

それは、サイズが大きくなりケースに入らなくなってしまいました。

これで、2件目ですね。

でも、作り直しをしない主義でこれで完了です。

 

さて次のシリーズ、どうしよう?

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尾州不二見原(びしゅうふじみがはら)

2020-09-24 05:42:10 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第41作目です。

尾州不二見原(びしゅうふじみがはら)

 愛知県名古屋市中区富士見町

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

 

大樽の輪の中に小さな三角形の富士が見えます。

樽職人は富士に背を向け一心不乱に樽づくりをしています

ここ不二見原は現在の名古屋市中区富士見町のあたりです。

高台にありますが、視界を阻まれて実際には富士は見えません

丸い桶をフレームとして田畑の向こうに遠くの富士をのぞんでいます。

真ん丸と三角形の対比の面白さを描いています。

なお、富士見原は、遊郭や武家の別宅が存在する名勝地として知られて

いました

 

原画です。

奇抜なアイデア一杯の絵ですね。

大樽が自重で真円にならないのがいいところかも。

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甲州伊沢暁(こうしゅういさわのあかつき)

2020-09-10 06:36:39 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第40作目です。

 甲州伊沢暁(こうしゅういさわのあかつき)

 山梨県笛吹

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

 伊沢とは、石和(山梨県笛吹市)のことです。

現在は温泉で知られるこの町も、かつては甲州街道の宿場町で大変栄えた

いいます。

空は一日が始まりを告げるように、次第に紅に染まっていきます。

彼方には富士が泰然とそびえています。

まだ夜の闇に沈む中で、早立ちの人馬で賑わう宿場の様子です。

明け行く空と対照的です。


荷物をかつぐ人足や馬、駕籠で旅立つ人々、一日の始まりの時を描いて

います。

 富士は、甲州側から見た「裏富士」として描かれています。

 

別角度で、少しアップしました。

原画です。

この作品は難しかったです。

雄大な風景が狭いスペースに入りきらないと思いました。

行列の人間を作るととてもスペースが不足しました。

家が高くなってしまって背景とのマッチングもうまく行きませんでした。

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諸人登山(もろびととざん)

2020-08-27 05:29:09 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

今日は月最終の日曜、北斎の掲載です

第39作目です。

静岡県富士宮市・富士山頂

 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

 

富士山の山開きは六月一日です。

男たちは、ようやく富士山頂にたどり着き、あるいは右に描かれています

ように、 岩にしがみついて最後のひと踏ん張りに懸命です。

左には、頂上に登ってすべての力を使い果たし疲れ切って腰を下ろす人た

ち、右には岩室の中に無言で身を寄せ合う富士講の人々。


しらみはじめた空に朝焼けの雲がたなびいています。

御来光はまもなくのようです。

https://fugaku36.net/


富士の全体を描かず、山頂の情景のみ描いているのは、本シリーズ中唯一

です。

登山者がいない風景です。

登山者の大きさがこれ以上小さくできず、狭い舞台に牛ぎゅう詰めになりました。

ここは9合目半くらいでしょうか、登るのも大変ですね。

急坂に人を立たせるのに一苦労でした。

少しアップしました。

原画です。 

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身延川裏不二(みのぶがわうらふじ)

2020-08-13 07:48:46 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第38作目です。

 山梨県南巨摩郡身延町

「身延川」は、身延山中に源流を持ち、日蓮宗の総本山久遠寺の

周辺を流れ、 波木井(はきい)川に合流する川です。
沸き立つ奇峰の間から見え隠れする富士。

富士は、甲州側から見た「裏富士」です。
谷から湧き出る白雲。白雲は、奇岩、富士、松の木と相まって天空へ

舞い上がって いるようです。
下の川は、波が折り重なるように描かれ、水量と速さを表現しています。

そんな険しい景観を眺めながら、旅人たちは身延山久遠寺へ参詣に

向かっている ようです。

少しアップしました。

原画です。

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

この作品は自分で言うのも何ですが、きれいにできました。

ただ、馬が多少小さくなったような・・。

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甲州三坂水面(こうしゅうみさかすいめん)

2020-07-30 06:32:52 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第37作目です。

山梨県南都留郡富士河口湖町

甲府盆地から河口湖へ抜ける御坂峠から望む逆さ富士です。
静謐な景観です。
湖面には、富士が雪をかぶって逆さに映っていますが、遠景に見える

実際の富士は、 岩肌を見せる夏の富士です。

しかも水面への投影もずれています。
北斎は虚と実の対象を描いているのでしょうか。
穏やかな湖面と落ち着いたたたずまいの村落、湖水に浮かぶ一隻の

小舟が静寂の中に 漂よって変化を与えています。

動を描いているのでしょうか。

 少しアップしました。

原画です。

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

水面に映った富士は紙紐をほぐして薄い紙にし、土台に張り付けましたが、

問題はその周辺の薄い影模様でした。

それでどうしようもなく上から色鉛筆でボカシを入れました。

 

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甲州石班澤(こうしゅうかじかざわ)

2020-07-16 07:19:46 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第36作目の甲州石班澤です。

山梨県南巨摩郡 鰍沢

石班澤(鰍沢)は、釜無川と笛吹川などが合流して富士川の荒波となります。
岩に波がぶつかり激しく泡立っています。

 荒波とは対照的に岩場で漁師が黙然と一人網を打っています。

 漁師の背中から頭、そして手元からピント張った網へとつながり、三角形を描いています。

 その相似形が遠景の裏富士として描かれています。

 緊張感をもって網を打つ孤高の漁師に対して、岩場で魚籠をのぞく子どもが全体の張り

 つめた感覚をやわらげております。

初摺は藍一色に摺られ、北斎の藍摺の中でも最高傑作と評されていますが、後摺では

 雲間に橙色が引かれるなど色数が増やされています。 

少しアップしました。

原画です。

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。

http://fugaku36.net/

絵を観て川の波が前の神奈川の大波とは作り方を変えないとダメと判りました。

波の高さは原画より大きくなりましたが、我が技術と紐の限界でした。

漁師は楽しく作りました。横で子供も釣りをしているようです。

富岳36景という題目ですが、実際は46景までありました。

売れ行きがよくて続編になったんでしょうね。

 

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遠江山中(とおうみさんちゅう)

2020-07-02 07:20:15 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第35作目の遠江山中です。
 静岡県西

遠江国(静岡県)の山中で、巨大な材木が対角線に配され、支える柱の三角の
間から 富士を望む、という北斎ならではの構図です。
材木の上に乗って懸命に鋸を挽く男、あるいは材木の下から背をそらせ、 大鋸を
挽く男。
 その下では、鋸の目立てをする男。その男に子供を背負った女が弁当を届けに
 来ました。
そんな風景の中で、膝小僧を抱えた子供が見守っているたき火から黒煙が舞い
上がって いきました。
 まるで龍が富士を巻き付け襲い掛かっているようです。
空は、雲一つない青空です。

少しアップしました。


 
原画です。 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
http://fugaku36.net/

作ってみたかった作品です。
真ん中にある太い材木を上下から鋸で切る構図を作るのが精一杯で、支柱の
間からの富士が見えなくなってしまいました。
空の雲と昇る煙も面白く作りました。

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駿州片倉茶園ノ不二(すんしゅうかたくらちゃえんのふじ)

2020-06-18 07:37:31 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第34作目は、駿州片倉茶園ノ不二(すんしゅうかたくらちゃえんのふじ)です。
 静岡県富士市

京都の宇治と共に駿河は茶の名産地です。
彼方まで続く大規模な茶園で、忙しく立ち働く様子が描かれています。
女たちは茶摘をし、男たちは茶葉を籠に詰め込み、その籠を馬で作業場に
運び、 右手の建物に集められてます。
背後の富士には雪が多く残っているところから、春の新しい茶摘みの
様子なので しょうか。
しかし、駿河に片倉という地名はありますが茶園として知られてはいません。
この図の場所は不明との説もあるようです。

大体が、ピンク系の色で描かれていて、私の気分としてはメリハリがなくなった
ような感じです。
でも楽しく作りました。 

原画です。 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
http://fugaku36.net/

 

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東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)

2020-06-04 05:37:05 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第33作目は、東海道金谷ノ不二(とうかいどうかなやのふじ)です。
 静岡県島田市東町


金谷宿は、東海道の宿場であり、大井川の渡河地点でした。
 大井川には、橋がなく、川越人足を雇って越えなければなりませんでした。
川はまるで海のように波が打ち寄せています。
そんな中、旅人を肩車で、籠や大きな荷物を輦台(れんだい:江戸時代,
人を乗せて 川を渡るのに用いた道具)で渡る川越人足たち。
人足への料金は川の水量によって異なっていたようです。
宿の旗、長持ち、風呂敷には版元西村屋永寿堂を示す山に巴紋や「永」
「寿」の 文字が確認されます(紙紐では書けませんね)。

神奈川沖浪裏並の力作になりました。
いやもう、何人の人足と旅人を作ったことか、です。背景の人は紐1本だけです。

原画です。 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
http://fugaku36.net/

奥の家の屋根の上に青い旗があるのを作り忘れました。

ほとんど変わりませんが・・。

 

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駿州大野新田(すんしゅうおおのしんでん)

2020-05-21 07:39:50 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第32作目は、駿州大野新田(すんしゅうおおのしんでん)です。
静岡県富士市大野新田

大野新田は、東海道の原宿(沼津市)と吉原宿(富士市)へと向かう途中にあり、
 富士が真正面に見えるところとして知られています。
右に小さな島が二つあります。これは浮島沼を描いたものです。
街道には、牛の背いっぱいに枯れ葦を運ぶ農夫たちと、青々とした刈り取ったばかりの
 葦(あし)を背負子で運ぶ農婦らの姿が描かれています。
そして白鷺たちは、夕陽を背にして家路へと飛び立っていきます。
沼地の静けさと、平和な一日の終わりの安堵感が漂います。

絵を見た時に何と太った馬だと言うことと、何頭いるのかな、ということでした。
でも解説文では牛となっていました。今度は牛にチャレンジでした。
荷物の枯れ草の束の様子などからて、牛は5頭にしました。
最初に作った白鷺は牛の背後で見えなくなってしまい、原画より上に取り付けました。

原画です。 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
http://fugaku36.net/

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駿州江尻(すんしゅうえじり)

2020-05-14 05:42:14 | 葛飾北斎 富嶽三十六景

第31作目は、駿州江尻(すんしゅうえじり)です。
 静岡県静岡市清水区追分
江尻宿は江尻津や南方の清水湊とともに東海道の交通の要衝でした。
 街道は、かなり強い風が吹き荒れ、人々は飛ばされまいと身をかがめ、
 笠をおさえています。 強風は、頭巾姿の女性の懐から懐紙を奪い、天高く何枚も飛ばされていきます。
笠が懐紙を先導しているかのようです。 直接見えない風を描いています。
 富士は泰然としています。
動と静の対比は、強風にうろたえる人間の小ささを表現しようとしたのでしょうか。
道の先には姥が池の水面が白く見えています。

最初に絵を見て思ったのが、飛んでいく紙や傘をどうしようか、でした。
でも何とか収まりました。
見えない風に翻弄された作品でした。

原画です。 

解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
http://fugaku36.net/

 

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