第38作目です。
山梨県南巨摩郡身延町
「身延川」は、身延山中に源流を持ち、日蓮宗の総本山久遠寺の
周辺を流れ、 波木井(はきい)川に合流する川です。
沸き立つ奇峰の間から見え隠れする富士。
富士は、甲州側から見た「裏富士」です。
谷から湧き出る白雲。白雲は、奇岩、富士、松の木と相まって天空へ
舞い上がって いるようです。
下の川は、波が折り重なるように描かれ、水量と速さを表現しています。
そんな険しい景観を眺めながら、旅人たちは身延山久遠寺へ参詣に
向かっている ようです。
少しアップしました。
原画です。
解説は、「葛飾北斎 富嶽三十六景 解説付き」から引用しました。
この作品は自分で言うのも何ですが、きれいにできました。
ただ、馬が多少小さくなったような・・。