masumiノート

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発券店値付けカード廃止要望

2011年05月31日 | ガソリンスタンド

5/30 燃料油脂新聞より

兵庫県南部地域で発券店値付けカードによる経営圧迫の報告が相次いでいる。

いずれも銀行系カードでオートリース会社とファイナンス会社との提携カード。

南西部の特約店では
「月間200万円近い燃料油売上の全てが、一夜にして発券店値付けカードに切り替わり、
給油手数料収益になり下がった」といい、

神戸市の業者は
「最近何年もじわじわと発券店値付けカードが広まっており、
すでに売上の2割が給油手間賃(手数料)商売になってしまっている」と嘆いている。


200万円もの売上がカード手数料に置き換わる事で、
ガソリンはマージンは12円から、7円の手数料へ
軽油は15円のマージンが、5円の手数料へと一気に3分の一に激減。

このことによって月間15万円以上の損失を被っているという。


業者は
「元売は発券店値付けカードシステムそのものを一刻も早く廃止するべき」
「今や軽油はガソリンより収益商品であり、
リットル5円の手数料は業者にたいする侮辱としか言いようがない」と憤る。

また、別の業者は
「元売はSSを自動販売機と思い違いをしているのではないか?」と非難する。

「元売が自らのシステムで系列の経営を毀損させるのは、まさに天に唾するもの。
やがて必ずしっぺ返しがある。
一刻も早く発券店値付けカードシステムそのものを全面的に廃止すべきだ」

兵庫県内の多くの業者が異口同音に強く訴えている。



全面的に廃止できればそれが一番良いけど・・・

・・・今更このシステムは無くならないと思うよ。

だって消費者側の企業にとっては大きな利があるんだもの。
システムがどうあろうと、発券店値付けカードを利用する企業にとっては、「安く買える」っていうことが一番の魅力になっているし、
元売側にしても、全国展開している・・・例えばクロネコヤ○トさんのような企業にこのカードを持って貰うと確実に数量が捌けるものね。

でも、販売店にとっては迷惑なカードだよね。

普通に法人の掛け会員としてなら、
軽油でリッター当たり15円のマージンが得られたものが、
発券店値付けカードを使われることで、
リッター当たり(給油手数料として)5円しかマージンが入らなくなるんだもの。

窓を拭いて灰皿清掃して・・・やる事は同じなのにね。

それなのに、仕組みを知らない消費者は、今まで100円だったものが85円になったりすることで
「どれだけマージンを乗せていたんだ?!ぼったくられていたのか?」と不信に思うよね。

発券店値付けカードは、消費者に誤解を与えることにもなる。

・・・

発券店値付けカードのシステムの内容を知らないお客さんは多くて

「セルフで入れたら、その分、安くなると思ってセルフに行ったけど、
ここで入れてもセルフで入れても値段は同じなのね、
同じなら入れてもらえるこっちに来た方が楽でいいわ。窓も拭いて貰えるし」とか言われる。

そしてこのカードの売りのもう一つは、
全国共通、つまり同じ元売の販売店なら全国どこでも使えるってコトなんだけど・・・

地下タンクの期限を機に、廃業するスタンドが増えれば・・・・
出張などで地方に出掛けた際には給油できる販売店を探さなきゃならなくなるだろうね。

で、やっと見つけたと思ったらセルフだったりしてね
操作方法がマチマチだから戸惑うことにもなるだろうね。

そうなって初めて消費者も気付くのかな?
元売にもクレームが付くと思うよ。

ガソリンスタンド過疎地も増えて、国民からも疑問の声があがると思うよ。
元売に対しての行政指導をきちんと行っていたのか?!とね。



ハイ、負け犬の遠吠えでした(^^)