「生協 ガソリンカード」ってグーグル検索してみた。
ため息と共にイラッとしちゃいました。
謳い文句はやっぱり
「全国どこでも、市況より安い協定価格で給油できます。家族カードも作れます」
OBにまで発券している生協もあった(==;
まぁね、発券したら発券したトコロへ発券手数料が入るからね。
でも、お願いだから補足事項も書いてください。
販売店によっては「給油拒否も辞さない」と言われているカードなんだってこと。
そして「代行給油になるので販売店に給油以外のサービスを求めないこと」、と。
そういう文言も書き加えてほしいものです。
しかしこのカードは実際に給油する販売店を本当に蔑ろにしていると思う。
そもそも販売店の仕切りより安い単価設定が一部で存在している意味が分からん。
元売は数量が出れば良い(=セルフ利用前提)、
発券したトコロは後は何もしなくてもどこかでカードを使ってもらえれば自分のトコロにお金が入ってくるから、
彼らにとっては意味があるんだけどね。
それに、それまで現金会員として利用していた人がこのカードに変えたとしたら、販売店のことをどう思うかな?
消費者にしてみたら違いが分からないから・・・
「儲からないと言いながら、本当はまだこんなに安く売れるんじゃないの」と不信感を抱くと思う。
月に一度の請求額を見て「○○店(給油した店)から、これだけ(金額)買ってあげている」と思われると思う。
確かに“数量”は伸びても、実際に給油店に入ってくる粗利益は代行給油手数料だけなのに。
・・・
家族カードを大学生の子供に持たせて原付バイクで利用されたら・・・
2-3リッター給油で、粗利は10円ちょい。
儲けもあって、従業員もいた頃は、そんなこと考えずに済んだから気にも留めずに受け付けていたけれど・・・。
今は原付バイクのお支払いは現金のみ受け付けてます。
まぁそれでも粗利はリッター当たり10円ほどだからあまり変わらないけど、ゴソゴソとカードを探してる時間を待たずに済むからね。
こないだ「粗利」で計算してみて、改めて「この仕組みはダメだ」と思った。
こうちゃんは「ないよりマシ」なんてのん気なこと言うけど、「粗利」に載せた給油履歴を見ても分かるように1時間引っ切り無しに給油して働いても、全部がこの手のカードだったら粗利は2000円程度にしかならない。
人件費の他にも経費は掛かるし、「純利益は?」と考えたらとんでもないよ。
それにこの業種は特に次の設備投資に備えるための内部留保も必要なんだからね。
この手のカードは(今の手数料なら)最低でも1回の給油量が軽油で50リッター以上、ガソリンで30リッター以上でないと割に合わないと思う。
*****
安値店との価格差は縮まるどころか今後益々開いていくかも知れない。
そうなると更に悪循環で現金客は減り、「どこで入れても値段が一緒ならセルフよりこっちの方が楽だから」と、系列のフル店は代行給油カードの客ばかりになるかも・・・・
そんなことになったら・・・
~~~~~(ノ≧ρ≦)ノいやじゃぁぁぁぁ!!
※念のために書いておきますけど、代行給油カードのお客さんが嫌なんじゃあないですよ(^-^;
12月5日 追記
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