masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

何の為に系列100%仕入れで頑張っているのか。

2012年12月07日 | ガソリンスタンド

継続か廃業か

「地元客は配達も含めて当社を必要としているし、廃業した場合、迷惑を掛けると思うとまだ決断できない」と苦しい胸の内を話す。

・・・

既存客に迷惑を掛けたくないという思いは本当にその通りで、よく分かります。
事業をやっていても採算が合わないし先が無いのも分かっているのに、
廃業にブレーキを掛ける、一番大きな理由です。

だけど、こちらのそんな思いとは裏腹に給湯器をガスや電気に変えるなど、世間は今も脱石油と動いているので益々採算から遠のいていってます。


12月5日 燃料油脂新聞より↑↓


市による民業の圧迫

神奈川の海老名市が市内の閉鎖SSを買収・運用することを決めた。
閉鎖SSの買収は、大規模災害発生に備えた燃料の備蓄を目的としたものだが。燃料の劣化を防ぐという理由で、緊急時に限らず公用車の給油をすべて同施設で行うことが決まっている。

これに対し、地元販売業者からは「市による民業の圧迫だ」など強い反発の声が上がっている。

災害時の燃料供給協定を結んでいるが、
「状況によっては協定を廃棄すべき」と訴える販売業者もある。

災害時に地元石油販売業者が市への協力を拒む状況になれば、市の目論見とは逆に、非常時の燃料確保に支障をきたす可能性もありそうだ。


・・・

海老名市は自分たちのやろうとしていることが本当の意味で理解出来ているのでしょうか?
これはまさしく市による民業の圧迫です。
県庁や教職員や農林など、公務員生協が発券店値付けカードを利用することも、民業への圧迫だと感じます。

市があくまで自主給油を行うと言うのであれば災害時の燃料供給協定も廃棄すべきです。

本当に、何も分かっていない。


恐らく元売マークを掲げることは出来ないはずですから、仕入先は業者間転売ルートになるはずです。

需給バランスが崩れ、需要が追いつかなくなったときに元売からの供給が一番最初に止まるのは系列外ルート(業者間転売ルート)です。

系列100%仕入れで頑張っている系列販売店は、その為に経営が苦しくても系列の正規ルートから仕入れているのです。

注文の電話を掛ける先を変えるだけで、5円から13円も安い業転玉を簡単に仕入れることが出来る。

だけどそれを行わない理由を、こうちゃんはこのように語りました。

系列外の供給が止まり、それでも玉(燃料)が足りなくなったら、系列ルートの玉だって前年比何%などというカタチで制限されることになるだろう。
もし業転玉を混ぜていたら、その分は確実に供給してもらえない。
うちの店を信用して利用してくれる客のためにも、うちの店は系列100%仕入れでいなければいけないのだ。

そう思うからこそ、簡単に買える業転玉にも手を出さず、消費者からぼったくりと罵られながらも、元売のブランド料と、又、「存在価値です」と言われた特約店マージンも乗せられた高い仕切り値を支払い、系列マークを掲げているのです。


普段は値段が高いからと敬遠して経営を苦しくさせておきながら、災害時の困った時だけ頼りにするつもりですか?
それではセルフを利用しながらガス欠のときだけ配達を依頼してくる消費者と同じです。

都合よく販売店(特に地場の3者店)を使おうとするのは止めていただきたい。


ただ、浮気組さんたちが「潰れたら何にもならない」と言うように、
経営が苦しく自己資産を食い潰しながらも、こうちゃんと同じような考えで系列100%仕入れを貫き、それが仇になって敗退していった販売店があることも事実です。

*****

本当に今のままではいけない。

元売も特約店も、組合も、販売店も、一丸となってこの業界を改めないといけない。
それが全ての消費者のためでもあると思います。


だけど・・・
そう思うのですが、私には方法が分かりません。



この業界の真実を知った議員さんたちも何人かいて、それぞれ動いてくれていると業界紙にありました。

自民党の「ガソリンスタンドを考える会」のように全石連の意向に染まってしまい「業転玉仕入れをしている販売店をセーフにする」みたいなヘンテコリンな活動ではなく、又、補助金獲得も結構ですが、

それよりも!


「系列販売店は系列仕入れで商売が成り立つ」

この当たり前のことが通る業界に変わるように、政治の力を見せてほしいと思います。



※もしも、
このブログを読まれた「ガソリンスタンドを考える会」に属している議員さんで、伝えたいことや意見がある方がおられましたらコメントください。

私にはまだ知らないことが多いですから、間違ったことを書いているかも知れません。
気が付いたことがあればコメントでお知らせください。


12月5日 ぜんせきより

透明性ゼロ 公平性偏重 矛盾する現行仕切り体系

「石油製品市場の機能を歪める結果にしかならない」という声が広がっている。











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初めてご訪問くださった方へ

このブログの現在一番の目的はガソリンスタンド(昔ながらの)が置かれている現状を知ってもらうことです。
ガソリンスタンドカテゴリーの記事を全て読んで頂きたいのですが、あまり一般の方が興味を引く話題でもありませんので、
規制緩和以降の
ガソリンスタンドが置かれた現状を予備ブログ「masumi_iのブログ」にアップしました。
是非ご一読下さい。








地下タンク法規制対応工事、完了しました。

2012年12月07日 | ガソリンスタンドでの出来事

電気防食の工事は先月末に終了。
念のための配管入替え工事も終わり、あとは支払いだけですが・・・

これが大変(@@;
補助金は工事代金の支払いが済んでからになるので一旦は全額自己負担ですからね...(汗)

初日、9人くらい工事関係者が来られていました。
大きな工事車両も何台も来てたので、後日「給油に来たけど入れなくて帰った」とおっしゃった方も数名(^^;
ご迷惑をお掛けしましたm(_ _)m



電気防食






昨年夏にしたのと反対側の配管工事




あとはコンクリが乾くのを待つだけです。


配管工事の消防検査の際、「頑張ってくれはるんですね!ありがとうございます」と言って頂きました(^^)



ふぅ~~~~~う。

補助金を受けたら8年間はやめられないのでござる。

ジジババペアでガンバラネバだね。





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