8月19日 燃料油脂新聞
「サインポール返せ」元売 業転購入SSに迫る
毎年秋(※)は元売の品質確保に関する話題が増えてくるが、大手元売りの特約店筋によれば、今夏、元売から品質確保に関して「業転購入を行ったSSはサインポールを元売に差し出す」という旨の契約書への押印を求められているという。
(※年1回、特約店を通じて経産省長官に品確法の軽減措置認定願いを出す時期なのです)
***(青系文字がmasumi)
3者店を2者店の犠牲にする現特約店制度への三代目さんのコメント
>ここ最近、特約店の「もっと数量を増やせ、でなければサインポール持ってくぞ」という言葉を毎日の様に浴びせられ、おまけにほぼ強制的に誓約書など書かされ
このことですね。
公取委の見解の、“出荷元が同じと証明されれば”の部分がネックになっているのではないでしょうか。
この記事は仙台(東北版)ですが、他の地域ではどうなんでしょう?
そして、
燃料油脂新聞の記事には『公取委に問い合わせを行ったという声もあった』と書かれているのですが、公取委の回答はどのようなものだったのでしょうか。
元売ヒアリング開始 仕切り調整、販社姿勢を質す(エネ庁)
資源エネルギー庁は、20日から元売7社にヒアリングを開始する。
ガソリン取引の公正な競争を確保するため導入した「石油製品流通証明書」に関しては、販売店段階での認知度向上策や有効な活用方法の提案などを聞き取る方針だ。
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10年も前からずっと・・・
もういい加減飽きました。
まぁね、新仕切り方式導入→新・新仕切り方式→流通証明書導入と、一応何がしかの施策は行われてはきました。
その度に販売業界の大勢は喜びました。
でも毎回、喜んだのも束の間・・・という展開です。
そうこうしているうちに皆、歳を取りましたよ。
「出荷元が同じと証明されれば系列店が業転を仕入れても構わない」という公取委見解を受けて、
>ガソリン取引の公正な競争を確保するため導入した
この証明書は、果たして本当に販売店のためのものなのか。
販売店のためだとしても、
全量系列仕入れで耐えて来た販売店にとっては不公正極まりないことですし、
他社買いの販売店にとっても、“出荷元が同じと証明されれば”という文言が楔となり、負の作用が働き逆境に立たされることになる。
「サインポール返せ」、この記事の通りだとすれば、この流通証明書は販売店のためではなく元売のために導入されたものだという事になります。
販売店が業転玉を購入しているという“証拠”になる流通証明書です。
しかしー
流通証明書が販売店のためのものなのか、元売のためのものなのか、それが明確にされることはないのだと思います。
つづく
ガソリン価格、4か月ぶり140円下回る
08月19日 22:18
資源エネルギー庁が19日発表した全国のレギュラーガソリンの平均価格(17日時点、1リットルあたり)は、原油価格の下落で、前週より1・8円安い138・2円と、6週連続で値下がりした。
140円を下回ったのは約4か月ぶりで、2月下旬(137・9円)以来、半年ぶりの安い水準となる。
下げ幅は北海道の3・1円が最も大きかった。
中国経済の減速懸念や、イランが原油の輸出を拡大するとの観測などから、供給過剰が続くとの見方が強まり、原油価格は下落傾向にある。
日本エネルギー経済研究所石油情報センターは「来週も小幅に値下がりしそうだ」と話している。
軽油も前週より1・6円安い117・3円、ハイオクも1・7円安い149・1円、灯油(18リットルあたり、店頭)も前週より12円安い1496円と、いずれも6週連続で値下がりした。
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高値は140円台後半
安値は119円。
JX・出光の今週仕切りは据え置き(週に一回の改定)
業転玉仕入れのPBは週に2回改定(値下げ)
マスコミはもっと深く掘り下げて、この価格差の背景も報道してくれたら良いのに、と思います。
就寝中に見た夢のはなし
教室(?)の床の一部が何故か水面(海面?)で、ユラユラ揺れていた。
私は「早く逃げなきゃ」「ここから離れなきゃ」って周りの人に言うんだけど、誰も相手にしてくれない。