少額な破損対応苦慮
給油客誤操作原因で賛否
※セルフSSで、子供の「給油したい」に応えようと親が給油ノズルを手渡したところノズルの重さを支えきれず子供の手から落下し破損。
この事故で被害を受けたSSは計量器メーカーから請求された修理代を破損させたドライバーに請求したところ、そのドバイバーが消費者センターに相談し、相談を受けた消費者センターの担当者は石油組合などにアドバイスを求めたーというもの。
相談を受けた組合では「それぞれの会社が個々に対応しているもので一概にこれだとはいえないが」と前置きし、
「大半のSSでは損害保険などで対応している。しかし免責がある保険では少額な修理代は弁償して頂くケースもあると思う」とコメント。
別のSS経営者は「意図的な事故でないものは責任を追及せずに、接客業の立場で施設の損害は保険などで対応している」と述べる。
ある計量機メーカーの担当者は
「セルフ施設での事故は近年多くなっているが、セルフでのコンタミ(油種間違い)や設備の破損など基本的には自己責任。リスクも大きいことを自覚する必要がある」と警鐘を鳴らす。
(1月6日 燃料油脂新聞より)
***
当店に給油に来られた一見さんのなかに「セルフは危ないから行かない」とおっしゃった方がいます。
子供が静電気除去のタッチパネルに触れずに給油したり、そこら辺を走り回ったりするからだそうです。
「軽自動車だから軽油で良いと思った」、とおっしゃった方もいらっしゃいました。
それはそうと、このドライバーの方は請求されたのが修理代だけで良かったですね。
修理中、その計量機が使えなかったとしたら・・・
店側の損害は修理代だけでは済んでいないのですからー。
>別のSS経営者は「意図的な事故でないものは責任を追及せずに、接客業の立場で施設の損害は保険などで対応している」と述べる。
これは良い格好を言い過ぎじゃないでしょうか。
意図的ならそれは事故でなく犯罪ですし、保険を使えば次年度の保険料が上がります。
消費者の立場でも、自分のものでは無いものを壊したのなら弁償するのが当たり前だと思うのですが・・・
とはいえ、損害が軽微であればお客さんに損害請求するというのは中々出来ることでもなく、大概が自腹で修理することになりますね。
当店でもお客さんの不注意で備品等を壊されたことがありましたが、対応はケースバイケースです。
車が猛スピードで突っ込んで来て当たって壊れた台などは当方負担で買い替えたりしてきました。
給油レシートを取りに行っている間に方向転換しようとして計量機に車を衝突された事故は2回ありますが、そのうちの1件は不問に付し、もう1件は衝突させた給油客に対して損害賠償を請求しました。
1件はこすっただけ(傷が付いた程度)でしたが、もう1件は衝突音がするくらい激しく、計量機も傾いていたので計量機メーカーに点検してもらったところ「不具合が生じる恐れ大」「傾いているので修理ではなく交換」という診断でした。
殆ど一見さんに近い発券店値付けカードの給油客でその時得られた代行給油手数料は200円程。
計量機の交換は数万円で済むような話ではありません。
お聞きしておいた連絡先に連絡し、その方の自動車保険(対物)で弁償して貰いました。
何かみんな消費者に遠慮し過ぎじゃないでしょうか?
何年か前に、“子供を叱れない親”(子供に嫌われたくなくて?親自身が善悪の区別がつかなくて?)が話題になっていたけど、そんな感じですか?
*****
消費生活センターは何を組合にアドバイスを求めることがあるんや?
他人のものを壊したら弁償するのが当たり前。
その上で、
対応はそれぞれの店によって違うー、でいいんじゃないのか。
byこうちゃん