masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

自由競争を否定しているわけではないのです。

2016年01月14日 | メモ(GS業界紙より)

「健全化へ競争環境改善を」 価格差拡大に危機感

1月14日 燃料油脂新聞より

われわれ販売店の仕入れ値を下回る売り値がなぜ存在するのか。
業転と系列仕切りの格差のほかに系列内でも不透明な仕切り格差があるのではないか。

仕切りの事後調整に対しては業転格差を解消するための“苦肉の策”との見方もあるが、一方で、
「仕切りがさらに分かりにくくなっている」という声も多い。
また調整を見込んで先行値下げに踏み切る系列セルフが増える結果にもつながっている。

われわれより10円も15円も安いセルフがどれだけ売れているかというと、それほどでもないように感じる。
薄利多売が難しい状況を量販志向店はどう考えているのか。
何のために利益を捨てているのか。

ボリュームを維持すれば元売が利益を補填してくれるという依存体質から脱却し、“お客様から適正価格をいただく”という小売りとしての自立がなければ販売市場は荒廃の一途をたどる。
変革の時期は待ったなし。

自由競争を決して否定するものではない。
しかしそこに恣意的な要素や不公平な条件が存在するのはおかしい。


価格帯が安定すれば、多くのSS経営が健全化し、過疎化や人手不足、設備投資、業態化などの課題にも前向きに取り組める。