masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

目標はガソリンマージンの損益分岐点指数をゼロ以下にすること。

2016年03月12日 | ガソリンスタンド2

このタイトルは当店のことではないですよ。
老舗特約店の目標だそうです。

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3月11日 燃料油脂新聞より


軒連ねる原価割れ価格 事後調整・仕切り格差を問題視
元売への批判強まる


元売販社セルフ100円割れ 地場SSから憤りの声



生き残りかけた戦い始まる

「目標はガソリンマージンの損益分岐点指数をゼロ以下にすること」-。
マイナスマージンでも経営を維持すべく老舗特約店はこの10年間で経営スタイルを大きく変えた。




3月12日燃料油脂新聞より



「社説」コスト急上昇 販社は無縁か
(三)
原油コストの回収に危機感を持つならば、元売は販社の姿勢を正すべきだろう。
スポット安を活かすPB業者の価格攻勢はやむを得ない面もあるが一部とはいえ、元売販社の安値掲示も市況軟化を誘発している。
販社政策に温度差があるためいちがいにすべての元売販社の姿勢に問題ありとの結論を導きにくいが、該当元売および販社は足元の値取り状況を確認してもらいたい。
マージン圧縮も無関係とばかりにコスト高を無視し、安値増販に明け暮れている場合ではあるまい。



ガソリンマージン今年最低 上値6円50銭、下値50銭






南西石油 撤退後に関心 値上げ「確実」見通し

末端価格は低位安定 ギリギリの利益にため息

最安値看板に批判 「数年前の苦情忘れたか」


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書きかけ
3月14日以下追記


当市にも100円割れ看板が掲出されました。
出光CAセルフです。

セルフ解禁以前に他市に本社のある2者店が地場3者店の権利を継承して新規出店してきた店で、数年後、「赤字でこれ以上は無理」と撤退の意向を元売に示したところ、元売からCAセルフとしての運営を要請(提案?)されたと当時の所長さんに聞きました。


他セルフは101円とか103円のなかでの、100円割れ看板です。


もちろん消費者なら安いに越したことはないでしょう。
しかもPBではなくマークのある店で、さらに元売の直営となれば品質の心配も必要ないと言えます。



セルフの中には「利益は油外で」と、数名のスタッフを店頭に配置しタイヤの空気圧チェックや窓ふき、給油サービスまで行っているところもありますが、このCAセルフは油外販売(点検サービス等)は行っていません。

改装当初は油外にも取り組んでいましたが、人件費に見合うだけの油外収益が上がらなかったのでしょう、数年で「燃料とドライブスルー洗車だけ」という今のスタイルになりました。


元売が経費を出して2者店に運営させるー、このCA(コミッションエージェント)方式は、他元売の販売子会社より性質が悪いと思います。


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人員も設備も足りない地場零細は、燃料油のマージンがなければ営業を続けていくことはできません。

しかしCAや販社、大手は燃料油のマージンは無視したかのような安売りをしています。
数量インセンティブという名目で、事後調整を頼りに、


全量系列玉仕入の地場零細店は安値店より10円以上高く売っていても粗利は一桁しかなく、

営業を続けて行くために適正価格で販売しようとすれば、安値店との価格差が今以上に大きくなる、
そうなれば更なる客離れ(販売数量の減少)を起こし、
足りなくなったマージンを埋めるために更に高値で売る?


もし、共同購入で安く業転玉を仕入れることが可能になったとしても、
燃料油マージンが必要な販売店は、燃料油マージンはマイナスでも構わないという大手と同じ販売価格を掲出することはできないと思います。

「差別的な仕入れ値の格差」
これは即ち、地場零細3者店からみれば、「結果ありきの冷遇」でしかないのだと思います。




問題は、
「利益は油外で」をやっているようなガソリンスタンドは、
配達用ローリーを貸し出すようなことはしても、

ポリ容器数個の灯油の配達はしないー、ということです。









ハミゴで行きます。

2016年03月12日 | ガソリンスタンド2


3月9日 ぜんせきより

東北2店目、全国5店目が開所 コストコが98円掲出


「論説」大きな束になって戦う選択

エネ庁石油流通課が主宰する「SS経営力強化のための検討会」の潮流を受けて、全石連は先ごろボランタリーチェーン(VC)検討会を開催した。

その家電業界では、寡占化したはずの量販店から、ネット通販へのシェア移動が続いている。
その代表選手がアマゾンだが、さらにコスト競争力の強い事業者が、かのコストコだ。

全国一律で時給1200円以上という待遇、さらには一大商業施設が建設される側面で、地元自治体や地権者の諸手を挙げる誘致活動を含め、このコストコに、一体だれがかなうのか。

コストコは国内50店舗体制を意図しているという。

既存店を含め、敷地に余裕のある郊外型の全店舗にSSを併設する計画だという。

たいていの倉庫店には自動車修理工場があり、取り付け作業を含むタイヤの価格競争力も驚異的な値付けがされている。

商圏内の地域SSに残される油外収益の範囲も、極めて限定的と考えるべきだろう。


コンビニなどのフランチャイズとは異なり、VCは、地域の独立店が単独の経営体を維持しつつ、組織と行動のシステムを通じて、志を同じくする人たちが大きな束になって戦うひとつの選択肢で、

経済産業省による流通近代化対策でもある。


***(以下masumi)


コストコと戦うなんてmasumiさんはパス。
こうちゃんもコストコと戦おうとは思わないって言ってます。



>経済産業省による流通近代化対策でもある。

思うに、
「系列店でも(出荷元が同じと証明されれば)業転を仕入れても良いという見解を出してやったんだから、不当廉売だの差別対価だのいちいち文句を言ってこずに、業転玉を共同購入して戦いなさい」(但しマークを下ろすことになってもそれは自己責任だよ)
ってコトなんでしょう。

そう考えると、全石連会長の「系列でも業転5割許容を」というエネ庁長官への訴えは、もしかしたら言わされたのかも?



(溜息)
将来的な長いスパンで考えずに、目先の“楽な道”に飛びつくからこうなった、と思う。
楽な道っていうのは業転玉を仕入れることです。

大きな束になるんだったら、あの当初に一致団結して「差別対価」を訴えることもできたはずなのに・・・
ま、今さらですけどね。


で、
何回も書いているけど、masumiさんは諸手を挙げて当市へのコストコ誘致に大賛成です。

当市にはPBは無いのです。(JAは別格だから)
規制緩和直後というよりそれ以前から、当市の地場フルを苦しめたのは系列店です。

2者店の出店を始まりに、その2者店もCAセルフになり、運営者交代したところもあり、
販社や広域大手が地場フル店の仕入れ値かそれ以下の安値看板を掲示してー、と、
そういうなかでやってきました。

18年。

何度か危機はありながらも、揮発油以外の灯油でさえも他社買いせずに。


コストコが来ても、今更当店の体制に影響なし、なのであります。