3月25日燃料油脂新聞より (※青系文字がmasumi)
JX顧客目線で“SS総点検”
2016年度リテール販売方針 競争力強化へ全面展開
サービスサイクルマネジメントは、入店から退店までの全場面で顧客の期待や気持ちに応えられているかどうかを点検し、自店の課題を把握して解決策に取り組む手法。
2016年度は洗車、オイル、車検、ENEOSカードの重点商品別に同手法の活用を提案。
接客サービスなどの基本活動の定着と、カーメンテナンス商品の継続購入につなげる。
人材育成のための各種研修やカード戦略などの販売支援策を用意し、SSごとの課題解決を支援する方針だ。
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※来店客に向かって「ちょっと待ってくださいねー」
或は電話中などでお出迎えできずに、呼び鈴SSよろしくクラクションを鳴らされる・・・
一人だけで店番をしていることの多い当店では、入店から顧客の気持ちに応えられておりませんデス(--。トホホ
そんな状態が10年くらい続いていても尚、常連さんのお蔭で営業を続ける事ができていますデス(^人^)アリガタイコトデゴザイマス
“地域の他業種との棲み分け”を必要とする商環境ゆえ、オイルや車検などの油外収益のための積極的な声掛けも致しません。
それでも、
常連さんのお蔭で、店を続けさせて頂いておりますm(_ _)m
・・・
>入店から退店までの全場面で顧客の期待や気持ちに応えられているかどうか
生業である私たちにとって、そんなことは、本来なら“言われるまでもなく”なコトなのです。
でも、
長年の、不公平な仕切りの上での、異常過ぎる価格競争の末に、
“立っているのがやっと”になった地場3者店には燃料供給責任を果たすのが精一杯で、もう以前のような“サービス”は行えません。
・・・え?
2016年度リテール販売方針は販社や資本提携している特約店など大手だけを対象にしている。地場3者店は眼中にない。
(突然頭の中に元売さんのお言葉が、、、)
・・・ですよね。(● ̄▽ ̄●;)ゞ
関電エリアでも「myでんき」
※東燃ゼネラル石油が4月から
4月から新システム予想も
再び仕切り格差拡大
22日時点の系列間仕切り格差は、最大でガソリンでリットル5円80銭、灯油で3円80銭、軽油に至っては10円80銭という“あり得ない幅”となった。
「われわれも現在の仕切りのあり方は異常だと思っているが、元売やエネ庁さえも同様に考えているようだ」
「業転との仕切りは別にしても、系列間の大き過ぎる格差は問題」
ガソリン安値100円割れ残存
「電気値引き」に反発も
市況対応の事後値引きの存在が問題を複雑にしている。
正直なところ現時点でどれだけのマージンがあるか確定できず、とりあえず売っておくという状況が続いている。
小売価格に関しては「電気値引き」に反発する声も聞こえてくる。
「SSによっては10円引きのノボリを大量に店頭に掲げている店もある。
10円引きの表示が過剰に行われている場合、価格表示に関して消費者の誤認を招く可能性はないのか」
「電力値引きを強調するSSとガソリンの廉売をしているSSは同一」ということが多いため、採算販売組からは心情的な反発も起きているようだ。
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石商がコストコを不当廉売で訴えていますけど、
もしもー
コストコセルフSSの傍に昭和シェル石油の販社セルフSSがあったとしたら、その看板価格は恐らくコストコ並の安値だと思います。
そして、この電力自由化で昭和シェル石油は「電気でリッター10円引き」を始めました。
この場合、コストコが昭和シェル石油の販社セルフSSを不当廉売で訴えることになるんじゃないでしょうか!?
もしも、のハナシですけど...
掛け売り大ピンチ 現金安値が引き下げ圧力
掛け売りが7割以上を占めるという販売業者は「現金価格の安値に引きずられる形で掛け売りの顧客からも値引き要請がくる。あからさまに下げろ、というのではなく“どこそこはいくらの看板が出ていた”と、じわじわと圧力をかけてくる。いまのところは耐えているが、こうした状況から元売提携カードに切り替えられたケースもあり、安穏としていられない」と明かす。
小売市況の低迷でマージンが極端に圧縮されているため、7円マージンが保証されているカード客をむしろ喜ぶSSもあるが、掛け売りに関してはカード化することでマージンは半分以下に落ち込むこともあり、歓迎されてはいない。
「掛け売りのことを考えると現金の価格看板を掲げられない」
「掛け売り価格は現金価格プラス10円で設定しているが、価格表示を行ったときには“20年来の付き合いがある当方の方が一見客より高いのはどういうことだ”と、掛け売り客の怒りを買った。
現金市場がこれだけ荒廃すると、掛け売り主体の店への悪影響も避けられない」
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当方ではこういった話はもう何年も前のことになります。
掛け客は激減しました。
安値看板が出現してすぐの頃、掛け会員さんの一人に「現金より高いのは何故だ?」と問われ、
「後方処理費用が掛かるから」と答えると、それきり来店されなくなった方がおられます。
ガソリンスタンドで働き始めたばかりの当時の私には分からなかったのですが、
>“20年来の付き合いがある私の方がイチゲン客(現金客)より高いのはどういうことだ!?”
おそらくその方もこういうお気持ちだったのでしょう。
それから私は、個人や個人事業主のお客さんに価格の事を言われたときにはENEOSカードの申込書を渡すことにしました。
ENEOSカードに切り替えた方もいらっしゃいますし、そのまま掛け客としてご利用下さっている方もいらっしゃいます。
会社(法人)は別として、個人での掛け取引は時代にそぐわないのではないか、と個人的には思っています。
競争条件格差を危惧
不透明さが疑心暗鬼助長
通知される仕切りと小売市況実勢がかけ離れ、後の調整対応でさらに透明性が損なわれる。
まさに「いくらで売れば良いのか分からない状況を生んでいる」
とくにセルフの超安値に対しては供給元の説明責任を求める向きも多い。
“これまでにない厳しさ” 競争過熱へ警戒強まる
※元売再編に絡むシェア争い、そのしわ寄せは地場SSに
震災が商売環境変化のきっかけに
あらためて供給基盤検証
よく“喉元過ぎればー”などと言われるが、記憶が薄れるのはある意味仕方のないこと。しかしあの震災時の対応をいまでも覚えてくれているお客さまがいることも事実。むしろこれこそありがたい財産だ。
地域では高齢化や過疎化が進み、またSS数も減り、平常時でも供給不安が指摘される常態が少なからずある。
供給基盤を常に検証する姿勢が不可欠なことも、当時を記憶する地元客らの声から気づかされるー
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安値看板が出現したころ、年配の方から掛けて頂いた言葉は「あんたのところは間違いがないから利用させてもらう」、でした。
オイルショックの時、近隣他店が休業としたなかで営業(燃料供給)を続けたことを覚えてくださっていた方々です。
3月29日 追記
3月28日 燃料油脂新聞「社説」より
元売は小規模店軽視するな
(2)
これまでも指摘してきたが元売の施策はセルフSSの競争力や運営力強化が中心と言わざるを得ない。
特約店任せで「だんまりを決め込む」のではなく、元売が自ら(3者店の)支援に乗り出すことが必要ではないか。