石油元売り大手のコスモエネルギーホールディングスの子会社が取引先との契約による試験や分析をしていないにもかかわらず、塗料やゴムなどの原料になる石油化学製品の一部についてデータを不正に記入し出荷していたことを明らかにしました。

発表によりますと、コスモエネルギーホールディングスの子会社で化学メーカーの「丸善石油化学」は、取引先との契約による品質検査にかかわる試験や分析をしていないにもかかわらず、データを不正に記入し、製品を出荷していたということです。

こうした不正は、千葉県と三重県にある2つの工場で製造されるベンゼンやトルエンなど合わせて21品目の製品で確認され、塗料やゴムなどさまざまな製品の原料として合わせて121社に出荷された可能性があるとしています。

会社側は、出荷先との契約には反しているものの「法令には違反していない」と説明していて、安全性に問題があるケースは今のところ確認されていないということです。

会社側は検査データの不正記入がいつから行われ、組織的な不正だったのかどうかなどについて社内に調査委員会を設けて来月末をめどに確認を進めるとしています。

会見した丸善石油化学の鍋島勝社長は「必要な検査を行っておらず申し訳ない。品目が多くにわたり属人的に行われていたとは考えにくいと思っている」と述べました。


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>出荷先との契約には反しているものの「法令には違反していない」


なんか他社買いを正当化する誰かさんのセリフとかぶるような・・・

法律は素人だけど、契約に違反してたら商法に違反してるんじゃないんですか?