記録的な大雪の影響でガソリンなどを運ぶタンクローリーが動けず、福井、勝山、大野各市の給油所では販売するガソリン、軽油、灯油など在庫燃料が枯渇し始めた。福井県坂井市三国町の油槽所までの道路の除雪が追い付いていないためだ。市民生活の“命綱”ともいえる暖房用や除雪車両への影響を懸念する声も出始めている。

 福井市田原2丁目の室次呉服町SSは、5日に来る予定だったタンクローリーは到着せず、7日午前11時時点で既に軽油はなくなった。来店客は通常の1・5倍あるが、灯油とレギュラーガソリンもほぼないという。




GSでは給油を制限
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=17523

射水市のガソリンスタンドでは6日の大雪で、タンクローリーでガソリンや灯油をスタンドに運ぶ会社から配達ができないと連絡があり、残りわずかな在庫を切らさぬよう、利用客にわびながら給油量を制限していました。

シマダ商事 島田公志社長「タンクの中のガソリンがなくなりそうなんです。長いことやってますけど初めての経験なので」「本当に心配なのは灯油ですね。この時期に灯油を切らすのはお客様にご迷惑が掛かるのですごく心配しています

このスタンドに限らず、県内のガソリンスタンドでは各地で配達の遅れが先月中旬の大雪から始まっていて、未だに解消されていません。

天候と道路状況が回復するまで心配な日々は続きます。



2月9日燃料油脂新聞より



県や市から優先的給油の要請 福井県内
記録的豪雪 混乱招く


















2月8日燃料油脂新聞より


ほぼ半減したガソリンスタンド数 過当競争が最大要因

閉鎖に至ったSSのなかには、エネルギー供給というSSに課せられた使命とのせめぎ合いのなかで苦渋の決断を下したところもあっただろう。
これが過剰ともいえる価格競争の結果だとすれば、無念さは察するに余りある。

※不採算を承知で小口配達を担い続けた地場小規模事業者は、リッター10円以上もの卸格差というハンデを背負わされての過当競争でした。


ガソリンスタンド数がここまで減っていなければ、ガソリンスタンド過疎地問題が発生していなければ・・・

地場業者が疲弊していなければ、

それぞれの地域で、その地域の地場業者が、災害時等でも燃料供給責任はある程度は果たせるはず。

住民拠点SSだとか、中核SSだとか、災害時協定なんてもんは、ハナから必要ではなかった。


早期撤退型に地場中小を押し込めるため、これまで卸格差を与え続けた・・・愚策。


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SS過疎地@支援の条件は町民の利用率 より

町民アンケート結果によると、

自動車・バイクで日頃よく利用するのは
町内の給油所16.9%
近隣の給油所64.7%
会津管内の給油所15.7%

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普段は安値店を利用し、非常事態だけ頼られても、疲弊した地場店には荷が重すぎる。

もう手遅れかも知れないけど、
特に過疎地域の人は本当に考えた方が良い。


灯油の自動販売機

地元の人が困るから、やめたくてもやめられないんです。


過疎地でなくても、
全国の中小零細地場業者は、地元のお客様のために踏ん張っています。