今午後5時前です。
今日もこうちゃんはお昼休憩を取れずにトンボ返りで配達中(合間に手掛けワックス洗車アリ)
“疲弊”って単語は業界紙にもよく使われているし、このブログでもよく使うけど以前のそれとはニュアンスが違う。
それに、今は少し回復基調にある。
卸格差や業転が一般紙に載ったことで説明可能になったから精神的には楽になった。
店を畳む日を思うと胃が痛い。(←まだ先ですケド)
今、やっと価格差は縮小したとはいえ、昔の客数に戻ることはない。
近隣の安値店より13円高く売っても5円しか無かったリッターマージン。
今は販売価格差2~5円で、10円ちょいあるリッターマージン。
でもそのマージンで従業員を雇用できるかといえば、無理。
セルフ等の安売り店は安値集客で客数(販売数量)を増やした。
今、リッターマージンの回復で、利益は倍増なのでは?
***
減少した客数と圧縮されたリッターマージンに、業転玉を取ることで対応したところもあるけれど、
当店は、身の丈を合わせる(雇用はせず、配達用車両は減らす)ことで営業を続けてきた。
「人件費をケチってまで儲けようとせんでいいやろ!もう来てやらんからな!そんなことでは潰れるぞ!」と
想像力も思いやりもない消費者(元現金会員)に罵られたこともあるけれど...
今日も新規の灯油配達の依頼(問い合わせ)2件
車で入店された給油客ではない方から「灯油の配達ってしてもらえます?」
電話で「〇〇〇〇台(ニュータウン)なんですけど」
どちらも「ごめんなさい」。
午後4時半に掛け会員さんから灯油配達依頼の電話。
「明日でも良いですか?」
「今日が良いんですけど」
「すみません。当日配達は3時までにお願いしているのですが・・・。あと数軒配達が残っているのですが今日行けそうなら行きますけど、もし無理なら明日の朝に行かせて頂きますので・・・」
社員とフリーターアルバイト数名を雇用し、2台のローリーで朝から晩まで配達に回っていた“あの頃”なら、
少々距離があっても、新規でも、灯油配達にしろ何にしろ、“お断りする”ことなど無かったけれど・・・・・。
今、午後5時10分。
残り2軒で本日の配達業務は終了です。
2月9日燃料油脂新聞より
商圏では近年、セルフSSが増勢。一方でフルサービス店は減少しているものの、スタッフが給油する形態へのニーズは根強く残っているとみて、
フルからセルフに改装した店が、元のフルサービスに戻した。
※時代の流れに乗るのがお上手ですね。
2月10日追記
>人件費をケチってまで儲けようとせんでいいやろ!
従業員がいなくなり、所謂油外を「今、主人が配達に出て留守なので」とお断りした時に耳にしなければならない言葉でした。
当地はニュータウン開発に伴い、平成に入って直ぐに大手(2者店)の新規出店が相次いだ商圏です。
(今では地場業者の数を上回っています)
新しい店はガソリンの価格は安く、スタッフの数は多く、又、『20リッター給油でボックスティッシュ5箱プレゼント』等の新聞折り込みチラシもバンバン入っていましたので、全国ではガソリンスタンドが毎年1500ヵ所前後も廃止しているーという業界の事情などご存知のハズもなく、誤解されても仕方がなかったことではありますが...