masumiノート

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偏り

2018年02月16日 | ガソリンスタンド3

2月14日ぜんせきより


北陸豪雪ルポ 物流機能が一時マヒ状態
石油供給にSSが奮闘


「論説」 元売販社は収益性で模範に

(エネ庁のヒアリングで)「過度な安売りを行っているSSには追随する考えはない」とする販社がほとんどであることが明らかになった。
こうした動きを歓迎したい。
一方で、販社の経営状況についてもヒアリングしているが、(中略)黒字を出している販社3社でさえも営業利益率は0.1%から0.8%だという。
全国のSS平均1.2%(全国石油協会の経営実態調査結果)に比べると販社の収益性の低さが際立っている。

特約店への仕切り価格を決定しているのは元売だが、その元売の子会社がろくな収益を上げていないというのはどういうことだろうか。
一般の系列特約店・販売店の模範となって市場をリードするのが販社のはずが、昨年度までは範どころか廉売業者と一緒になって収益性を下げていた。
今回、販社の市場でのスタンスが変わったことを今年度以降の営業利益率で証明し、特約店・販売店の範になってほしい。


販売数量×リッターマージン
1000キロリットル×3円=300万円
1000キロリットル×8円=800万円


来年度は営業利益率は上昇しているはずです。
安値集客(周辺の地場系列店から顧客(販売数量)を奪う)で、既成事実として量販には成功しているのですから。

逆に販売数量が半減した販売店は市況が良くなってリッターマージンが回復しても・・・

100キロリットル×10円=100万円
50キロリットル×20円=100万円





コスモ3Q 実質経常2.6倍の728億円

JXTG3Q 石油実質利益1615億円

※事後調整を無くした結果(?)






北陸豪雪、石川も被災 滞るローリー配送 在庫巡り緊張続く



関東 原油下落で“悪癖”再発? 量販店の先行値下げ懸念
大手地場業者は「実際のところコスト転嫁は満足できるところまで達していない。しかし、量販SSが仕切り改定以下の値下げで集客に走ることは経験から予測できる」と話す。
1SS業者は「週末値下げをするSSの価格が、そのまま周辺に広がる。このままでは先行きの不安が増す」と事態を深刻に受け止めている。


コストコ尼崎店 工事急ピッチ 周辺に漂う競争過熱不安





ガソリン6カ月連続で前年減



2月16日燃料油脂新聞より


フルSSマージン20円到達
卸格差が縮小しているが、(棲み分けが終了しているので)販売価格差をキープすることでマージンを回復させた。


当店はマージンも少し回復させましたが、販売価格差も縮小させましたのでマージン20円には届きません。










バロー3月中旬開所か SS間競争激化を危惧 岐阜県


在庫切れで臨時休業 1週間ローリー配送なし

記録的な豪雪となった福井県嶺北地区では、ローリー配送再開で休業SSが減少し始めた13日に、レギュラーガソリンが在庫切れで臨時休業したフルサービスSSが出た。

同SSによれば、先週5日にレギュラーと軽油が入荷後、約1週間もローリーが来ないという。
13日に入荷予定だったローリーが急きょ来られなくなったという。
同SSは「店の前の道路を系列元売りや他社系列のマーク車が走っている光景を見る。入荷しないのは、本当にローリーの輸送状況が悪化した問題だけなのだろうか」と話す。

同SSは13日、商圏内で唯一休業しているSSで「近隣のほとんどのSSが休業しているのならわかるが、街道沿いで休業しているのは当社だけ。プライベートブランドのセルフSSも営業している。会社の信用問題になる、失った信用をどう回復すればいいのか。情けない気持ちになってしまう」と語る。

また「5日に入荷後、6日から給油制限し続けたことで13日朝まで約1週間在庫が持った。レギュラー、軽油、灯油の地下タンクをそれぞれ20キロリットル埋設しており、給油制限も含め企業努力してきた。それが逆に在庫があると思われたかも知れない。除雪用軽油を供給するため、泊まり込んで深夜の午前3時などに給油してきた。除雪用軽油を切らすわけにいかないため、嶺南地区の同業者へ自社ローリーで3日間、軽油を取りに行った。企業努力をしているところに油を持ってこないのはなぜなのか」と話す。

同SSは「仕入先の特約店の出荷枠(傘下販売店も含む特約店単位の1日当たりの出荷数量)の割り当てが少ないのが原因なのだろうか。同じ傘下の他の販売店がよく在庫切れになっていると聞く。一方、同じ傘下販売店のなかには、地元自治体の要請分として余るほど燃料が届いているという。在庫不足のSSに順番に配送して解消すればいいのに、毎日、発注がリセットされてしまう」と途方にくれている。







http://ss.1616bbs.com/bbs/ss_topic_pr_4181.html より

国は我々の業界に、災害対策の名目で多額の投資(補助金等)をしてますからね。

中核SS等には何が何でも他のSSよりも先に立ち直って、投資の成果を示してもらわないと、エネ庁も石連も組合も面目が立たないし、今後の補助金にも影響する。
その思いが、ローリー配車の偏りを生み出してるのではないかと。

以上推測ですが、ぜんせきWEBのエネ庁の発表みてると、それがひしひしと伝わってきます。


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業界の歪みが、偏りを生んだのです。