8月5日燃料油脂新聞より
過疎地SS巡り議論百出
・長野県売木村村長「規制緩和進めてほしい」
・全石連副会長「地場中小SSの近未来に明かりを」
出光 オートシェア実証開始 高山・飛騨市で小型EV使用
地下タンク経年問題再浮上 小規模事業者廃業も視野
「粗利益率20%確保すべき」 需要減に強い危機感示す
8月7日ぜんせきより
「論説」大企業優先規制緩和の弊害
セブンイレブンからは、SS過疎地の進展に危機感を示したうえで、地方のSSモデルの1つとしてコンビニ併設型SSの展開を提案。
低コストのSS複合店や既存コンビニに燃料供給機能を後付けするための保安規制の緩和を訴えた。
これに対し、有識者から、現状コンビニが存在しないなどの過疎地にコンビニ併設型SSの出店について質したところ、
「どこもかしこもも出店するのは困難。ビジネスとして成立することがベースである」との認識を示した。
全石連代表者からは「過疎地のSSはガソリンや冬場の灯油の配送のほか、自動車に乗らない、乗れないおじいちゃんおばあちゃんも徒歩や自転車で農機具用、草刈り用の燃料を買いに来る。商売としては成り立たないことでも過疎地のSSは使命感だけで取り組んでいる」と強調。
保安規制の緩和も過疎地の小規模SSの視点に立って進められなければ燃料供給インフラを維持することは出来ないと訴えた。
混迷する北海道市場
※安売り店が出店するのは需要が見込めるところだけ。
その煽りを受けて周辺の中小地場店は疲弊の末に廃業・・・
ガソリンスタンド過疎地や都市部でのドーナツ化現象に。
8月7日8日燃料油脂新聞より
8/7 週刊コスト1円超下落
8/8 週仕切り値下げ JXTGは50銭、出光昭シは1円
「今日の市況」
※異業種向けでしょうね。
それにしてもー
製油所を閉鎖しても輸入があるって・・・
エネ庁はどう考えているのでしょうか?
「社説」過疎対策 公営化検討すべき
(2)
(略)議論は噛み合わず販売業界と消防庁は方向性を出せずにいる。
村内唯一のSSを村民有志で維持している長野県売木村村長は、村の補助金頼みの運営と老朽化地下タンクの対策でSS維持が困難な状況にあると訴えた。
(3)
本来は過疎地にも一定規模のSSが存続し燃料供給にあたるべきだが、それが難しいためPS活用が検討課題にあがった。
過疎地のSS維持は突き詰めれば「お金」の問題だ。
「お金」の問題で民間が維持できなければ事業を公営化し、運営に当たる町村に国が設備や運営費を補助すべきだ。
地方創出の観点からも土砂災害などでの燃料途絶に備え、一定規模の燃料備蓄と配送を担う人員確保を公益事業とすべきだ。
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2015年10月21日 バカ より一部再掲
バカを承知でバカをやる地場3者店はしぶとい。
そのバカな地場3者店のお蔭で行政は助かっている。