masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

「組合員のSSを守るため」@不安材料が目につく業界です。

2019年08月31日 | ガソリンスタンド4

8月28日ぜんせきより

「新・資源エネルギー安全保障戦略」策定
SSがより地域に密着した燃料供給拠点として、多様な事業・サービスを地域住民らに提供する『コミュニティインフラ』化の転換など、新たな事業分野への挑戦を促す環境整備策を検討していくことにしている。


政策によって小売業が救われたことはない。


宇佐美三郎 愛知石商理事長に聞く
組合員のSSをまもるためにも異常な安売りがあれば、何度でも公取委に訴え続けていく。




8月30日ぜんせきより
愛知 コストコ申告32回目





公取委に訴えるよりも「意見広告」の方が効果があると思うのだけれど・・・



で、
↓ 不安材料のアレコレ ↓


熊本市場・緊急レポート<上>
再燃する低価格競争 大手“量指向”が中小店直撃
泥沼状態に悲鳴




8月31日燃料油脂新聞より

需要減速に警戒感 増販姿勢の増加不安視 九州
上げ場面も足踏み 地場店 カブリに警鐘鳴らす 千葉
行楽地でセルフ化進む 季節需要、人手不足へ対応 栃木


近畿地区業者 後継者不在が深刻 廃業かM&A選択に苦悩
「年齢的に長くは続けられない。息子はいるが引き継ぐ意思はない。このままだと廃業するしかないが、赤字ではなく、ある程度事業も順調・・・


赤字ではなく事業も順調で息子さんも在るのに、後継者は不在(=不思議なようで不思議ではないし、この業界だけでもないーこの日本)






灯油配達問い合わせ増 佐賀県市場
一帯の商圏は引き売り業者も来なくなるほど配達需要が細っている。
しかし配達希望者が絶えることはなく、配達事業の継続はライフラインを支える重要な使命だ。


※(何でこの時期に?と思いましたが寒冷地では既に配達灯油の争奪戦が始まっているとか...でもこの記事は佐賀...)というのはさておき、

ガソリンスタンドの数が半分にまで減った現在、まだその地域の地場店が廃業・撤退していなくて良かったですね。

もし既に無くなっていた場合は、
灯油配達 「救うのはもはや行政の領域」



休日SS過疎化 ローカルフル利用者顕著






秋田県南の最終SSをPR






おまけ
↓ 不安材料のアレコレ ↓

生協の組合員(個人)にFCカード貸与は如何なものか



ガソリンスタンドに限らないし、ガソリンに限らないのですが。

2019年08月31日 | ニュースから一言二言
関西 NEWS WEB 大阪放送局 トップ
https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20190830/2000019694.html
京アニ出火1分で濃い煙と熱気か
08月30日 15時09分
「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件で、総務省消防庁の消防研究センターが火災をシミュレーションしたところ、出火後1分で、建物内は全く前が見えないような濃い煙と、100度の熱気で覆われていたとみられることが分かりました。
京都市の「京都アニメーション」のスタジオが放火された事件について、総務省消防庁は、30日、自民党の議員連盟の会合で、火災の状況を報告しました。
それによりますと、「スタジオの1階中央のらせん階段付近で、推定およそ10リットルのガソリンがまかれ、ライターで放火された疑いが高い」としています。
また、消防庁の消防研究センターが、火災をシミュレーションしたところ、「出火後1分で、建物内は、全く前が見えないような濃い煙と、100度の熱気で覆われるという計算結果となった」ということです。
このあと、会合では、出席した議員から、「ガソリンを販売する際には本人確認を求めるなど安全対策を徹底すべきだ」といった意見が出され、消防庁は、事業者団体に要請していることや、制度改正についても検討を急いでいることを報告しました。

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「(ガソリンを)プールに貯めておけばいい」
311のとき、こんなことを言った国会議員もいましたよね。

混合ガソリン@25~100:1

>制度改正=規制

ネット通販やホームセンターなどもお忘れなく。


リッター25円の離島手当

2019年08月31日 | ガソリンスタンド4

都市では都市の、過疎地では過疎地の、離島では離島の、それぞれの問題、悩みがあります。
その中で一つ言えることは、都市部でも過疎地でも離島でも、「地場店を必要とする消費者は存在する」ということです。

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離島手当という存在を知ったのはこのブログを始めてからです。
額も色々なのでしょうか?
以前私が訊いた方は10円とおっしゃっていましたが...

それはさておき、離島手当とは輸送コストを補完するためのものだと思っていましたが・・・
少々複雑な心境です。


8月28日燃料油脂新聞より

架橋で直結した東北最大離島 補助金打ち切りで大打撃
1店閉鎖も老齢者世帯に地場店は不可欠


今春2ヵ所になったガソリンスタンド

「開通で激変した。
それまではフェリー船にドラム缶を載せて持ち込んだガソリン・軽油・灯油は可搬式計量機で販売。
3㎘の灯油ローリーだけはフェリーを利用し、本土で灯油を積んで島内に運び込んでいた。
ガソリンと軽油の需要は30~40㎘程度、灯油は冬季で30㎘程度。
ガソリン価格は離島時から気仙沼市内フルサービス高値域の150円を設定。離島補助の25円があり、実質は175円で販売していた感覚。
開通により補助金がゼロとなったが、売価だけを引き上げるわけにもいかず、現在も150円。補助金分のマージンが消えた勘定。
灯油は配達100円、店頭はやや安くしています」。


「港に近いSSなので被災後もほぼそのままの状態で営業。
ガソリンは10㎘程度、軽油が20~30㎘ですが、これも防潮堤工事が終了すれば徐々に減っていきそう。
若い人たちはクルマで通勤できて喜んでいるでしょうが、老齢者世帯は地場SSがないと不便だとこぼします。
世の中はキャッシュレス化といいますが、ここでは“今日は財布を忘れたから貸しといて”ということも日常茶飯事。
地域と共に生きるSSですから、地域に必要とされる限りは商売していきたいですね」

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「ローリーからドラムに直接給油できないため、現在もドラム配送。手間はかかりますが、LPガスも含めて特約店の責務です」と
両SSを担当するカネダイ。


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以下masumi

過疎地ですら住民の利用率は16.9%ということからも、車で数分走れば安値店がある“都市部の地場店”の様子も想像できるかと思います。

人口があっても利用者は少なく=販売数量も過疎地や離島とそれほど変わらないーという地場店は多い。
それでも都市部では離島手当など無いので他社買いしない系列3者店はリッターマージン数円での運営を余儀なくされてきました。
(=東京や大阪といった都市部でSS減少率が高く、ドーナツ化現象が起きている)

そういうことから
「過疎地にも(離島手当と同じような)過疎地手当を」
「地場中小零細は過疎地でしか生き残れないだろう」
という声もあるくらいです。