2月14日燃料油脂新聞より
量販上位 セルフが占める トップ10の顔ぶれは固定化
セルフSSは効率的な運営を基本に客数増大と販売量アップに大きな効果を発揮している。
地場業者は、「量販店には価格で集客しているところがある」として、
経営が維持できているのは「元売の子会社か(元売の)息がかかっているところが多い」とみる。
※元売販売子会社へのヒアリング結果によると5社中黒字が3社で赤字が2社。
「緊急時だけの存在なのか」 自治体 地元SS使わず
1月末からの氷点下の厳しい冷え込みで水道管の破損などで断水した家や店舗が相次ぎ、自治体は対応に追われた。
ーその自治体職員から灯油を購入したいという電話を受け、閉店時間を過ぎていたが午後11時まで自治体職員の来店を待ってポリ容器2缶分の灯油を販売した際に、「いつもどこで購入しているのか」尋ねたところ「ホームセンターで購入している」と。
同SSは
「自治体が地元のSSから燃料油を購入していないなんて」
「結局、SSは緊急時などの時に利用されるだけの存在なのか。全国の自治体でも同様のことが起きているのかもしれない」と悲しい表情
※
311の教訓は?
官公需法による政府から地方自治体への「燃料油は地場中小SSで」というお達しの効果も無さそうですね。
ローリー出荷再開 開店SSに給油客集中
5割休業、大勢制限販売
福井市内のある系列フルサービスSSは、9日午後2時台にローリーが到着した。
同SSは「6日入荷予定分が3日遅れで到着した」と話す。
レギュラー、軽油、灯油各4キロリットルの合計12キロリットルが入荷した。
(事前に優先度の高い油種を聞かれ、ハイオクを断念したそうです)
別の系列フルSSも9日に入荷した。
近隣の多くのセルフやフルSSが休業し続けたため、11日には午前8時の開店前から給油待ちの車の行列ができ、開店後も道路をふさぐ形で行列ができて大渋滞となり、地域から苦情が相次いだ。
SSスタッフも泊まり込みが続き、疲労困憊だったため、危険性が高まったと判断、午前10時半に急きょ閉店を決断した。
同SSは「ガソリンが買えるSS情報が会員制交流サイト(SNS)などで拡散し、お客が殺到した」と話す。
とくに11日は嶺北地区の67%の154SSが休業、福井地区(88SS)は7割の62SSが休業した。
閉数少ない営業SSにお客が殺到した。閉店後も出入口のバリケードを破って入ってくるお客がいるなどパニック状態になっていた。
県石商の河部専務理事が地元紙の取材にパニック沈静化を求めるコメントを述べ、翌12日に記事が掲載された。
どうか冷静に。
灯油を求めてセルフSSに行列がー(12日、news23より)
寒さのなか並んで、お客さんが自分自身で給油をして、重たいポリ容器を下げて帰るー
規制緩和以前には想像もしなかった光景ですね。
2月9日ぜんせき「論説」より
系列仕入れと比べ1リットルあたりの差は7円程度、最大で10円も異なることが当たり前(3者店では更にその差は拡大)、
是正のためには「需給均衡」が最善の方策だと(系列側の)だれもが考えていた。
それが元売再編によりあまりにも短時間に実現したという事態は、業界の長い歴史を考えても「予想外」だろう。
※でも,韓国から...
特石法は廃止されていますからね
2月13日燃料油脂新聞より
出荷急増 緊迫感漂う灯油
地下タンク残量に焦る ローリー不足深刻度増す
JXTGHD 4~12月期 営業益倍増
石油製品実質営業益1615億円
※
元売はこれまで効率化が最優先でした。
今回の、大雪による配送が止まってしまったのも除雪が追い付かなかったりしたことも一因ですが、
元売のこれまでの“効率化”の弊害もあるのではないでしょうか?
東日本大震災のときもそうですが、
業界の掲示板で、PB-SSには燃料油が届くのに系列店へは元売のローリーが届かないという書き込みを目にすると、本当に悔しく情けない。
元売はその利益で、豪雪を含む災害時の系列店への供給網の再構築をして頂きたいと強く思います。
・・・
先日、当店もオーダーの変更を打診されました。
日本海側へのローリー応援を考えて快諾しました。
近隣他店には燃料油が届くのに自店には届かないなんてー
想像しただけで悶死しそうです。
「失望感」退職に拍車 若者が未来感じる業界へ
福利厚生整備に着手 人材確保策へ取り組み
減販への不安が足かせ 定休日導入進まず
環境変化対応求める 「業界の問題解決へ意識を」
月曜日の明け方の夢で親が出て来たので、気になって電話を掛けた。
固定電話に掛けたけど出なかったのでスマホ(!)に掛けたけど出ない。
(去年スマホに買い替えたらしい。私もこうちゃんも未だにガラケーで、ラインすら未経験なのに!)
今日、昼休憩のときにもう一度電話してみようと思っていたら午前10時頃にガラケーの着信音。
「もしもし、あ、masumiか、昨日電話くれたんか?」という母の声に
「ゴメン!今お客さん入ってきたから!」とだけ言って電話を切った。
平日はこうちゃん配達で殆ど一人で店番してるから、タイミングが悪いとこうなる。
友達や子供達には「電話ではなく、メールして」と伝えてあるのだけど、母はメールが出来ないから。
スマホも着信音が鳴って出ようとするけど上手くできない(切れてしまう)と言っていた。
で、昼休憩の時に掛け直してー(2回切られてしまって3度目の正直でつながった(笑))
「別に用事は無いねんけどな、寒いから風邪でも引てないかと思って。元気やったらそれでいいねん」とだけ言って電話を切った。
まぁ、こんなことは今まで一度もないかな。
“便りがないのが良い便り”で今まで来たしね。
なんせ離婚したときも電話での事後報告で母親を絶句させた人間だから。
でも両親とも80を超えてるし、気になったときには電話くらいしとかなきゃって気持ちになったのは、やっぱ自分も歳を取った証拠かな(苦笑)
今日もお蔭様で忙しく(配達で)、
でも今日はこうちゃんもお昼休憩を取れました。
午後3時にw
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/293170
店によってばらつきはあるが、各所のGSでは駆け込みが発生し、断続的に混み合った。
間断なく車が入ってきた福井市内のあるGS。市内で7軒以上、開店しているGSを探し回ったという同市の男性(55)は「親戚から電話があってここに来た。ほっとしている」と疲れた表情をみせた。「入れたのは20リットルだけ。しばらくは何とかなる。こんなときは助け合い」と話していた。
別のGSでは、レギュラーガソリンは3千円までの制限を付けた。従業員によると午前10時にタンクローリーが入ったが、午後6時ごろには底を突く見通しという。同市の30代男性は「探し回ってここで3軒目。ガソリンはまだ3分の1あるけど、いつ渋滞に巻き込まれても大丈夫なよう早めに入れた」と話していた。
11日朝から販売を始め3時間足らずで在庫切れとなったり、燃料を求める長蛇の列ができて渋滞が発生したりしたケースも。閉店した店では、 「本当はあるのに隠してるんじゃないか」と罵声を浴びせるドライバーもいたという。
県石油業協同組合によると、大半のGSが「20リットルまで」などと制限しており、一度給油して再び順番待ちに回る車もみられるという。給油可能なGSの情報が、ツイッターなどで拡散していることも駆け込みに拍車を掛けたとみている。
坂井市三国町の油槽所からは、通常で1日2500キロリットルを嶺北地方の各GSに出荷できる。県の11日午後2時現在のまとめでは、同日の出荷量は452キロリットルで、県外を含めると計1078キロリットルの予定。河部秀範専務理事は「今後の大雪を心配する気持ちは分かるが、パニック状態になっている。三国には潤沢に燃料が備蓄されている。
幹線道路の除雪が進んでおり、供給量は今後増える見通し。
どうか冷静に、焦らないでほしい。
渋滞になると除雪の妨げになり、タンクローリーも近づけなくなる」と切実に訴えた。
*****
日本海側は吹雪や大雪への警戒続く 全国的に万全な防寒を
また大雪になりそうです。
ご理解ご協力をお願いします。
突然ですが、
消費者の皆さんはガソリンスタンドを閉鎖する場合、費用がいくら必要かご存知でしょうか?
平成15年に施行された土壌汚染対策法によって、場合によっては1000万円以上必要になることもあります。
そうです。
「儲からないから、もうやーめた」でも、
更地にして他人に譲渡するためには、それだけの多額な費用が必要なのです。
地下タンク改正消防法の工事をするにしても、廃業するにしても、大金が必要です。
同じ大金を使うのなら工事をして商売を続ければ良いのに、と思いませんか?
それなのに工事をせずに廃業を選択する事業者が多いのは何故でしょう。
「低マージンで利益がない」
「消費者の無理解による暴言に嫌気がさして」
という理由の他に、・・・
2月9日ぜんせきより
2月10日燃料油脂新聞「社説」より
施設の安全管理対策十分か
(2)
SSに限定すれば配管・地下タンクの劣化や老朽化が原因で漏えいし、近隣住宅地の川を汚染し社会問題化した事例もあった。
環境対策上も施設管理は重要との認識強まり、漏洩事例は極端に減少した。
だが小規模SSではセルフSSの台頭や販売競争の強まりなどで黒字化できるメドが立たず、やむなく撤退を強いられる事例が後を絶たない。
資金不足から埋設後40年を超えた老朽地下タンクの入れ替えや補強工事の捻出ができず、閉鎖を決断した事例は多い。
*****
マスコミがセンセーショナルに「ガソリンスタンド2月危機」と報道した、あの平成25年に40年を迎えた当店は、投資回収不能を承知の上で地下タンク改正消防法の対応工事を行いました。
当時は配管は補助の対象外でしたが、地下タンクだけでなく配管の入れ替え工事も行いました。
地下タンクも配管も地中にあるため、腐食具合など目視できません。
老朽化で水道管から水が溢れ、それが老朽化した地下タンク配管の腐食部分から侵入。
昨年も水分混入のガソリンを販売したという事故が9月と12月に千葉と新潟で発生しています。
ガソリンスタンドのリスクは地下タンクだけではありません。
一つ一つ数えれば・・・
気の小さい私はやはり「早く店を畳んでほしい」と思ってしまうのです。
こうちゃんは、
それよりも“やりがい”が勝っているようですが・・・
PS
定休日の明日、こうちゃんはまた灯油配達のため出勤します。
3週連続です。
店をやっている以上は、
大切な顧客の、油を切らせるわけにはいかないので。
2月10日燃料油脂新聞より
在庫切れ続出で特別供給体制
JXTG中部支店 9日配送から移行 中核SSなどへ優先供給
※災害対応型SSは全石連のHP、住民拠点SSは資源エネルギー庁のHPでそれぞれ確認できます。
・大雪影響残る北陸地区 対応に追われる業者 元売ローリー追加増車へ 富山県
・北部在庫切れ相次ぐ 福井県
・灯油在庫尽き 調達に奔走 福井県業者
・臨時休業3SS 8日時点 石川県 (営業していても油種制限や数量限定で)
・ローリー入荷も在庫切れ(軽油が入荷した日にガソリンが在庫切れ) 福井県
・県からの軽油配送依頼対応できず(手一杯で断らざるを得ない) 石川県業者
st31掲示板より
※市長同士のつながりで、岡山県総社市が福井県勝山市へ軽油4千リットルを提供
阪神淡路大震災時には当店も他府県の同業者のお世話になりました。
皆、一生懸命です。
2月12日追記
皆さんご苦労様ですm(_ _)m
***
※ ↓ 福井県だけの問題ではないと思うので、各県のそれぞれの関係者の皆さんも対策の見直しをお願いします。
燃料補給路の除雪後手、計画ずさん 福井県、最重点路線指定せず
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/292516 より
記録的な大雪の影響により福井県嶺北の多くの給油所で深刻な燃料不足が起きている問題で、福井県坂井市三国町の油槽所と各幹線道路をつなぐ県道が、県の道路雪対策基本計画で最重点除雪路線に指定されていなかったことが9日分かった。除雪車の燃料となる軽油や暖房用灯油は県民生活に直結する。燃料油の補給路を最優先にしない県の除雪計画のずさんさが浮き彫りとなった。
坂井市三国町山岸と同市春江町西長田を結ぶ県道三国春江線は、テクノポート福井と北陸自動車道丸岡インターチェンジを結ぶ物流の動脈だ。県内の給油所でつくる組合によると、嶺北の約9割の給油所はテクノポート福井の油槽所から仕入れており、タンクローリーが頻繁に行き交う。それにもかかわらず、最重点除雪路線に指定されていなかった。
なぜなのか。県の除雪計画では、最重点除雪路線の目安を▽1日交通量1万5千台以上▽大病院にアクセスする幹線道路▽原発と国道27号を結ぶ幹線道路―などと設定しており、燃料油の補給路を指定対象としていなかった。
このため県は、県道三国春江線を一つ格下の第1種路線に位置付け、今回のような異常降雪時には降雪後5日以内の2車線確保を目標に掲げている。しかし、給油所はおおむね3~4日のペースで在庫を補給する必要があるため、除雪に5日かかると在庫切れにつながる恐れがあった。
不安は現実となった。組合の担当者は「6日の夕方に給油所から在庫切れを懸念する声が相次ぎ、すぐに補給路の優先的な除雪を県に申し入れた」と話す。ところが、沿線の店舗従業員は「その時点ですでに大型車の立ち往生が多発し、車両の除去は7日朝まで続いていた」と証言する。給油所関係者の多くも7日午前、「三国方面の除雪が悪いようでタンクローリーを出せない」と訴えていた。結局、県の大雪災害対策本部会議で報告された除雪の完了時間は7日午後2時だった。
県の対応が後手に回り、各給油所では在庫切れが続発した。勝山市では7日午後、市関係の車両を使った除雪を断念。9日には永平寺町の給油所に補給するため県が自衛隊に災害派遣要請をする事態となった。関係者の一人は「県は最優先で除雪すべき路線をもっと考えるべきではないか。あまりにも無計画だ」と苦言を呈した。
除雪を担当する県道路保全課と、組合との連絡窓口の県産業政策課は「燃料の輸送まで考慮していなかった」と認識の甘さを認め「除雪路線の考え方を見直す必要がある」と語った。
「灯油入れてくださーい」
車から降りてきた孫のHが可愛らしい声で言う。
昨日、こうちゃん娘のRちゃんが孫3人とやってきた。
真ん中のM3才がよくしゃべるよくしゃべる(笑)
一人でしゃべっている(^^)
事務机に引っ付いている磁石を取っては又引っ付けるという遊びをした。
強力なものがあったみたいで、
「おばあちゃん、取って」
「はいよ」
「ありがとう」
「はいはい」
「はいはいちがうでしょ、どういたしましてでしょ」
恐れ入ります(笑)
いっちょまえなコトいうMはズボン後ろ前なところが可愛い。
「おばあちゃんだけが好き」
Rちゃん、イイ躾、してるね~~~~☆♪
今午後5時前です。
今日もこうちゃんはお昼休憩を取れずにトンボ返りで配達中(合間に手掛けワックス洗車アリ)
“疲弊”って単語は業界紙にもよく使われているし、このブログでもよく使うけど以前のそれとはニュアンスが違う。
それに、今は少し回復基調にある。
卸格差や業転が一般紙に載ったことで説明可能になったから精神的には楽になった。
店を畳む日を思うと胃が痛い。(←まだ先ですケド)
今、やっと価格差は縮小したとはいえ、昔の客数に戻ることはない。
近隣の安値店より13円高く売っても5円しか無かったリッターマージン。
今は販売価格差2~5円で、10円ちょいあるリッターマージン。
でもそのマージンで従業員を雇用できるかといえば、無理。
セルフ等の安売り店は安値集客で客数(販売数量)を増やした。
今、リッターマージンの回復で、利益は倍増なのでは?
***
減少した客数と圧縮されたリッターマージンに、業転玉を取ることで対応したところもあるけれど、
当店は、身の丈を合わせる(雇用はせず、配達用車両は減らす)ことで営業を続けてきた。
「人件費をケチってまで儲けようとせんでいいやろ!もう来てやらんからな!そんなことでは潰れるぞ!」と
想像力も思いやりもない消費者(元現金会員)に罵られたこともあるけれど...
今日も新規の灯油配達の依頼(問い合わせ)2件
車で入店された給油客ではない方から「灯油の配達ってしてもらえます?」
電話で「〇〇〇〇台(ニュータウン)なんですけど」
どちらも「ごめんなさい」。
午後4時半に掛け会員さんから灯油配達依頼の電話。
「明日でも良いですか?」
「今日が良いんですけど」
「すみません。当日配達は3時までにお願いしているのですが・・・。あと数軒配達が残っているのですが今日行けそうなら行きますけど、もし無理なら明日の朝に行かせて頂きますので・・・」
社員とフリーターアルバイト数名を雇用し、2台のローリーで朝から晩まで配達に回っていた“あの頃”なら、
少々距離があっても、新規でも、灯油配達にしろ何にしろ、“お断りする”ことなど無かったけれど・・・・・。
今、午後5時10分。
残り2軒で本日の配達業務は終了です。
2月9日燃料油脂新聞より
商圏では近年、セルフSSが増勢。一方でフルサービス店は減少しているものの、スタッフが給油する形態へのニーズは根強く残っているとみて、
フルからセルフに改装した店が、元のフルサービスに戻した。
※時代の流れに乗るのがお上手ですね。
2月10日追記
>人件費をケチってまで儲けようとせんでいいやろ!
従業員がいなくなり、所謂油外を「今、主人が配達に出て留守なので」とお断りした時に耳にしなければならない言葉でした。
当地はニュータウン開発に伴い、平成に入って直ぐに大手(2者店)の新規出店が相次いだ商圏です。
(今では地場業者の数を上回っています)
新しい店はガソリンの価格は安く、スタッフの数は多く、又、『20リッター給油でボックスティッシュ5箱プレゼント』等の新聞折り込みチラシもバンバン入っていましたので、全国ではガソリンスタンドが毎年1500ヵ所前後も廃止しているーという業界の事情などご存知のハズもなく、誤解されても仕方がなかったことではありますが...
ガソリンスタンド在庫ピンチ 除雪作業に影響も
https://news.goo.ne.jp/article/fukui/region/fukui-20180208073054474.html
02月08日 07:15
記録的な大雪の影響でガソリンなどを運ぶタンクローリーが動けず、福井、勝山、大野各市の給油所では販売するガソリン、軽油、灯油など在庫燃料が枯渇し始めた。福井県坂井市三国町の油槽所までの道路の除雪が追い付いていないためだ。市民生活の“命綱”ともいえる暖房用や除雪車両への影響を懸念する声も出始めている。
福井市田原2丁目の室次呉服町SSは、5日に来る予定だったタンクローリーは到着せず、7日午前11時時点で既に軽油はなくなった。来店客は通常の1・5倍あるが、灯油とレギュラーガソリンもほぼないという。
GSでは給油を制限
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=17523
射水市のガソリンスタンドでは6日の大雪で、タンクローリーでガソリンや灯油をスタンドに運ぶ会社から配達ができないと連絡があり、残りわずかな在庫を切らさぬよう、利用客にわびながら給油量を制限していました。
シマダ商事 島田公志社長「タンクの中のガソリンがなくなりそうなんです。長いことやってますけど初めての経験なので」「本当に心配なのは灯油ですね。この時期に灯油を切らすのはお客様にご迷惑が掛かるのですごく心配しています」
このスタンドに限らず、県内のガソリンスタンドでは各地で配達の遅れが先月中旬の大雪から始まっていて、未だに解消されていません。
天候と道路状況が回復するまで心配な日々は続きます。
2月9日燃料油脂新聞より
県や市から優先的給油の要請 福井県内
記録的豪雪 混乱招く
2月8日燃料油脂新聞より
ほぼ半減したガソリンスタンド数 過当競争が最大要因
閉鎖に至ったSSのなかには、エネルギー供給というSSに課せられた使命とのせめぎ合いのなかで苦渋の決断を下したところもあっただろう。
これが過剰ともいえる価格競争の結果だとすれば、無念さは察するに余りある。
※不採算を承知で小口配達を担い続けた地場小規模事業者は、リッター10円以上もの卸格差というハンデを背負わされての過当競争でした。
ガソリンスタンド数がここまで減っていなければ、ガソリンスタンド過疎地問題が発生していなければ・・・
地場業者が疲弊していなければ、
それぞれの地域で、その地域の地場業者が、災害時等でも燃料供給責任はある程度は果たせるはず。
住民拠点SSだとか、中核SSだとか、災害時協定なんてもんは、ハナから必要ではなかった。
早期撤退型に地場中小を押し込めるため、これまで卸格差を与え続けた・・・愚策。
*****
SS過疎地@支援の条件は町民の利用率 より
町民アンケート結果によると、
自動車・バイクで日頃よく利用するのは
町内の給油所16.9%
近隣の給油所64.7%
会津管内の給油所15.7%
*****
普段は安値店を利用し、非常事態だけ頼られても、疲弊した地場店には荷が重すぎる。
もう手遅れかも知れないけど、
特に過疎地域の人は本当に考えた方が良い。
灯油の自動販売機
地元の人が困るから、やめたくてもやめられないんです。
過疎地でなくても、
全国の中小零細地場業者は、地元のお客様のために踏ん張っています。
2017.05.10 乗りものニュース編集部
https://trafficnews.jp/post/69586/2 より
「混ぜない」ことが重要?
ENEOSブランドのハイオクガソリン「ENEOSヴィーゴ」を販売するJXTGエネルギーに、その特徴を聞きました。
――ENEOSのハイオクにはどのような特徴がありますか?
洗浄剤により、エンジン吸気面の汚れをきれいにする効果があります。一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物といった排気ガス中の規制成分を最大10~30パーセント低減するほか、加速性も向上します。洗浄剤の添加量は他社製品よりも多いです。
――特に合うクルマ、相性の悪いクルマはありますか?
相性という点はなく、どの車種にも使っていただければと思います。ただ、レギュラーガソリンなど、ほかのガソリンと混ざると期待通りの効果が得られません。
※ ※ ※
ハイオクガソリン「Shell V-Power」を販売する昭和シェル石油にも、その特徴を聞きました。
――昭和シェル石油のハイオクにはどのような特徴がありますか?
「Shell V-Power」は、F1に参戦する「スクーデリア・フェラーリ」と共同開発したものです。使えば使うほど、エンジン内を洗浄し保護することが特徴で、おクルマをより大事に乗られたい方におすすめします。
――特に合うクルマ、相性の悪いクルマはありますか?
特定の車種に相性の良し悪しがあるということは聞きませんが、たとえば初めて使った際は、エンジン内部にそれまでのガソリンのスラッジ(編注:ガソリンやオイルが固まってドロドロになったもの)がたまっているなどして、「Shell V-Power」の機能も低減されます。3回くらい継続的に給油していただければ、エンジンを洗浄し保護する機能が発揮され、エンジン本来の性能が回復します。
また全般的な話ですが、ハイオク仕様車はレギュラーガソリンを使っていても本来のエンジン性能が発揮できませんので、ハイオクを使っていただきたいですし、レギュラー仕様車に使った場合も、エンジンをきれいにする効果により本来の性能を回復させることができます。
※ ※ ※
ハイオクガソリンには洗浄剤や添加剤のちがいや、その配合のちがいはあるものの、クルマとの相性という点は、一概には言えないようです。ただ、ほかのガソリンと混ざったり、最初に給油したりしたときには機能が低下することもあるとのこと。継続的な給油により効果が発揮されることも、特定のブランドが選ばれる理由なのかもしれません。
**********
↓ ※2012年4月のことです。
偽装ハイオク 全国209のGSで
「系列でも業転OK」は ハイオクも・・・デスカ(?)
レギュラーの「ハイオク」偽装 業界団体に防止要請
資源エネルギー庁資源・燃料部は26日午後、石油精製・元売会社の団体である石油連盟と、ガソリンスタンドの団体である全国石油業共済組合連合会に対して、レギュラーの「ハイオク」偽装防止を求める要請文を部長名で発出した。
ハイオク偽装の前段階は、他社買い(※系列店が業転玉を仕入れる行為)。
消費者を欺く販売店を容認している元売と監督官庁は犯罪幇助
(↑※2011年の記事です)
他社買いを放置していたから、
そして業転玉を仕入れても経営が苦しいほどの過当競争だったから、
他社買いの次の段階、
レギュラーをハイオクとして売るという偽装(犯罪行為)に進んだ。
(毎日新聞)
ガソリンスタンド(GS)の減少が地方の衰退に拍車をかけるとの懸念が広がっている。経済産業省の調べでは、20年前と比べて全国のGS数は半減しており、日常の移動手段となっている乗用車や暖房用の燃料の調達がむずかしくなっているためだ。車も暖房も電化が進んでいるが、燃料方式がなくなるわけではない。事態を重視する同省が初めて対策に乗り出した群馬県下仁田町を取材した。【山本有紀】
「70〜80代のドライバーが多く、販売量も減る一方です」
山あいを走る国道254号沿いに集落が並ぶ下仁田町東野牧。1992年からGSを経営している佐藤公夫さん(74)がため息をついた。車を運転できない高齢者宅などへは暖房用の灯油も配達している。町内のGS減少で配達範囲が拡大し、負担は増える一方だ。
生活インフラとなったGSがなくなることに、町民の間にも「冬場の暮らしが立ちゆかなくなる」「災害などで孤立した場合に困る」といった不安が広がっていた。
経産省の統計によると、全国のGS数は94年度末の6万421カ所をピークに減少へと転じ、2016年度末には3万1467カ所と半数にまで落ち込んだ。下仁田町も約20年前には約10カ所あったが、人口減少などで撤退が相次ぎ、現在は佐藤さんのGSを含め計2カ所しかない。
全国的な減少の背景には、電気自動車や低燃費車の普及、少子高齢化に伴うガソリンの需要減に加え、施設の老朽化や経営者の高齢化などに伴う廃業の増加がある。
同省はGSが3カ所以下の市町村を「GS過疎地」に指定し、対策に乗り出している。17年3月現在、全国自治体の2割近くに当たる302自治体が指定され、下仁田町は対策作りへの支援を同省に要請した。
GS過疎地の中には、地域住民や地元企業が設置した会社が廃業GSを買い取るなどして生き残りを図る地域もある。同省や石油商業組合などが対策を検討するため15年に作った協議会は、先進事例を紹介するハンドブックを作成し、行政主導で取り組むよう促しているが、市町村からは「実際に何をしていいか分からない」といった声が少なくない。
下仁田町も「最低2カ所のGS」を残す方針を立て、維持費などを抑える方法などを考案中だが、特効策は見いだせていない。町人口は17年10月現在の7661人が、40年には半数の3847人となり、高齢化率は60%に達すると見込まれる。町の担当者は、車や農機具のガソリンや暖房用灯油を供給するGSのさらなる減少が町の衰退に拍車をかけると危機感を抱く。
佐藤さんも後継者がいないこともあり、廃業が頭をよぎることもある。だが、佐藤さんと一緒に給油作業をしていた妻の美智子さん(70)が言った。「地元の人が困るから、やめたくてもやめられないんです」
*****
SS過疎地@支援の条件は町民の利用率
http://blog.goo.ne.jp/m128-i/e/da728c4f6b18de53ef0d4365e0d0bb56
※ここでも「卸格差」「業転」には触れていない。
安い韓国の石油製品が輸入されればやっと収まりつつある安値競争が再燃する可能性が大きいです。
国内で元売統合&エネルギー高度化法で需給適正化を図っても...1996年3月に石油製品の輸入は自由化されていますから。
>北風
これは系列店、特に私たちのような地場中小零細店と、その店を利用する消費者にとってはーですね。
業転玉で商売をされているお店や、安値店を利用する消費者にとっては“歓迎”なのではありませんか?
st31掲示板 http://st31.com/bbs/index.php より
№28762
これでは系列の意味が全くない。
何のために高い玉を仕入れて真面目にやって来たのか?
№28765
PBが「ローリー遅延ありません」、なのに系列店が「うちは大変」
*****
どういうことなんでしょう?
当店には今日もローリーが時間通りに来てくれていますし、明日のオーダーも問題なく受注されました。
高くとも車に暖房に必要な燃料。ところが今月半ばに全国で降った大雪はその流通に大きな打撃を与えています。
「大雪から2週間たった今でも、県内のガソリンスタンドでは 十分に供給が行き届いていません」
島石油・高岡下田マネージャー・豊本 恒奈里さん「在庫の方も切れそうになったりとか。きょうも灯油とガソリン、心配なんですけど。正直、たまらないです」
通常、1日に系列店舗を4回から5回まわるタンクローリーが、今月12日は大雪による大渋滞で1、2回しかまわれませんでした。
その後の雪による道路状況の悪化もあって配送の遅れが解消できていないというのです。
http://www.knb.ne.jp/news/detail/?sid=17451 より
雪のせいだとしたら、系列もPBも関係ないと思うのですが...?
2月2日ぜんせきより
17年SS倒産25件
前年比7件減 負債総額は8割減の44億5400万円
SSを取り巻く業況は良化の方向に向かいつつある。
だが足元の流通市場は仕切価格の上昇を受けたコスト転嫁が待ったなしの状況にある。
コスト転嫁の遅れや不足が発生した場合、SS収益の悪化がさらに拡大し、経営体質の脆弱な中小販売業者が倒産に追い込まれる危険性もはらんでいる。
灯油は5週連続の低在庫 ガソリン8週ぶり余剰
ローリー立入検査 不適合16%、無許可2.4倍
「論説」配送における系列回帰の動き
「PBSSなどでも蔵取りできるところは別だが、配送業者に頼みSS届けで業転玉を購入しているところは運賃が上がり、次第に割高な玉を購入することになる」(商社筋)
2月2日燃料油脂新聞より
消防庁 中間報告示す 危険物施設の長期使用実態
※老朽化による火災や流出事故
JXTG系の閉鎖増 今年度下期 大半占める
元売再編 小規模業者間に不安「転籍、独自路線が困難」 業転仕入れで“選別”か
市況正常化期待は実現
県央地域の販売店は最近になって防火塀の塗装を行った。
そのとき2者(特約店)から言われたのが「業転を仕入れていないので優先的に塗装をしました」という言葉。
***以下masumi
そういえば当店も今回の塗装工事は(えっ、もう?)と思ったくらいに時期が早かったけど...
1月31日ぜんせきより
2月1日燃料油脂新聞より
発券店値付けカードも“卸格差の賜物”でしょ。
卸格差があったから、このカードを利用するエンドユーザーの方が我々地場3者店の仕入れ値より安い単価で給油出来ていた。
もし本当に系列内の卸格差が、先般の元売の公表通り最大で1.5円になるのなら・・・
ユーザーにとってのメリットは?
物流業界にとっては、卸格差がなくなって当該カードの契約単価と地場店との単価があまり変わらなくなっても“全国どこでも”というメリットはあり続けるけれど・・・。
もし今後も当該カードが生協組合員等という衣を被せて、“団体契約でお安く”などという謳い文句で一般消費者に発券し続けるのだとしたら、
JXTGの公表は“嘘”だということになります。
PS
>“全国どこでも”
先日給油に来られたお客さんが、「会社で事務員にどこでも入れられるって渡されて、●●のガソリンスタンドに入れに行ったら『メーカーが違うから使えません』って言われたけどそらそうやんなあ!(苦笑)」
しかしその時、当店でも使えませんでした。 ←磁気不良で。
もし、JXTGの先般の公表通り、系列内の卸格差が最大で1.5円になるのだとしたらー
物流トラックのように遠方での給油が必要でないのなら、
昔のように地場店と直接掛け取引をして貰った方がユーザーにとってもメリットになるのではないでしょうか。
規制緩和以前ー
掛け取引で給油所を利用していた、あの頃のことを思い出してください。
顔パスで、
窓ふきゴミ捨て(1,000円分でも発券店値付けカードでも)当たり前、無償点検に、無料洗車。
冬季はチェーン装着もサービスで。
夏と冬には常連客への抽選会で利益還元。
従業員を雇用し、
ガス欠・脱輪・バッテリー上がりetc. イチゲンさんのSOSにも即対応。
他店ではどうか知りませんが、当店はそういうことをして来ました。
全て、それが可能な利幅があったからです。
店頭に私一人の時はオイル交換などの油外をお断りしていることに対して、「オイル交換位一人でも出来ること」という同業者からのコメントがありましたが、
問題なのは、
リッター5円の粗利では採算割れになる“証拠”
こんなふうに、全量系列仕入れでは作業出来る人員すら雇用できない状態が長年続いてきたということです。
※規制緩和以前から卸格差(中間マージン)はありましたし、大手特約店とは規制緩和以前から10円程度仕入れ値に格差がありましたが、
販売価格に今のような差が無ければ、
小規模3者店の当店でも、頑張れば(努力すれば)これらのことは可能だったのです。
2月20日追記
2月16日ぜんせきより
発券店値付けカードを議論
「ようやく市場が安定したが、発券店値付けカードの代行手数料では人件費高騰の中やっていけない」
2月19日ぜんせき「論説」より
同カードによる給油は、給油店に代行手数料が支払われる。
現行はガソリンが5~7円、軽油が4~5円。
市場が混迷を極めた時期にはガソリンマージンが5円前後と低迷した地域も多く、こうした地域では同カードによる代行給油でも「一定マージンが確保でき、量が稼げるだけマシ」として歓迎するSSも少なくなかった。
実際には、自社の顧客が他社発券の同カードに切り替わった途端に、洗車やオイル交換などの油外販売からも切り離されてしまうケースが多く、収益性という面では明らかにマイナスのほうが大きかったはずだが、マージンが極限まで圧縮され販売量も落ち込むという二重苦に陥っていたSSにとっては、「それでもありがたい」というのが本音だったのではないか。
市況が改善されマージンが代行手数料を上回る環境が醸成されたことで、一転して代行手数料の低さが実感される形となり、改めて同カードの矛盾が浮き彫りにされたということだろう。
発券店値付けカード問題を30年以上の長きにわたって訴え続けてきた東京石商の主張も忘れるべきではない。
給油店が売値を自身で決められない矛盾、
大口顧客を根こそぎ奪ってしまう破壊力、
そしてなにより、石油業界とは無縁の企業がカードの発券者となる異様さ。
そうした同カードの問題性を指摘し続けながら、結果として現在に至ってしまった東京石商関係者の苦渋は想像を超える。
ここまで制度が成熟してしまったなかで情勢は極めて厳しいが、
「このカードの割合が販売量の50%を超えた段階でもはや商売とは言えない。生業なので店は続けているが、本来なら店を閉めたい」
都内老舗SS経営者の嘆きを、改めて重く受け止めたい。
2月26日追記
2月23日ぜんせきより
発券店値付けカード問題改善を
東京都産業労働局長へ支援要請
2月28日追記
2月26日ぜんせきより
発券店値付けカード問題 半減する粗利益・奪われる顧客
3月2日追記
3月2日燃料油脂新聞より
代行手数料問題再浮上 元売に引き上げ要望
※
当店は現行のままでも構いません。
窓拭きなど行わずに済む(体を休めることができる)という意味では貴重なお客様です。
数量インセンティブが罷り通る業界です。
手数料引き上げ要請による見直しが行われた場合、
大手特約店にとって都合の良い結果になる可能性もあります。
3月5日追記
3月5日ぜんせきより
3月5日燃料油脂新聞より
3月7日追記
3月7日燃料油脂新聞より
「代行手数料しか収益ない」発券店値付けカードに不満
給油断るSSも
st31掲示板より
※
システムに不具合があれば修正するのが普通だと思いますし、建設的です。
不具合は、気付いた人が声を上げなければ分かりません。
それと345さんは文句ではなく疑問を書かれています。
「系列玉が高いと文句を言うなら業転玉を取れ」「マークを降ろしてPBになれ」と、主にPBの方がこういう書き方をされるのですが、
この言い方は、
「この国の政治に不満(文句)があるなら、この国から出ていけ」って言うのと同じだと思うのですが?
系列店である私たちが系列のシステムを良くすることで、これ以上の廃業ペースを止め、そして地域への供給責任を果たすことが出来ると考えての「声」であり、東京都石商の『発券店値付けカード問題委員会』発足ではないでしょうか。
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この記事は尺が長くなったので今後業界紙に発券店値付けカードの記事が載っても追記するのは止めます。