雨が降りそうです。
雨が降りそうです。
こんなに実をつけて、下北のぶどうは最高ですね。
社内メールで社長さんから
「私のむつの恩師の方が亡くなりました。(会議を欠席して)できる限りのことを遺族の方々のためにもやるべきと思いました。」
と、届きました。
驚きました。
濱石 基睦 氏
以前、社長の指示で下北の美味しいものや自然を楽しむ企画をしていて、そのときに、いろいろとお世話になりました。
そのうえ、うちの亡くなった両親も「むつ電報電話局」に勤めており、一緒に働いていたそうです。
話を伺っていて、「お父さん、元気か?」と声もかけてもらいました。
そもそも濱石氏は、「ジオパークの祖」と呼べるほど、駆け回った方でした。
そして、その写真集を出版されました。
下北の自然が網羅されています。自分も下北はいろいろ走り回りましたが、この写真集の1/10も回っていないことに、愕然としました。
あとがきから、「下北の素材は、山、海、森、川、温泉すべてが揃っている。中世から続く人々の文化や歴史。昔から海を守る漁獲方法は今も続く。下北の大地に生息し、世界に誇れるヒバや世界北限のサルなどの動物群。まだまだ下北の素材を生かしていない。」(濱石氏「私のジオパーク」より)
このように、下北の自然を活用して、もっともっと「良さ」を広げたかったのだと思います。それが、下北ジオパークだったのかもしれません。
まだまだ志は高かったのに、病に倒れさぞ残念だったことだと思います。
お通夜の席で、息子さんが「父は来年開催されるジオパーク大会を楽しみにしていた」とおっしゃっておりました。
また、山菜やきのこなどに精通しており、きのこの会の会長さんも務めておりました。
この時に、いろいろとお世話になりました。
2010年5月 川内渓谷。一般の方をお招きして散策。山菜をメインに出かけましたが、この時は不運にも山菜は時期が外れて、以前、川内の温泉にあった「あっちゃのまま」(現在はありません)で薬膳料理を昼食にいただきました。
これは、私の選んだ時期が悪かった!と思っています。早すぎたのですね。(涙)
でも、濱石さんは親切に、樹木のこと、野草のことを話してくれました。
「あっちゃのまま」の薬膳料理です。もう13年前のものですね。
2010年 薬研のきのこを喰らう。
このときは、きのこを参加者のみなさんに採ってもらい、またいろんなきのこ採取して、小さな温泉保養所で鑑定会も開いていただきました。
そのあとは、みんなで、きのこ鍋をいただきました。
これは、2014年のきのこの鑑定会。
きのこ会の皆さんできのこの展示会と、お客様が持ち寄ったきのこの鑑定をしていただいています。
このブログを作ることのきっかけとなり、取り入れさせてもらったり、「下北の自然」を教えていただきました。
自分もジオパークを興味を持ち、オートバイで一回りしてみました。
その当時は、あまり活動がない時期で、海岸には、ゴミがあったり、標識がないので、どこからどう入ればいいのか?わからず・・・。
とても、気さくな方で、親切に教えていただき、感謝ばかりです。
病気を患っていらっしゃったらしく、闘病の末、亡くなられました。
下北の自然を・・・、下北の未来を・・・、下北の風土芸能を・・・、下北の青い空から見守ってください。
そして、優しい笑顔を下北一杯に振りまいてください。
(合掌)