趣味と呼べる最初のものは、切手収集だったと思う。
なぜか学校で切手ブームが起こり、自分もその流れに乗ったと。
知識はさほど有しておらず、収集を始めて3ヶ月が経つころも、1日目で知る有名な切手『月に雁』『見返り美人』くらいしかソラでいうことは出来なかった。

町の郵便局に行けば、昔の記念切手が手に入る―そんな「まちがいだらけの」認識だったからね、
額面通りで手に入れられれば、収集家だって苦労しないだろうよ。
というか、苦労なく手に入るとなれば、収集家なんて居なくなってしまうかもしれない。
ともあれ。
知的欲求が刺激されなかったということは、ほんとうは切手に興味がなかったのだろう。
クラスメイトが騒いでいるから、とりあえず・・・みたいな。
少しでも興味があれば、どんどん知ろうとするはずだもの。
後年、日本郵政が「遊びの余裕」を見せ始めたあたりから、やっとこさ、ほんとうの意味で切手に興味を持っていくようになった。
ほら、ガンダム切手とか発売したからね。

話を戻して。
そんなガキだったので、興味は切手ではない方向に向いていく。
それが、切手収集家の会報誌に載っていた「友達になりませんか」の『文通相手募集』コーナーだった。
「ごくわずか」ではあるものの、投稿者には女子も居た。
しかし。
トシゴロというには若過ぎた自分は、敢えて同年代の同性を選んだ―ということは、よく覚えている。
文通相手は、同年代の男子、趣味は切手収集、彼は北陸に住んでいる。
覚えていることといえば、これだけなんじゃないか。
文通の内容は、忘れてしまった。
たぶん・・・というか、絶対、切手のことがメインだったはずで。
ただ「なんとなく、こうだった気が」しているのは、切手好きによる文通なので、封筒を彩る? 切手が、なかなかに凝っていたと。
1円切手を60枚、表と裏に貼りつける―そんなひとも居たらしいが、そこまでではないものの、自分の気に入りの記念切手を貼ったりしていた、、、ん、じゃ、ないかな。
半分は予想だが、たぶん正解。
じゃあなんだよ、けっこう楽しんでいたんじゃないかって?
そう思うんだよ、回想してみれば。
ただ当時はそれほどハマらず、3~4回のやりとりで最初の文通相手とは破局・笑、
すぐにパートナーを見つけたが、それも長つづきはしなかった。
やがて切手と文通への興味は薄れ、ふと気づいたら映画に夢中になっていた。
流れに乗って・・・というものではなかったので、知的好奇心がびんびんだったのはガキでも分かったよ。
切手収集を頑張ったころが「つまらなかった」わけではないけれど!
収集そのものに「そこまでハマらなかったからこそ」文通が出来た、と結ぶことも出来るので、まぁよい経験だったのかな。
おわり。
※ウェブでのやりとりは、金さえ払えばコンピューターが勝手に送受信してくれるが、手紙の場合は郵便屋さんが不可欠。
このひとたちは、もっと高収入でもいいと思うな、誰も文句いわないよ。
彼らに敬意を表して、『ポストマン・ブルース』(97)の予告編を。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『GOOD-BYE青春』
なぜか学校で切手ブームが起こり、自分もその流れに乗ったと。
知識はさほど有しておらず、収集を始めて3ヶ月が経つころも、1日目で知る有名な切手『月に雁』『見返り美人』くらいしかソラでいうことは出来なかった。

町の郵便局に行けば、昔の記念切手が手に入る―そんな「まちがいだらけの」認識だったからね、
額面通りで手に入れられれば、収集家だって苦労しないだろうよ。
というか、苦労なく手に入るとなれば、収集家なんて居なくなってしまうかもしれない。
ともあれ。
知的欲求が刺激されなかったということは、ほんとうは切手に興味がなかったのだろう。
クラスメイトが騒いでいるから、とりあえず・・・みたいな。
少しでも興味があれば、どんどん知ろうとするはずだもの。
後年、日本郵政が「遊びの余裕」を見せ始めたあたりから、やっとこさ、ほんとうの意味で切手に興味を持っていくようになった。
ほら、ガンダム切手とか発売したからね。

話を戻して。
そんなガキだったので、興味は切手ではない方向に向いていく。
それが、切手収集家の会報誌に載っていた「友達になりませんか」の『文通相手募集』コーナーだった。
「ごくわずか」ではあるものの、投稿者には女子も居た。
しかし。
トシゴロというには若過ぎた自分は、敢えて同年代の同性を選んだ―ということは、よく覚えている。
文通相手は、同年代の男子、趣味は切手収集、彼は北陸に住んでいる。
覚えていることといえば、これだけなんじゃないか。
文通の内容は、忘れてしまった。
たぶん・・・というか、絶対、切手のことがメインだったはずで。
ただ「なんとなく、こうだった気が」しているのは、切手好きによる文通なので、封筒を彩る? 切手が、なかなかに凝っていたと。
1円切手を60枚、表と裏に貼りつける―そんなひとも居たらしいが、そこまでではないものの、自分の気に入りの記念切手を貼ったりしていた、、、ん、じゃ、ないかな。
半分は予想だが、たぶん正解。
じゃあなんだよ、けっこう楽しんでいたんじゃないかって?
そう思うんだよ、回想してみれば。
ただ当時はそれほどハマらず、3~4回のやりとりで最初の文通相手とは破局・笑、
すぐにパートナーを見つけたが、それも長つづきはしなかった。
やがて切手と文通への興味は薄れ、ふと気づいたら映画に夢中になっていた。
流れに乗って・・・というものではなかったので、知的好奇心がびんびんだったのはガキでも分かったよ。
切手収集を頑張ったころが「つまらなかった」わけではないけれど!
収集そのものに「そこまでハマらなかったからこそ」文通が出来た、と結ぶことも出来るので、まぁよい経験だったのかな。
おわり。
※ウェブでのやりとりは、金さえ払えばコンピューターが勝手に送受信してくれるが、手紙の場合は郵便屋さんが不可欠。
このひとたちは、もっと高収入でもいいと思うな、誰も文句いわないよ。
彼らに敬意を表して、『ポストマン・ブルース』(97)の予告編を。
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明日のコラムは・・・
『GOOD-BYE青春』