~フランシス・フォード・コッポラのキャリア10傑~
スコセッシ75歳、ルーカス74歳、スピルバーグ71歳、デ・パルマ77歳、
そして長兄的存在のコッポラ79歳、
俺たち同世代、70年代に伝説作ったおじいちゃん集団なんだぜ~!!
精力的に過ぎるスピ爺とスコ爺は置いておいて・・・
とくにコッポラの場合、娘のソフィアがその道を完璧な形で継承してくれたというのもあり、晩年のドン・コルレオーネよろしく「余生をのんびりと過ごしている感」が強いのだが、まぁそりゃそうだ、とは思う。
もちろん新作があれば劇場までちゃんと行きますよ、
でもこれだけの遺産を残してくれたんだ、もう好き勝手やっていても誰もなにもいわないんじゃないかな。
そのくらい、映画界にとっての巨人であると。
名前は知っているけど―という、映画ファンに「なりたて」のひとだって居るかもしれない。
そういうひとは、1位にした作品が『午前十時の映画祭』で上映中なので、とりあえず観にいって衝撃を受けてほしい。
(1)『地獄の黙示録』(79)
戦争を描こうとして、米国をまるごと描いてしまったとされる映画史のなかの異物。
狂気の世界では、狂気こそが正気ということか。
(2)『ゴッドファーザー PART II』(74)
衝撃という意味では第1作なのだろうが、第2作の無常感のほうが好き。
(3)『ゴッドファーザー』(72)
冒頭の結婚式から、ドアーがゆっくり閉まるエンディングまですべてが完璧。
個人的神映画のひとつ『グッドフェローズ』(90)が生まれたのも、この傑作のおかげ。
(4)『ドラキュラ』(92)
黒澤映画を参考にしたとされるプロローグが素晴らしい。
(5)『カンバセーション…盗聴…』(73)
ジーン・ハックマンが裏社会に生きる男を好演。
地味だが、めっぽう面白い。
(6)『アウトサイダー』(83)
C・トーマス・ハウエル、マット・ディロン、ラルフ・マッチオ、パトリック・スウェイジ、ロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、ダイアン・レイン、
さらにトム・ウェイツ、トム・クルーズまで出演する、当時のコッポラだからキャスティング出来たであろう豪華な青春映画。
(7)『ワン・フロム・ザ・ハート』(82)
スタジオに巨大過ぎるセットを建てて撮影された実験映画として有名だが、正直そんなことよりもナスターシャ・キンスキーの美しさに尽きる。
(8)『キャプテンEO』(86)
ディズニーランドに行ってみようと思ったのも、これがあったから。
(9)『タッカー』(88)
51台「のみ」完成した「タッカー車」を作った男、プレストン・トマス・タッカーの物語。
製作総指揮に盟友のルーカス、
日本ではさほどヒットしなかったと記憶するが、常に笑顔のジェフ・ブリッジスを見ているだけで飽きなかった。
(10)『コットンクラブ』(84)
原案のひとりは、『ゴッドファーザー』の生みの親マリオ・プーゾ。
禁酒法時代のニューヨークを舞台にした、ギャングと音楽家、タップダンサー、シンガーの物語。
コッポラはやっぱり、大作志向・嗜好が強いひとだなと。
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(61)大場久美子』
スコセッシ75歳、ルーカス74歳、スピルバーグ71歳、デ・パルマ77歳、
そして長兄的存在のコッポラ79歳、
俺たち同世代、70年代に伝説作ったおじいちゃん集団なんだぜ~!!
精力的に過ぎるスピ爺とスコ爺は置いておいて・・・
とくにコッポラの場合、娘のソフィアがその道を完璧な形で継承してくれたというのもあり、晩年のドン・コルレオーネよろしく「余生をのんびりと過ごしている感」が強いのだが、まぁそりゃそうだ、とは思う。
もちろん新作があれば劇場までちゃんと行きますよ、
でもこれだけの遺産を残してくれたんだ、もう好き勝手やっていても誰もなにもいわないんじゃないかな。
そのくらい、映画界にとっての巨人であると。
名前は知っているけど―という、映画ファンに「なりたて」のひとだって居るかもしれない。
そういうひとは、1位にした作品が『午前十時の映画祭』で上映中なので、とりあえず観にいって衝撃を受けてほしい。
(1)『地獄の黙示録』(79)
戦争を描こうとして、米国をまるごと描いてしまったとされる映画史のなかの異物。
狂気の世界では、狂気こそが正気ということか。
(2)『ゴッドファーザー PART II』(74)
衝撃という意味では第1作なのだろうが、第2作の無常感のほうが好き。
(3)『ゴッドファーザー』(72)
冒頭の結婚式から、ドアーがゆっくり閉まるエンディングまですべてが完璧。
個人的神映画のひとつ『グッドフェローズ』(90)が生まれたのも、この傑作のおかげ。
(4)『ドラキュラ』(92)
黒澤映画を参考にしたとされるプロローグが素晴らしい。
(5)『カンバセーション…盗聴…』(73)
ジーン・ハックマンが裏社会に生きる男を好演。
地味だが、めっぽう面白い。
(6)『アウトサイダー』(83)
C・トーマス・ハウエル、マット・ディロン、ラルフ・マッチオ、パトリック・スウェイジ、ロブ・ロウ、エミリオ・エステベス、ダイアン・レイン、
さらにトム・ウェイツ、トム・クルーズまで出演する、当時のコッポラだからキャスティング出来たであろう豪華な青春映画。
(7)『ワン・フロム・ザ・ハート』(82)
スタジオに巨大過ぎるセットを建てて撮影された実験映画として有名だが、正直そんなことよりもナスターシャ・キンスキーの美しさに尽きる。
(8)『キャプテンEO』(86)
ディズニーランドに行ってみようと思ったのも、これがあったから。
(9)『タッカー』(88)
51台「のみ」完成した「タッカー車」を作った男、プレストン・トマス・タッカーの物語。
製作総指揮に盟友のルーカス、
日本ではさほどヒットしなかったと記憶するが、常に笑顔のジェフ・ブリッジスを見ているだけで飽きなかった。
(10)『コットンクラブ』(84)
原案のひとりは、『ゴッドファーザー』の生みの親マリオ・プーゾ。
禁酒法時代のニューヨークを舞台にした、ギャングと音楽家、タップダンサー、シンガーの物語。
コッポラはやっぱり、大作志向・嗜好が強いひとだなと。
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明日のコラムは・・・
『にっぽん女優列伝(61)大場久美子』