年度総括、第3弾は漫画や写真集も対象にした「本」。
ペーパーレス時代が進んでいることもあり、自分だって必ずしも「手でページを繰っている」わけではないです。
それと今年の傾向としては、去年のベストテンよりバランスがいいかなと。
小説、ノンフィクション、漫画。その内容が多岐に渡っていて、そうそう、元々が偏りのある人間なのだから、こういう風にいろんな要素を「摂り入れなきゃ」なと。
映画も本も音楽も、食事と同じだと思うんですよ結局。
①『ルックバック』(藤本タツキ 少年ジャンプ+)
『チェンソーマン』で注目を受けた若き天才による読み切り漫画。
無料で読めるので、ぜひ。オアシスが好き、そして表現を志していたことのあるひとは、とくに!!
→こちら!
※すんません、無料は期間限定だったみたいで、いまは途中までしか読めないみたい(^^;)
②『正欲』(朝井リョウ 新潮社)
映画とも相性のよい作者による新作小説。
しかし『桐島~』などとはちがい、これは映画化は難しいのかも。
③『ウディ・アレン追放』(猿渡由紀 文藝春秋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/21/68273409cf316856f0d105312cd42e81.jpg)
ワインスタインやケビン・スペイシーでも感じることだが、多くの関係作品に親しみ、その才能を評価していたからこその複雑な読後感。
盟友ダイアン・キートンだけがアレンの味方でありつづけているのが、救いでもあり切なくもあり。。。
④『僕の心のヤバイやつ』(桜井のりお 少年チャンピオン・コミックス)
自称・陰キャの主人公と、モデルとしても人気が出てきたクラスメイトの恋物語。
2週にいちどの更新が、楽しみで楽しみで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/93/e0f0e02f893486b1185fef96072e2a1b.jpg)
⑤『血も涙もある』(山田詠美 新潮社)
詠美さん健在…でありつつ、昔のままではなく、きっちり現代と対峙している。
⑥『デヴィッド・ボウイ無を歌った男』(田中純 岩波書店)
「無」は「ナシング」と読ませる評伝。
亡くなったあとに多くの文章に触れたが、これがいちばんかな。
⑦『往生際の意味を知れ!』(米代恭 小学館)
『アメトーーク!』で、たしか広瀬アリスさんが推薦していた? ちがうかな、それで手に取った漫画。
絵柄の好き嫌いはあるだろうが、いやー、これ面白いぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/74/67fe60c2e7df2de9904eeab6b5a955de.jpg)
⑧『言語学バーリトゥ―ド』(川添愛 東京大学出版会)
ダチョウ俱楽部の「押すなよ!」を、果たしてAIは理解出来るのだろうか―という第一の疑問だけで、完全にこころを持っていかれる。
ちょっとした「言い回し」を考察、気軽に読むことが出来る「かる~い」学術書。
⑨『母影』(尾崎世界観 新潮社)
クリープハイプのボーカルとして有名な作者による、可能性に溢れた佳作小説。
書きつづけてほしいなと思っていたら本人もその気のようで、これはうれしい。
⑩『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、三浦みどり訳 岩波書店)
漫画版が人気だが、どちらも手に取ることをおすすめします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/74/d1e30cea40a73b48fb7ab8efbdfe57fb.jpg)
…………………………………………
明日のコラムは・・・
『バッハさんよりオオタニサ~ン~2021回顧④~』
ペーパーレス時代が進んでいることもあり、自分だって必ずしも「手でページを繰っている」わけではないです。
それと今年の傾向としては、去年のベストテンよりバランスがいいかなと。
小説、ノンフィクション、漫画。その内容が多岐に渡っていて、そうそう、元々が偏りのある人間なのだから、こういう風にいろんな要素を「摂り入れなきゃ」なと。
映画も本も音楽も、食事と同じだと思うんですよ結局。
①『ルックバック』(藤本タツキ 少年ジャンプ+)
『チェンソーマン』で注目を受けた若き天才による読み切り漫画。
無料で読めるので、ぜひ。オアシスが好き、そして表現を志していたことのあるひとは、とくに!!
→こちら!
※すんません、無料は期間限定だったみたいで、いまは途中までしか読めないみたい(^^;)
②『正欲』(朝井リョウ 新潮社)
映画とも相性のよい作者による新作小説。
しかし『桐島~』などとはちがい、これは映画化は難しいのかも。
③『ウディ・アレン追放』(猿渡由紀 文藝春秋)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/21/68273409cf316856f0d105312cd42e81.jpg)
ワインスタインやケビン・スペイシーでも感じることだが、多くの関係作品に親しみ、その才能を評価していたからこその複雑な読後感。
盟友ダイアン・キートンだけがアレンの味方でありつづけているのが、救いでもあり切なくもあり。。。
④『僕の心のヤバイやつ』(桜井のりお 少年チャンピオン・コミックス)
自称・陰キャの主人公と、モデルとしても人気が出てきたクラスメイトの恋物語。
2週にいちどの更新が、楽しみで楽しみで。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/93/e0f0e02f893486b1185fef96072e2a1b.jpg)
⑤『血も涙もある』(山田詠美 新潮社)
詠美さん健在…でありつつ、昔のままではなく、きっちり現代と対峙している。
⑥『デヴィッド・ボウイ無を歌った男』(田中純 岩波書店)
「無」は「ナシング」と読ませる評伝。
亡くなったあとに多くの文章に触れたが、これがいちばんかな。
⑦『往生際の意味を知れ!』(米代恭 小学館)
『アメトーーク!』で、たしか広瀬アリスさんが推薦していた? ちがうかな、それで手に取った漫画。
絵柄の好き嫌いはあるだろうが、いやー、これ面白いぞ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/74/67fe60c2e7df2de9904eeab6b5a955de.jpg)
⑧『言語学バーリトゥ―ド』(川添愛 東京大学出版会)
ダチョウ俱楽部の「押すなよ!」を、果たしてAIは理解出来るのだろうか―という第一の疑問だけで、完全にこころを持っていかれる。
ちょっとした「言い回し」を考察、気軽に読むことが出来る「かる~い」学術書。
⑨『母影』(尾崎世界観 新潮社)
クリープハイプのボーカルとして有名な作者による、可能性に溢れた佳作小説。
書きつづけてほしいなと思っていたら本人もその気のようで、これはうれしい。
⑩『戦争は女の顔をしていない』(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ著、三浦みどり訳 岩波書店)
漫画版が人気だが、どちらも手に取ることをおすすめします。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/74/d1e30cea40a73b48fb7ab8efbdfe57fb.jpg)
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明日のコラムは・・・
『バッハさんよりオオタニサ~ン~2021回顧④~』