49年1月26日生まれ・75歳。
アメリカ出身。
知性的なキャラクターを演じることもあれば、誰からも好かれない「超」悪玉を演じることもあるストラザーンさん。
個人的には後者だなぁ、世の中には「死んで当然」みたいなヤカラが居ますもん。
※とはいえ代表作は、こちらか。
マッカーシズムと戦ったジャーナリストたちの物語。
<経歴>
映画俳優デビュー作は、旧友ジョン・セイルズによる『セコーカス・セブン』(80)。
インディーズ出身の監督の個性でもありますが、反戦デモを背景とした真面目な青春ドラマであり、ストラザーンさんも根っこには反骨精神が宿っていそうです。
社会派の伝記『シルクウッド』(83)、SF『アイスマン』(84)、再びセイルズと組んだ『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』(84)、怒れるショーン・ペンが熱い『ロンリー・ブラッド』(86)、『イングリッシュマンinニューヨーク』(88)などなど、インディーズ魂たっぷりの佳作に連続出演。
その極めつきが、セイルズによる『エイトメン・アウト』(88)でしょう。
ブラックソックス事件(=メジャーリーグ史上で最大の汚点として知られる八百長騒動)を扱った社会派であり、ストラザーンさんはアンラッキー・エイト(=悲運の8人)のひとり「エディ・シーコット投手」を熱演。
しかしなぜか、日本では劇場未公開となりビデオスルーの流れになりました。
メジャーリーグが日本でも「ほんとうにメジャー」となった現在であれば、大々的に公開されたのでしょうが・・・。
90年代に入るとメジャー系にも顔を出すようになり・・・
『メンフィス・ベル』(90)、『希望の街』(91)、『プリティ・リーグ』(92)、ティム・ロビンスの初監督作『ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄』(92)、
暗号解読に挑むプロフェッショナルを描いた『スニーカーズ』(92)、
『ザ・ファーム 法律事務所』(93)、メリル・ストリープと共演した『激流』(94)。
そして、自分が好きな「黒ストラザーン・笑」と化すのはこのあたりから。
妻キャシー・ベイツをいたぶるサイテー旦那を演じる『黙秘』(95)、
ジョディ・フォスター監督作『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』(95)、
さらに『L.A.コンフィデンシャル』(97)では、高級娼婦を囲う売春組織のボスを怪しげに演じてポイント?アップ!!
最高ですね~、憎たらしいですねぇ。。。
21世紀に入って以降もマイペースを崩さず・・・
『ツイステッド』(2004)、
ジョージ・クルーニーが監督した『グッドナイト&グッドラック』(2005)、
(ティム・ロビンスでしょジョディでしょ、おまけにクルーニーだもの。同業さんからの信頼度がバツグンのひとなのでしょうか)
『ボーン・アルティメイタム』(2007)、『ボーン・レガシー』(2012)、
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)、
『リンカーン』(2012)、『GODZILLA ゴジラ』(2014)、
声のみの出演でルーズベルトに扮した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)、
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)、
オスカー受賞作『ノマドランド』(2020)、
近作に『ナイトメア・アリー』(2021)、『ザリガニの鳴くところ』(2022)など。
メジャー/マイナーいずれにせよ、骨っぽさを感じさせるキャリアが素敵なひとです^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(182)デヴィッド・ボウイ』
アメリカ出身。
知性的なキャラクターを演じることもあれば、誰からも好かれない「超」悪玉を演じることもあるストラザーンさん。
個人的には後者だなぁ、世の中には「死んで当然」みたいなヤカラが居ますもん。
※とはいえ代表作は、こちらか。
マッカーシズムと戦ったジャーナリストたちの物語。
<経歴>
映画俳優デビュー作は、旧友ジョン・セイルズによる『セコーカス・セブン』(80)。
インディーズ出身の監督の個性でもありますが、反戦デモを背景とした真面目な青春ドラマであり、ストラザーンさんも根っこには反骨精神が宿っていそうです。
社会派の伝記『シルクウッド』(83)、SF『アイスマン』(84)、再びセイルズと組んだ『ブラザー・フロム・アナザー・プラネット』(84)、怒れるショーン・ペンが熱い『ロンリー・ブラッド』(86)、『イングリッシュマンinニューヨーク』(88)などなど、インディーズ魂たっぷりの佳作に連続出演。
その極めつきが、セイルズによる『エイトメン・アウト』(88)でしょう。
ブラックソックス事件(=メジャーリーグ史上で最大の汚点として知られる八百長騒動)を扱った社会派であり、ストラザーンさんはアンラッキー・エイト(=悲運の8人)のひとり「エディ・シーコット投手」を熱演。
しかしなぜか、日本では劇場未公開となりビデオスルーの流れになりました。
メジャーリーグが日本でも「ほんとうにメジャー」となった現在であれば、大々的に公開されたのでしょうが・・・。
90年代に入るとメジャー系にも顔を出すようになり・・・
『メンフィス・ベル』(90)、『希望の街』(91)、『プリティ・リーグ』(92)、ティム・ロビンスの初監督作『ボブ★ロバーツ/陰謀が生んだ英雄』(92)、
暗号解読に挑むプロフェッショナルを描いた『スニーカーズ』(92)、
『ザ・ファーム 法律事務所』(93)、メリル・ストリープと共演した『激流』(94)。
そして、自分が好きな「黒ストラザーン・笑」と化すのはこのあたりから。
妻キャシー・ベイツをいたぶるサイテー旦那を演じる『黙秘』(95)、
ジョディ・フォスター監督作『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』(95)、
さらに『L.A.コンフィデンシャル』(97)では、高級娼婦を囲う売春組織のボスを怪しげに演じてポイント?アップ!!
最高ですね~、憎たらしいですねぇ。。。
21世紀に入って以降もマイペースを崩さず・・・
『ツイステッド』(2004)、
ジョージ・クルーニーが監督した『グッドナイト&グッドラック』(2005)、
(ティム・ロビンスでしょジョディでしょ、おまけにクルーニーだもの。同業さんからの信頼度がバツグンのひとなのでしょうか)
『ボーン・アルティメイタム』(2007)、『ボーン・レガシー』(2012)、
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』(2007)、
『リンカーン』(2012)、『GODZILLA ゴジラ』(2014)、
声のみの出演でルーズベルトに扮した『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)、
『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)、
オスカー受賞作『ノマドランド』(2020)、
近作に『ナイトメア・アリー』(2021)、『ザリガニの鳴くところ』(2022)など。
メジャー/マイナーいずれにせよ、骨っぽさを感じさせるキャリアが素敵なひとです^^
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明日のコラムは・・・
『令和版・海外俳優列伝(182)デヴィッド・ボウイ』