Cape Fear、in JAPAN

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令和版・海外俳優列伝(161)スティーヴン・レイ

2024-09-19 00:10:00 | コラム
46年10月31日生まれ・77歳。
アイルランド出身。

アイルランド映画界を牽引する巨匠、ニール・ジョーダン。
自分が尊敬する監督のひとりですが、このひとの分身、、、ではなく「よい意味で」「ふつう」な感じが物語に配置し易いのでしょう、このひとの映画には必ずといっていいほど顔を出すのがレイさんです。

ちょっとジェフリー・ラッシュに似ていますね、あのひとはクセ強めの演技ですが、レイさんは「いたって」「ふつう」。
それがよいのです、そこがよいのです。

だからこそ、この物語が特別なものとなったのでしょう。



<経歴>

ダブリンの演劇学校で基礎を学んだあと、舞台やテレビドラマの端役で活動をスタートさせる。

映画俳優デビュー作は、ジョーダンの監督デビュー作でもある82年の『殺人天使』。
監督と一緒に歩んできた俳優人生だった、、、というわけですね^^

赤ずきんちゃんをモチーフに、少女の成長を幻想的に描いた佳作『狼の血族』(84)、
そして92年、『クライング・ゲーム』で主演を飾る。

こころ優しきIRAのテロリストと、彼らに誘拐された黒人兵士の奇妙な友情。そして、兵士の彼女と主人公との奇妙な愛情―90年代を代表する大傑作です。


ジョーダン監督との仕事は・・・

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』(94)、


『マイケル・コリンズ』(96)、

『ことの終わり』(99)、


『プルートで朝食を』(2005)・・・とつづきますが、目立つ役とはかぎらないというのが面白いです。
黒澤映画における志村喬ポジションといいますか、あのひとも、目立つときは主役級だけれど、『天国と地獄』(63)の警察関係者役なんて、ほとんどゲスト扱いですもんね(^^;)


そのほかの、「ジョーダン監督印」以外の出演作は・・・

『プレタポルテ』(94)、『フィオナが恋していた頃』(98)、
『コントロール』(2004)、『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005)、『オンディーヌ 海辺の恋人』(2009)、『アンダーワールド 覚醒』(2012)などなど。

でもやっぱり、ジョーダン印で見たいひとかも。
というわけで、近作の代表的なところでいうと『グレタ GRETA』(2018)でしょうか。


…………………………………………

明日のコラムは・・・

『令和版・海外俳優列伝(162)ステラン・スカルスガルド』
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