Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

スキンではありません

2018-06-05 00:10:00 | コラム
ワケあって久し振りに証明写真を撮ったのだが、それで気づいた、
自分、坊主刈り「したて」だと、ほとんどスキンヘッドじゃないかって。

バリカンの刃が可能な「最短」でやっており当然といえば当然、しかし自分のこだわりは「坊主」であって「スキン」ではなかったものだから、

坊主刈りをした10日後くらいに会った知り合いの女子から、

「あ、牧野さんの頭が黒くなってきた! どうして!?」

と驚かれ・・・いや、逆に自分が驚いたのだった。

と同時に、そうか自分はもう、そんな歳になったのかと気づかされた。


チューネンで坊主やスキンにしているひとは、その半数くらいが「ハゲ隠し」が理由にちがいない―とくに女子は、そう思っているらしいのだ。

だから牧野さんも、、、ということ。


心外である。

ハゲと思われたこと、ではなく、ハゲを恥ずかしいと捉えていると思われたことが。


こっちは15年くらい坊主スタイルやってんだ、
坊主にこだわりがなければ、ハゲになってもそのまんまでいますよ。(たぶん)


※そういえばこの男も、スキンヘッドだ



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明日のコラムは・・・

『DA―WA』
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映画監督別10傑(17)ジャッキー・チェン

2018-06-04 00:10:00 | コラム
~ジャッキー・チェンのキャリア10傑~

よくいわれることとして、
「格闘家とミュージシャンの引退宣言は信用しちゃいけない」
というのがあるけれど、ここに「ジャッキー(以下、成龍)のアクション引退宣言」も加えておこうかしら。

格闘家やミュージシャン、成龍をバカにもコケにもしていない。

彼ら彼女らがやめられるわけないじゃん、真性のキチガイなんだから! ということ。

成龍、64歳。
さすがに昔ほどのキレはないかもしれないが、身体を張ることを欲するマゾヒスト・アクターなわけで、きっと死ぬまでアクションをやりつづけてくれることでしょう。


度々言及してきた、チャップリンとの類似性については割愛。

きょうは、彼が抱えていた「文盲」について、少しだけ記しておきたい。


成龍は、けっこうな年齢まで字を読むことが出来なかった。

孤児院育ち―ここでユン・ピョウ、サモ・ハンと出会う―という背景ゆえだが、初めて彼女が出来たとき、彼女がこころをこめて書いた手紙を読めなかった。

その手紙を手にしたとき、成龍は初めて人前で泣いたという。
過酷な境遇や京劇の厳しい稽古でも泣かなかったのに・・・。

そうして懸命に、字を覚えたと。


成龍ほどの体験をしたわけではないけれど、なんか分かるなぁ。

劇的な心的変化をもたらすのだから、恋って偉大だ!


以下が、監督作10選。(1本だけ「非」監督作)


(1)『奇蹟/ミラクル』(89)

ハートウォーミング・ストーリーとアクションを強引に笑 融合。

これを1位にすると意外と思われるようだが、成龍にとって映画とはなんなのかが、なんとなく見えてくる佳作。



(2)『ポリス・ストーリー/香港国際警察』(83)

成龍はもちろんだが、ヒロインのマギー・チャンも体当たり演技。

究極的な意味で、真の平等主義者だと思った。



(3)『プロジェクトA』(85)

アンケートを取れば、当然のようにこれが1位になると思う。

監督としても一流であることを証明した傑作。

(4)『プロジェクトA2 史上最大の標的』(87)

スケールは小さくなったかもしれない、しかし演出力はレベルアップ。


何度もリンクしているが、この予告編は映画制作の素晴らしさを捉えている名作かと。



(5)『サンダーアーム/龍兄虎弟』(86)

撮影中の事故を伝える第一報を、訃報だと勘違いして涙した記憶あり。

(6)『ドラゴンロード』(82)

なぜかうまくいかないハリウッド進出、その傷心を母国で癒そうとした会心の「スポーツ」アクション映画。

脚立やテーブル、椅子を使ったのちの超絶アクションの原点が、この作品にあったのかも。

(7)『ヤングマスター 師弟出馬』(80)

ゴールデンハーベストに移籍後の初主演作にして、初監督作。

15分超におよぶ対決のシーンが見もので、これはたぶん30分つづいても飽きなかった。


※埋められているのが成龍・笑



(8)『ポリス・ストーリー2/九龍の眼』(88)

正直、物語はあまり覚えていない。

ただ九龍を中学生がきちんと「くーろん」と読めるのも、成龍のおかげなんだ。

(9)『プロジェクト・イーグル』(91)

『サンダーアーム』の続編だが、つづきに思えないほど洗練された絵作りになっている。

そこが逆に、らしくないともいえるのだが。。。

(10)『シティーハンター』(93)

監督作ではないが、成龍の意向が強く反映されている(ように見える)ので。

ともあれ。
やっちまった感が満載ではあるものの、映画化しようとした勇気を称えたいのと、ジョイ・ウォン&ゴクミがあまりにも美しいので甘い採点を。



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明日のコラムは・・・

『スキンではありません』
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Happy hour

2018-06-03 00:10:00 | コラム
(1)食料品店の店先にある豆袋のなかにそっと手を差し入れて、できるだけ深く奥まで差し込むこと

(2)サマルタン運河の水面に平たい小石を投げて、水切りをすること

(3)スプーンの先でクレームブリュレのお焦げをグジャグジャにつぶすこと

(4)金曜日の夜に、ひとりで映画を観に行くこと

以上、映画『アメリ』(2001)の主人公・アメリが好きなこと、しあわせを感じること。


そんな『アメリ』が日本で舞台化され、初日を取材してきた。

主演は、元AKBのまゆゆ・渡辺麻友。


自分は映画の見巧者を自負しているけれども演劇に関してはドシロート、
だから、まゆゆは可愛かったし飽きることはなかったが、可もなく不可もなく、、、くらいなことしかいえない。


まぁ、ほとんど舞台を観ないので新鮮ではありました。


さて冒頭に引用した「好きなこと」「しあわせを感じること」。

年中そんな企画を展開しているような気がするが・・・


きょうは、自分にとって「好きなこと」「しあわせを感じること」を10項目挙げてみよう。


※1位と2位は、同じようで、ぜんぜんちがうから!!

(1)鶏のから揚げを吐く直前まで喰らう

(2)ケンタッキーフライドチキンを吐く直前まで喰らう

(3)スーパードライをごくごくいく

(4)酒かコーヒーを楽しみながらセブンスターを吸う

(5)美女と焼き肉デート

(6)美白女子に膝枕をしてもらう

(7)神映画のブルーレイを自宅で鑑賞

(8)期待している映画の初日

(9)格闘技の試合で、芸術的な一本勝ちを目の当たりにする

(10)射精の前後15秒間


※『アメリ』の楽曲とフィギュアスケートは、相性がいいみたい



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明日のコラムは・・・

『映画監督別10傑(17)ジャッキー・チェン』
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がんばれ下半期 18年度マスト映画のリスト:後篇

2018-06-02 00:10:00 | コラム
ほんとうは来月から下半期だが・・・
何遍もいっているとおり先走り体質の男であるし、
また、年間の総括を11月からスタートさせるため、
自分のなかでは「すでに」下半期、、、ということで、今月~年末までに公開が決定している映画のなかから「これは絶対!」と思える10本を選出してみよう。
(※1本だけ「例外」含む)

ただ。
あくまでも「現時点で眺めてみると」の話だが、上半期に比べて「やや弱い」というのが率直な感想。

「急遽」公開が決定する映画もあるので、なんともいえないところではあるのだが。。。


(1)『ビューティフル・デイ』…6.1公開

リン・ラムジー監督、ホアキン・フェニックス主演。

ハンマー片手に、売春組織から10代の少女を救い出す男の物語。

なんとなく、『タクシードライバー』の雰囲気があるから「いますぐにでも」観たい。



(2)『レディ・バード』…6.1公開

34歳の女優、グレタ・ガーウィグの監督デビュー作。

シアーシャ・ローナンがキュートな女子高生を演じて、オスカーノミネート。

未だ誰も貶しているひとが居ないようなので、ぜひ観てみたい。

(3)『イカロス』

例外というのは、この作品のこと。

というのも、これはNetflix配信作だから。

自分も観たのだが、大きなスクリーンで再見したくなり敢えてリストに入れてみた。


スポーツとドーピングについてのドキュメンタリー。
しかし撮っていくうちに、ロシアによる国家主導のドーピング問題が明らかになっていき・・・。



(4)『寝ても覚めても』…9.1公開

カンヌ映画祭、コンペ出品作。

『万引き家族』のパルムドール受賞により、すっかり影が薄くなってしまった感があるけれども。

(5)『未来のミライ』…7.20公開

ポスト宮崎駿は、新海誠じゃなくて細田守だと信じている。



(6)『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』…7.6公開

タイトルを直訳すると、「性差を超えた戦い」。

女子テニスの世界チャンピオン「ビリー・ジーン・キング」と、元男子世界チャンピオン「ボビー・リッグス」の対決を描く。

(7)『パンク侍、斬られて候』…6.30公開

町田康の傑作小説を、石井岳龍が映画化。

こういう映画は「どっちに転ぶか」要素が強いのだが、成功させてほしいな好きな小説なので。



(8)『グッバイ・ゴダール!』…7.13公開

タイトルですでに観客を選んでいるが、自分はすごく観たい。

ポスターまで、ゴダール調ですね。



(9)『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』…10.12公開

三木聡監督によるコメディなので、これもまた「どっちに転ぶか」系? の作品だろう。

(10)『オーシャンズ8』…8.10公開

『オーシャンズ』シリーズの女子版。

サンドラ・ブロックにケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイのほか、リアーナまで登場。

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明日のコラムは・・・

『Happy hour』
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いうほど降らない + 05月コラムの目次

2018-06-01 00:10:00 | コラム
なんか、ここ数年の梅雨の時期って、梅雨入りした途端に雨が降らなくなり、明けてから「ちょくちょく降る」みたいな感じじゃない?
※トップ画像は、「Kunkun on FeedYeti.com」さんより

地球全体の気候が変化しているから、、、なのかもしれない、ひょっとすると数年後は、梅雨の定義そのものを変えなくてはいけないのかな。


どちらにせよ、チャリダーにとっては難儀な時期だ。

ただ、雨が降ったとしても「冬の雨」ほどしんどくないのが救い。

冬の雨はひたすら冷たいし、皮膚だけでなく、こころをも冷えさせる。


その点、梅雨の時期の雨は身体やこころを冷えさせることはない。
ないが、じとっとしているから異常に汗をかく。

6月の雨も冬の雨も難点があるわけで、どっちもどっちかもしれない。


梅雨直前―酷暑はごめんだが、ほどほどに暑い夏が待ち遠しいと思ってしまう、きょうこのごろなのだった。

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【現時点における、良質な劇場映画公開映画~18年度版~】

(新規)

『孤狼の血』
『恋は雨上がりのように』
『モリのいる場所』
『友罪』
『犬ヶ島』
『ファントム・スレッド』
『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』
『万引き家族』

(鑑賞順)

『ビジランテ』
『最低。』
『希望のかなた』
『花筐/HANAGATAMI』
『勝手にふるえてろ』
『パーティーで女の子に話しかけるには』
『ブリムストーン』
『殺人者の記憶法』
『スリー・ビルボード』
『デトロイト』
『RAW 少女のめざめ』
『羊の木』
『リバース・エッジ』
『シェイプ・オブ・ウォーター』
『ビガイルド』
『ニッポン国VS泉南石綿村』
『ブラックパンサー』
『素敵なダイナマイトスキャンダル』
『ちはやふる ー結びー』
『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』
『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』
『ラッキー』
『娼年』
『ラッカは静かに虐殺されている』
『女は二度決断する』
『リズと青い鳥』

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【今月のスケジュール】

★本日・・・いうほど降らない + 05月コラムの目次
☆2日・・・がんばれ下半期 18年度マスト映画のリスト:後篇
★3日・・・Happy hour
☆4日・・・映画監督別10傑(17)ジャッキー・チェン


~ロンド形式連載~

(1)にっぽん女優列伝・・・月6~7回。大場久美子さんから。
(2)初体験 リッジモント・ハイ・・・週1~2回
(3)シネマしりとり「薀蓄篇」・・・週1~2回
(4)俳優別・監督別10傑・・・月2回

では皆さん、お楽しみに。

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~05月度のコラム一覧~

1日…MMAとカンヌな5月 + 04月コラムの目次
2日…黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(25)
3日…黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(26)
4日…黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(27)
5日…Being late
6日…映画監督別10傑(14)ティム・バートン
7日…sports commentator
8日…黄金週間特別企画 やっぱり「ここ」が好き(27・終)
9日…先走り野郎が選出する、上半期7選

10日…にっぽん女優列伝(56)大竹しのぶ
11日…にっぽん女優列伝(57)大谷直子
12日…にっぽん女優列伝(58)大塚寧々
13日…パンクは運だ。
14日…読めんものは読めんよ
15日…シネマしりとり「薀蓄篇」(247)
16日…シネマしりとり「薀蓄篇」(248)
17日…また流行する日まで
18日…I hate you
19日…つけまつける

20日…入場はアゲアゲだ。
21日…映画監督別10傑(15)是枝裕和
22日…初体験 リッジモント・ハイ(262)
23日…初体験 リッジモント・ハイ(263)
24日…グンマーでいこう
25日…映画監督別10傑(16)チャールズ・チャップリン
26日…漱石もひとの子じゃ
27日…にっぽん女優列伝(59)大西結花
28日…にっぽん女優列伝(60)大野いと
29日…60分のけむり
30日…脈がある
31日…screenplay10選

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明日のコラムは・・・

『がんばれ下半期 18年度マスト映画のリスト:後篇』
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